主体的な日程調整を手伝ってくれるツールたちの話
「以下の日程でご都合いかがでしょうかメーカー」の記事がちょっと前に盛り上がっていた。
このツールは自分から候補日を提示して主体的に日程調整を行う際の「候補日生成ツール」というところ。自分のスケジュールやワークスタイルをコントロールするためには候補日を自分から提示することは重要なことなので、このタイプのツールを何も使ったことのない人は何か使った方がいい。
このタイプの日程調整ツールの国内での走りは今はサービス停止中の「Cu-hacker」で、自分はCu-hackerの大ファンだった。ファンすぎて、Salesforceのアプリビジネスを始めたとき、当時の開発元のジェネストリームさんに「for Salesforceを作らせて下さい」とお願いしてしまうくらい。
それで開発したのが今の「Calsket」だったりするわけだが、そのおかげで今でも自分が日程調整に困ることはない。
ちなみに、Cu-hackerのホームページはまだ残っていて、ユーザーの声にはまだ自分のコメントも残っている。ファンであったことの記録のようなものか。
まあ、日程調整用URLは利便性の高さの割にその利用率が低いとのこと（自分はすごい使ってた）だったのと、Salesforce上で実装するとお客様の設定が煩雑になることもあって実装しなかったので、今でもその点では本家に到達してはいないのだが、今でも日程調整時にはCalsketを「必ず」使っているのは変わっていない。
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このタイプのツールは、当時はCu-hackerくらいしかなかったけど、いまは似たUIのツールがちらほらと見かける。最近だと独自型のSFA「Senses」を提供しているマツリカ社の「Notia」とかだろうか。
NotiaはChromeの拡張機能を利用したGmail利用支援ツールの流れを汲んでいるツールで、日程調整機能以外にも送ったメールの開封確認ができたりする。海外のツールだと似たものが結構あるイメージだが、国内発のものはほとんど見ない。
海外発ですぐ思いつくものだと、Salesforce InboxやCirrus Insight、Hubspot Sales Hub（旧SideKick）と言ったところで、全て有償契約したことがある（今はSalesforce Inboxを使ってる）。他にもChromeウェブストアで探せばあれこれと出てくるのではないだろうか。
このタイプのツールには日程調整機能が付いているものが多いのだが、英語圏のツールだと日時表記が「Sunday, Feb 24 10:00 AM - 11:00 AM」になっていたり、調整用の画面も英語なので国内では使いにくいので、Notiaのような国内発のツールは存在自体がまず嬉しい。ただ、Chromeの拡張機能なのでスマホでは使えない。
Notia以外だと「アイテマス」と「Calendy」あたりか。他にも先日ちょっと調べたときに出てきた気がするが、改めて探してみたら見つからなかった。
アイテマスはCu-hacker的な主体的な日程調整と、予約システムやbiskettのような受動的な日程調整を行うための機能を両方実装したようなツールでスマホアプリもある。使い勝手はまだ過渡期と言ったところだろうか。
CalendyはCu-hackerロスを埋めるために作られたかのようなツールで、とてもCu-hackerに似ている。こちらもαリリースなので、これから作り込んでいくのだろうか。
今後どうなって行くかな。スマホ側は個人的には個人開発者が有償アプリを練り込んで作っていったりすると面白そうな気もするが、予定調整URLをやろうとするとアプリで完結しないのがちょっと厄介。はてさて。
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本当は日程調整ツールをあれこれと見ている過程で目に付いた「調整アポ」機能を持つ受付システム「RECEPTIONIST」のことを書こうと思っていたのだが。。。まあいいや。それはまたの機会に。
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