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春の愁い

4月になりました。
といってももう半分くらい終わっています。

私の好きなアーティストのタイトルにもありましたが、4月はとくに"春愁"と言う言葉が自分の中にしっくりきます。

春愁と書いて、「春秋」と呼びますが、
意味は春の季節に、なんとなくわびしく気持ちがふさぐこと。春の愁い、です。

そうなんです。
僕はいまちょっぴりわびしくなっています。
ご心配くださりありがとうございます。
大丈夫ですよ、安心してください。

ポイントはなんとなく、というところ。
自分でもよくわかりません。
もしかすると目まぐるしく変わる気温差のせいかもしれません。
でも誰のせいにもしたくありませんので、
きっと気づいていないだけで
自分の中の何かがきっと小さな悲鳴を
あげてるんでしょうね。

4月ー。
新年度が始まり、心機一転、
「今年こそは!」と目標をたて、
自己紹介をあらためてやって、
あいさつの意味合いも兼ねた飲み会をして、
パーっと楽しみつつも、
ひとり電車に乗って帰る時に感じる
あの虚しさ。

環境が変わり、人も変わり、
新しい出会いが始まり、世の中の景色が変わり。考えなくちゃいけないことと、
考えなくてもいいことが
頭の中でぐるんぐるんと高速回転し、
どっと疲れてしまうのが4月です。

何もしていないと不安になるので、
何かしたくなるのも4月です。
でも何をすればいいのかわからず、
空回りしちゃうのも4月です。

桜が咲き誇るのも、
桜が綺麗に散っていくのも4月です。

一年の中でいちばんお酒が美味しいのも
お酒に酔い潰れるのも、
人が恋しくなるのも、
人の優しさを知るのも、
人の怖さを知るのも、
己の未熟さを知るのも、
4月なような気がします。

もう半分、
この日々を楽しみたいと思います。
安心してください、僕は相変わらず元気ですよ笑

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