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情報の紐付けや思考の過程を思い出しやすい形でまとめて記録すること

こういう話が書かれた記事を久々に読んだ気がするので自分のメモを残しておこう。

今は本当に情報に溢れていて、ニュースにしてもソーシャルメディアにしても、何が正しいのかはよくわからない。とは言え、現在のコロナの話をはじめ、物事の全体像を自分なりに掴もうとするのであれば、それなりに多くの情報に触れる必要はあって、それらを紐付けたり深掘りをしながら「こんな話なのかな」という自分なりの、その時点での答えに持っていく。

それが正しくても誤っていても時間は前に進み続けるので、理解の正しさはあまり大きな意味はない。自分の理解を超えた行動を自分でとることはどうせできないし。

大事なことは、、、そして面白いことは、多くの情報が意味することを想像し、考え続けることだと思っていて、この辺に人の個性が勝手に付いてくるところ。

それはそうだ。情報の解釈は個人の価値観や知識、経験や普段好んで得る情報全てから出来上がるものなので、言語化されたものはさておき、その中身はみんな違うと考える方が自然だし、自分の解釈は自分だけのものだ。

だからこそ、できることなら調べたり考えたりしたプロセスを残したり思い出しやすくして、次の思考やアクションに繋げる材料にしたくなる。そのためのツールが紙の手帳も含んだメモツールなわけだ。

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この記事で紹介されている「Roam Research」をはじめとする新しめの情報整理ツールは、どれもメモのつながり、繋ぎ合わせを重視しているもので、世の中のWebと同じリンクによって繋ぎ合わせられるようになっている。Webと違うのは、リンク先に飛んだ時に、リンク元がわかることや、そのメモに繋がっている全てのメモがわかること。

なので、これらのツールを使いこなしてしっかりメモや情報を残しておくと、1つのメモから関連するメモを辿っていくことができる。

この流れは普段Webで何かを調べたり、頭の中で思考していくプロセスとも非常に近い。思考する中で派生、発散していくものをそのままの形で記録できるようなものなわけで、そうだな、自分専用のWikipediaを作れるようなものだ。当然、使えば使うほど便利になっていく。

ちなみに、この派生情報を自動的に生成しようとするアプローチがEvernoteの「コンテキスト」機能で、使っていく中で自然と理想的な構造になることを目指しているのがRoam ResearchやScrapboxだと思う。利用難易度はEvernoteの方がもちろん低い。が、情報の精度が高いのはRoam Researchと言ったところ。

まあ、マメにメモを続けること自体が相当大変なので、Evernoteでしっかりメモを管理できるタイプであれば、Roam Researchも使いこなせるのかもしれない。

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こうしたツールを目の当たりにすると、全てを残したくなってしまうものだが、現実的にはなかなか難しい。

意識的にメモをとりながら考える場合であれば自然と記録できるが、何をするにも実際の処理は自分の脳を使って行うし、TwitterやWebでざっと情報を見ている時にも頭の中は自分の持つ多くの情報と紐付けながら高速で処理しているものだ。

理想的には、、、夢のような話としては、自分の頭の中身をDropboxの用に同期して、Roam Researchのような構造で書き出してほしいもんだし、それができなきゃ完璧に記録することなどできない。

だから、完璧主義にはならずに、自分なりに残せる範囲で使っていけば良いのだろうな。使うほど便利になるわけだから、たとえ挫折したとしても、そこまでの記録には意味がある。

このnoteに書いてきた記事なんかも、うまいことRoam Researchみたいな感じで後から辿れたりすると素敵なんだけどな。

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