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20221111

なんだかからっぽだ。
からっぽになってしまった、空洞だ。
空洞を隠すように同じ言葉を繰り返すだけ。
空洞なんかないように装って。
どうやって生きていたかも忘れてしまったし、どうやって君に言葉を伝えていたかも忘れてしまっていたらどうしよう。

私と鏡崎やおの境界線は歪み続けてどんどん溶けている。溶けて混ざって自分が分からなくなってしまって、遂には鏡崎やおの輪郭も溶けてしまって、溢れて消えてしまいそうになる。不安だ。
2年前の初夏に言っていた『鏡崎やお』の定義なんてある様でない様なものになっているのではないか。

そんな事本当はあっちゃいけないのに、形を保たなきゃって必死に輪郭を書き足している。形が保たれているかのように装う。
その書き足した線もすぐに滲んでまた溢れそうになって、また無理やり書き足す。書き足しているうちに紙がボロボロになって破けてしまいそうで、また不安になってしまう。笑顔なんてすぐに崩れ落ちていく。

君に差しのべたい手だって震えている。


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