瀬戸物の重要性
ラーメンはやっぱりこういうお皿に入っててほしいよね。カレー皿はカレーを盛るためにあるし、味噌汁を入れる汁椀は味噌汁を入れるためにある。
我が家には10年以上前から使っているキティちゃんの絵柄が入ったプラスチックの丼ぶりがあるが、それに盛られるとたかがインスタント麺ではあるけど…不味そうに見える。勿体ない病の母は気にしていないのだが、器がイマイチなだけで料理の美味しさも半減してしまう。
Twitterでプラスチックの四角いお皿に味噌汁を入れてたり、サラダをボウルで作ってそのまま皿にすら移さないで写真撮ってる人を見かけた時は病院食みたいで、餌みたいな感じがして鳥肌が立った。それを自慢げに写真あげる方もどうかと思う。
↑祖母が作ってくれた朝ごはん。何気ないけど美味しさ三割増しな感じがする。
私の祖母は昔から瀬戸物が好きで集めるのが趣味な人だ。お皿にお金をそこまでかける意味が分からなかったけれども、昨年に有田陶器市を訪ねて180度考えが変わった。私はちょっとなにか召喚出来るんじゃないか若干の恐怖を感じる丸皿をチョイス。自分で選ぶとお皿洗いも面倒くさくならない。
↑有田陶器市で買ったお皿。有田焼もピンからキリまで。お手頃なお値段でかわいいデザインのものも多々ある。
「器は人生を鮮やかにする」。有田焼で有名な佐賀県有田で見かけた瀬戸物やさんのキャッチコピーである。
前述したお皿が残念なTwitter民は現に見ず知らずの他人を蔑んでばかりで食事を楽しむ気持ちすらない。逆か。食事を楽しむ気持ちがないから人をバカにすることでしか楽しむことが出来ない。
高い安い値段関係なしに、このお皿に肉じゃが盛りたい!ケーキ皿にしたい!これでご飯もりもり食べたい!って思えるような気に入ったお皿を選ぶことが食卓に彩を与えてくれる。人間は食べなきゃ死んでしまう。そんな生きるために重大な時間をお気に入りのお皿に盛り付けられた料理を食べて過ごす。なんて素敵なことなんだろう。大したことではないんだけども、そのくらいの余裕は常に持っていたい。
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