じぶん専用への欲求を息子も持つだろうか
子どものころ、「じぶん専用のxx」を手に入れることはワクワクすることの一つだった。パソコンもそのひとつだったのだが、なんとなく思い返すに、親父だけが使っているものだったり、ちょっと高額で手が届きにくいものがその対象だった気がする。
今日、SmartNewsをみていたら、どうやら「子供の科学」を出版している誠文堂新光社がジブン専用パソコンキットの最新版を発売するらしい。
「ジブン専用パソコンキット」は、Raspberry Piを軸に構成されたパソコンキット。Raspberry Piは学習用のマイコンみたいなものなのだが、OS(Linux)もちゃんと動くのでキーボードやモニターを繋ぐとパソコンとして使えなくもない特性を生かして子供向けに構成して販売されている。
プログラミング初学者向けに「スクラッチ2.0」をプリインスールし、Webブラウザー「クロミウム」やオフィススイート「リブレオフィス」などのアプリもバージョンアップされている。また、子供の科学が提供するロボットキット「スタディーノ」などとの連動が可能だ。
スクラッチやブラウザー、オフィススイートも入っているようなので、子どもが最初に使うパソコンとして最低限のソフトウェアが入っているようにみえるし、仮に動作がもたついたりしても、休みWindowsマシンで動作がもたつくよりも許せたりしないかとか勝手に思っている。
ただ、モニター込みのフルセットでも2万円強なので、この金額で買える新品のパソコンはないに等しいし、この見るからに機械感のある構成は魅力的で、買ってあげたい欲が見るたびに高まってしまう。。。のだが、買ってあげたい欲求はぐっと堪えて多少なりとも息子がじぶんで興味を持ち、じぶんだけの時間を使えるようになるまで待とうかと思っている。
息子の性格なのか、モノに溢れた時代だからかはわからないが、息子からは大して物欲をまだ感じない。夕方まで学童で過ごしていることもあり、平日の可処分時間は今のところテレビ(動画)が最優先で、時たまゲームというところ。
今のこの状態でパソコンだけ登場しても一瞬しか興味を持たない気がしてならないので、もう少し興味を喚起するような体験をさせてあげたり、家の中で自分で黙々と何かをする場所を用意してあげたりする必要があるかとは思っている。
まあしかし、「じぶん専用」の何が欲しくなるかは親とはいえ他人によって生み出すのは難しく、自分が親に動かされてそうしたものに憧れを持ったこともなかったので、息子のためとか言わず、勝手に自分でやったら良いのかもしれないが。。。
何に興味を持つかはわからないからな。せいぜいできることはネタ提供程度か。
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