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たくさん歩く(三丁町)#476

前回からの続きです。

三丁町

マーメイドテラスから海沿いの道を自転車で走っていきます。

監視台に人がいる。泳いでいる人はまばら。

人が少ない方が監視は楽だろうけど、見逃したら・・・

つる?なのかな?

小浜公園の入り口はなんだか立派。

蘇洞門という景勝地が船で行けるところにあるらしいけど、それを模してるんでしょう?と勝手に想像する。

しばらく進むと、三丁町と書かれた石碑。

ここが歴史ある町並みを保存している場所ですね。

三丁町の理由は町筋が三丁あるかららしい。
一丁は109mぐらいらしいのでここから327mぐらいの奥行きがあるのかな?

よく残ってますね。きっと早くから保護に動けた場所なのでしょう。

桃🍑でもぶら下がってるのか?と近づいたけど、桃じゃなかった。

さるぼぼかと思った

トマトでもない。
一応、サルみたいです。

身代わり申といって家族の分だけぶら下げるんだって

奥行きのある家は昔ならでは。

料亭ながたの看板がよい

このお寺は浄土宗か。

マーメイドテラスとか、朝ドラの「ちりとてちん」で撮影された場所が小浜にはかなりあります。

「ちりとてちん」見てないから分からないんですけどね。

この奥に庚申堂があったんだけど知らなくて見に行けなかった つるし飾りがたくさんあるみたい

蓬嶋楼

それにしても暑いからね。あまり人が歩かないな。

でも、いい景色やん!

これは、なんて読めばいいの?
蓬嶋楼と書いて「ほうとうろう」 うーん、読めん。

土日・祝日 入館無料!格式高そうだし入るっきゃないでしょ!😁

入るとすぐ、管理されている方が現れて「お時間ありますか?」と尋ねられる。

「時間ありますよ」と答えると「どこからおいでになりましたか?」と尋ねられるので「名古屋からきました」などと一通りの挨拶を済ませて説明を受ける。

入ってすぐのところに女将が待ち構えているらしい。
まぁ、普通の肝っ玉でできる仕事じゃないらしいね。
来るお客はとびっきりの超セレブたち。

キセルを咥えながら、従業員たちに指示を飛ばし、お客から情報収集をしていたんでしょう。

このマークなんだか分かりますか?

ははは!鹿児島に行った私には分かる。
まるじゅうと言えば、島津家でしょう?

いや、島津家とは全く関係なくて村田家の田を表したものです。
皆さん、そう言われるんですけどね。違うんです。

って、マジかー!

ちなみに地球もこの記号らしい

三日月と満月

そして二階へ。

表通りはすぐ向かいの建物が見える。
冬は板で覆ってしまうらしい。雪が入って来ちゃうからね。

二階が宴が催される場所。
奥が宴席で、手前が芸妓が芸を見せる部屋とのこと。

宴席の左奥には四畳半の部屋。
四畳半と言えば貧乏人のイメージがあるが、ここはそうじゃないな。
ここで何が行われていたかは・・・ご想像にお任せします。😁

その四畳半の入り口の手前には不思議な三日月の意匠。

宴席と芸妓が芸を見せる部屋を対として表現しているらしい。

なので反対側を見ると満月がいる。
なんだかオシャレですねぇ。これがデザインよ!って感じがします。

デザイン

他にも細部にこだわりがあるそうです。

螺鈿細工の品々。

採光のための欄間らんま
ガイドさんが見ていてくださいね!と楽しそうに動かしていきます。

あれ?

あれれ?

こういうデザインを楽しめるのが上流のたしなみ?

床の間も大きくて、掛軸も横に大きいのは珍しいらしい。
こんなのは立派な武家でしかないらしいですよ。

それだけ認められていた家ってことになる

そして二階のトイレ。二階にトイレがあるのも珍しいですが、左の小部屋になった女性用。右に男性用の小便器があるのですが、小窓がある。

もう何のために作られた小窓なのかはご想像にお任せします。😁

変態か!

デザインの工夫は1階にもあります。

階段を降りて1階へ。

大広間的な部屋。

テーブルのそばでそこからこちらを見てくださいとまた言われる。
はい、見ました。

あれ?

あれれ?
なるほどねー。

あとこちらもね。

厚みがあるから手前と奥でデザインが変わって見える。
波打つように見えるのは小浜らしさがあっていいですよね。

そして立派な庭。

ガラスも昔の均一ではない吹きガラスで、波打ってるように見えるんだとか。

ここには海上交通を守る金毘羅さんが祀られている。
立派な鬼瓦は立浪型鳥衾たつなみがたとりぶすまと言って、火事除けの意味があるそうです。若狭には多いんだとか。

秘密の四畳半

軒先とかも立派なんです。とかいろいろ説明を受けたのですが、あんまり覚えてない。それよりもここに四畳半があって、非公開の部屋なのですが、気を良くしてくれたのか入らせてくれました。写真はNGですけどね。

昔の家財が置かれた四畳半。
昔から秘密の四畳半だったんだろうなーって想像しました。
こここそ、何が行われていたのかはご想像にお任せします。😁

丸十がここにもあるね

最後に古い時計にまつわる豆知識を教えていただきました。
下記の古そうな時計。

SEIKOSHAの下に21DAYの文字があるんですけど、これは21日ごとにぜんまいを巻いてねっていう意味らしいです。

で、今も巻いてるんだとか。しっかりと今も時を刻み続けてるようでこれもずっと残しておいて欲しいなと思いました。😁

無料にしては本当に楽しめる良い施設でした。

小浜はいいところだなーという思いを強くしました。

早く北陸新幹線が開通するといいよね。

もちろんここはこのまま残しておいて欲しいです。


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