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ゼミ生お薦め本

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大学3年生が特に脈絡もなく「お薦め!」と感じる本をぼちぼち載せています。一冊ごとに推薦者の思いと個性が見え隠れするところがすてきです。
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2023年9月の記事一覧

【ゼミ生お薦め本】『6人の嘘つきな大学生』

著者  浅倉 秋成    本の概要  誰しもが経験する「就活」の話です。いくつもの選考を勝ち抜き、大手企業の最終面接当日、事件が起こります。日本社会で起こりうる「就活問題」が鮮やかに描かれ、日本人にとって「就活」というものがどのような存在なのか、就活生の立場での見解、人事の立場での見解を読み取ることができます。最終面接当日で起きたありとあらゆる伏線が徐々に回収されていき、理解しやすくも恐怖心を抱かせる物語です。    目次 Employment examination-就職

【ゼミ生お薦め本】『誰が国語力を殺すのか』

著者 石井光太 概要  現在、若者たちの中で国語力が著しく低下している。それは注意報ではなく警報レベルまで達している。なにが原因となっているのか、そしてそこから引き起こされる問題を取り上げ、最後には状況を打破できるような効果的な事例が紹介されている。 目次 序章 第一章 誰が殺されているのか―格差と国語力 第二章 学校が殺したのか―教育崩壊 第三章 ネットが悪いのか―SNS言語の侵略 第四章 一九万人の不登校児を救え―フリースクールでの再生 第五章 ゲーム世界からの子供を