統一教会Xmas講義1979
はじめに
1979年、神戸大学1年生の冬、三宮のアーケードで可愛い女の子に「あなたを神を信じますか?」と声をかけられた。「科学的に証明します。3泊4日のクリスマス勉強会に参加して下さい」と誘われ、おもしろそうなので参加することにした。
講義は聖書の解釈が斬新で、熱心にノートを取った。
すでにノートはないが、記憶を頼りに講義の内容を書き記す。
時間がたっているのでうろ覚えの箇所がありますがご容赦下さい
講義内容
天地創造
まず、聖書が嘘だと思うのは、「神が7日間でこの世を創った」下りですよね。聖書のこの記述が正しいことを科学的に証明します。
事実は、神が「自分にそっくりの人間」を創ろうと決意してから、人間を創るまで130億年あまりかかったのです。
聖書に「神は130億年あまりかけて人間を創った」と書かれていたとして、はたして昔の人は理解できるでしょうか?
7日間は、130億年あまりの比喩なのです。
その証拠に、順番は合っています。
「神ははじめに光あれといった」は、ビッグバンです
「次に神は光と闇を分けた」
「次に天と地に分け、地に大地を現した」
・・・
「植物を創り、動物を創り、そしてアダムを創った」
太陽と月を創る順番がおかしいですが、この理由は7日間合宿で詳しく説明します
わたしは、この説明がストンと胸に落ち、長年の疑問が解消した
エデンの園
エデンの園では、食べてはいけないりんごを「イブ」が食べて、それを「アダム」に分け与え、神様から隠れたが見つかって、エデンの園を追放されます。これを科学的に証明します
「りんご」は、「セックス」の比喩なのです。
「ヘビ」は、「知の天使」の比喩なのです。
事実は、
知の天使が、イブのあまりの美しさに惚れて、「セックス」したのです。
イブは、それが「あまりにも美味しかった」ので、アダムに分け与えました
もうおわかりですね。神様が「食べてはいけない」りんごの木をわざわざエデンの園に植えるわけがないのです。人は「食べてはいけない」と言われると「食べたく」なり、食べてしまいます。神様はそんないじわるはしないのです
りんごを食べたアダムとイブは、知に目覚めて急に恥ずかしくなって「イチジクの葉」で「陰部」を隠します。
りんごを食べて見つかったら、ふつう、口に手を当てて口を隠しますよね。
ここにも「セックス」の証拠があります
神は、怒って、ヘビに「一生、地を這って生きろ」と言います。知の天使は悪魔に堕落したのです。
知の天使(悪魔)の血が混じった人間は、エデンの園にいられないので、神はアダムとイブをエデンの園から追放するしかなかったのです
血の分離
聖書では「姦淫」を禁じ、すべての人間は生まれながらに「原罪」をもっています。これもフリーセックスの時代の若者が疑問に思うところですが、もうおわかりですね
「原罪」は「悪魔の汚れた血」です
悪魔の血を分離するには、人間を交配し、悪魔の血が少ない人間の集団を創り、その集団内でさらに交配をすすめ、悪魔の血のない人間の集団を創らなくてはなりません。
神はそのために、千年あった人間の寿命を100年以下に縮めました。アダムとイブは、本当に千年以上生きたのです
悪魔の血が少ない人間の集団を創ると、悪魔の血が多い人間の集団も生まれます。こちらの集団は早くこの世から消し去りたいのですが、堕落した知の天使である「悪魔」が、自分の血を絶やすことを許しません
こうして、「神」と「悪魔」の長い戦いが始まったのです。歴史上の出来事は、全て「神と悪魔の戦いの結果」として説明できます
メシア降臨
数には「神の数」と「悪魔の数」があり、3は前者、4や13は後者です。神も悪魔もこれらの数を活用して、自分に有利な時に仕掛けていきます
神と悪魔の戦いは一進一退に見えますが、神の思惑どうりに進み、西暦元年にこの世の浄化のチャンスが巡ってきました。そして、神は最後の浄化作業のため「イエス・キリスト」をメシアとして地上に遣わされたのです。
しかし、キリスト生誕を世界が祝福する前に悪魔の手によってイエスは磔(はりつけ)にされてしまいました
神は、次のチャンスまで2000年間の準備を強いられることになったのです
そして西暦2000年、第2のイエス・キリストの存在が全世界に告げられます。実はすでに生誕しています。
神は前回の失敗に懲りて、西暦2000年に世界中の人に第2のキリスト生誕を知らせ、悪魔の手に渡らないようにする工夫をしました。
20世紀に入ってから、科学技術、特に通信技術が急に進展しはじめたのを不思議に思いませんか?
