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家庭学習の時間割のはなし

先週から息子の小学校の家庭学習が本格的に始まった。

月曜日が連絡日に設定してあり、1週間の課題と時間割表が配られる。時間割は従来と同じ構成で組まれていて、1コマ45分で最大6時間までで15時過ぎに終わる。

課題の多くは連絡日に配られたプリントに記入するもので、教科書を読んだり、家の近所を観察などして、その後にプリントを埋めていくスタイル。以前の宿題のようにノートを利用するものは、ほぼ無い。連絡日が週に1日しかないので、ノートを利用すると即返却ができないので翌週の課題ができなくなってしまうからだろう。

ネット上をなんとなく見ている限りでは、一部の自治体や私立を除けば似たようなスタイルが多いだろうか。

細かい内容については触れないが、1週間息子と一緒に取り組んでみた範囲での感想としては、親子でちゃんと取り組めば案外面白い内容だが、やればやるほど色々心配になってくるものだというところ。

面白いという点で言えば、以前であれば学校公開日くらいしか触れることのなかったカリキュラムに触れられることや、評判高い図工の先生の教え方の一端を垣間見るような内容や息子の取り組み方を見て「良い教えられ方をしているな」と感じられるのは面白いし、初めて息子が触れる内容をちょっと手助けしながら紐解いていくのも悪くはない。

ただ、時間割の6割から7割くらいは親の手助けが必要なイメージで、子どもにちゃんとやってもらうためには毎日一定の時間、それも不規則な時間を割いて対応する必要があると思われる。

割り込みだらけの中で仕事をするのは日常ではあるので、仕事をしながらちょいちょいフォローしたり、自分の運動や息抜きも兼ねて体育や観察に付き合ったりしているが、アポ調整や飯の時間も息子の時間割に合わせてのコントロールが必要になったりする。息子とうちの会社は同い年で、これまで多くの融通を息子のために効かせてきた。内容的な面白い部類には入るものの、慣れてないこともあり、とにかく疲れた。

まあ、「やれる範囲で自分で頑張れ」と放り投げる道もあるのだろうが、新学年のカリキュラムに踏み込んだ内容である以上、教科書読んで自分でなんとかしろってのは無理があるし、フォローなしで子どもを頑張らせたら、こなせてもこなせなくてもストレスを溜めることだろう。

その一方で、子どものストレスにならないようおやが頑張るのは、他の多くの学校がうちと同じだとするならかなり大変だと思われ、ちゃんと付き合ってるこの1週間でもすでにそれなりのストレスを溜めているのではなかろうか。共働き家庭はもちろん、そうでなくても夏休みの宿題を遥かに超える密度なわけだからきっと大変だ。

ってことは、親が寄り添えば親のストレスに、寄り添わなければ子どものストレスになる可能性があり、なんだか心配になってしまう。

先週も書いたが、心身元気であってこそだからな。みんなそれぞれのペースで、ほどほどにやったらいいのだろう。各家庭で別の習慣ができてたりするなら、それを踏襲したら良い。

個人の時代になってきていると言われて久しいが、家庭学習が軸にならざるを得ない現状を見ると、子どもたちの学習も否応なしに個人重視になってんだろうな。いまは。

#家庭学習 #個人 #子育て

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