「私さぁ、亡くなったことになってるみたいだわ~」 ある日、職場から帰宅した妻がポツリとつぶやく。いきなり何を言い出すのだろうか。不安が募る。その意に反して妻がなぜか楽しそうに話し始める。 妻の職場同僚から聞いた話とのこと。 友達が子どもを連れて行くリトミック教室に幼い子ども二人を連れて毎回参加するパパがいる。どうやら幼い二人を残して早くにママが亡くなられたようで「パパはきっと大変だろう」と不憫に思われていたと。その話を聞いていくうちに我が家のことだと同僚は気づいたらしい
「育休って何やってるの?」とよく聞かれる。 この返答が実はなかなか難しい。「子どもの世話」「家事」とか言葉でいうのは簡単だがリアリティがなく具体的に伝わらない。 ここである一日を振り返ってみようではないか。 「パパァ、パパァ」朝7時、横に寝る娘の雄たけびとアンパンチで目覚める。寝相が悪い息子からの攻撃であまり寝た気のしない不快な寝起き。抱っこをせがむ娘を腕に「はいはい、降りようね」と下へ。 先に起きていた息子が階段下で「待ってました」とばかりに私の足にがっちり木
「子育て?俺は毎日お風呂に入れているよ」 パパたちからよく聞くフレーズ。きっと多くのパパたちは湯船に漬かってママから子どもをキャッチアンドリリースの楽しい入浴のはず。でも本当に大変なのは入浴前後なのだ。 まずは着替えの準備から。下着、パジャマ、オムツ、バスタオルをそれぞれ脱衣所に広げる。「お風呂嫌だぁ!」と暴れる娘をなだめながら、有無も言わさず脱衣開始。髪のゴムを取るのも一苦労。最後のオムツ外しでウンチなんてしていたら、もう絶句。 やっとの思いで送り出したのも