科学技術は全て、第2のイエスキリストの存在を全世界の人に知らせるため、メシアを悪魔から護るために進展しているのです
メシアは神と悪魔の占領地域の境界線に降臨されます。
万一、今回メシアが悪魔の手に渡り、神の浄化が失敗すると、次の浄化のチャンスは(今回2000年×3=6000年)の3倍の1万8千年かかります。6千年を引くと、次回の浄化のチャンスは1万2千年後まで待たなくてはなりません
成約聖書
聖書は神聖数の3冊揃って完結します。3冊目の「成約聖書」が存在します
旧約聖書、新約聖書、および成約聖書の出来事を並行して記述すると、神の浄化手順がよくわかります
(黒板に2000年ずつの年表を3本表示し、イベントを書き加えていく。私は日本史で受験したので世界史は詳しくなかったのだが、この年表にイベントと神聖数(主に年号や期間)が追記されていく。かなりの時間を割いて、詳細に説明された。私は板書をノートに写しつつ、聞き逃すまいと必死についていった。手元にノートがないのが残念だ)
全ての事件が神と悪魔と神聖数の観点から、歴史書と異なる説明をすることができます。全ての事件は神のシナリオに沿った必然なのです
あなたがなすべきこと
あなたが、西暦2000年という、神のイベントの最終章に立ち会える奇跡に遭遇できたのは偶然でしょうか?
あなたは、神に選ばれ、浄化された末裔だから、いまここにいるのです。
あなたを生み出すために、神は永遠とも思われる交配、血分けを繰り返してきました
いまここで、あなたが課せられた使命を放棄するなら、神の今まで積み重ねた努力が全て水泡に帰します
あなたは、サタンに取り込まれ、永遠の時を悪魔の心で生きることになります
神の法は人間界の法の上にあります。人間界の法に従う必要はありません。神の法に従いなさい。サタン陣営を滅ぼすためなら人間界の法に従う必要はありません
次の7日間合宿に参加して、神に与えられたあなたの役割と試練を学びましょう
現在(2022年10月)
いまだに講義の全てが間違っているとは思えない。
講義の前半は正しく、どこかからへんな方向に進んだようにも思える
もし、講義内容が全て正しかったら、私はサタン側に落ちて、死後を含めて地獄の苦しみを味わうことになる
「私はいつも、やりたいこと最優先!」だし、「トラブルを楽しむのが私流」のスタンスで受け流している
それに、講義では「神は最後には、サタン側に堕ちた人もや、サタンに堕ちた知の天使さえも、救済する」と言っていたし、ね!
あとがき
メシアに導かれるはずの西暦2000年は過ぎ去った
またしても神の計画は失敗し、人類は1万2000年後の救済を待つことになったのだろうか?
現在、講義がどのように追記・修正されているのか気になる。
***
合宿に行く前、先輩に「恐ろしいところに行くなぁ、ま、気を付けてな」と言われたこと
合宿中に「家庭教師」が入っていて講義後3時間ほど合宿を離れてリフレッシュできたこと
部員の2/3が女の子のサークル活動が充実していて、「あなたに気がある」そぶりで近づいてくる女の子に耐性があったこと
支部長が「おまえは民青のスパイだ!」と的外れなことを言ったこと
など、別の「なにか強い力」に護られていたのではないかと、ふと思う時がある
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