オーディオブックを決まった時間に聴くことで「定期的な楽しみ」がひとつ増えた
最近、移動中に聴くオーディオブックが楽しみの一つになっている。
聴くのは基本小説で、実用書やビジネス書は聴かない。その辺は著者の声が直接聴ける動画やポッドキャスト、Voicyとかを聴く方が好み。
ポッドキャストなどの雑談、対談系のコンテンツはながらで聴けるが、オーディオブックはながらで聴くとすぐ訳がわからなくなる。なので、積ん読状態になっていたオーディオブックの消化のために耳だけに集中しやすい移動時間を選んだが、これが良かったようだ。時間を決めることで楽しみになるとは想像していなかった。
視覚が空いていることで変わる読書体験
読みたかった本を聴ける楽しみはもちろんなのだが、記憶の残り方が目を使う読書や動画視聴とちょっと異なるのか面白くて気に入っている。
コンテンツが提供する文字や絵、映像に目を使う本や動画と異なり、オーディオブックを聴いているときに目に映るのはその瞬間に歩いている周りの風景で、コンテンツとは関係がない。
ただ、過去に聴いたオーディオブックのことを思い出すと、印象に残ったシーンや自分の感情だけでなく、その本を聴いていたときに見ていた景色や感じた空気(気温とか風とか光とか)も記憶に残っていたりする。
その辺はそこまでハッキリしたものではないのだけど、思い浮かぶものがこれまであまり体験してこなかったものであることが面白い。
Audibuleの契約/解約を繰り返してオーディオブックをストックする
国内でオーディオブックを買えるサービスの2強はAudibleとaudiobook.jpだと思うが、最近はもっぱらAudibuleを利用している。
ほぼ一人で朗読されているAudibleに対して、複数の声優で作り上げられたものが多いaudiobook.jpのオーディオブックの方が好きではあるのだが、聴きたい本がいつからかAudibuleの方が多いため、自然とAudibuleの利用が増えている。ただ、Audibuleもずっと契約を続けているわけではない。
Audibuleは契約するとオーディオブック1本と交換できるコインを毎月1枚ずつもらえるが、自分は月に1本も聴けないので、放置するとすぐにコインが余る。なので、コインが余ってると感じたら解約して、聴く本がなくなったらまた契約する。
定期契約者向けのコンテンツもあるが、今のところそこまで魅力を感じられていない他、聴きたいコンテンツが生まれれば、それを聴く期間だけ契約すりゃいいやってのは、動画サービスとかと同じ考え方で回せる。
可処分時間があまり重ならない
ながらで聴くのが難しいことで、自分の場合は今まで観たり聴いたりしてきたコンテンツと利用する可処分時間が重ならなかった。
結果、聴く時間も自分の中で固定され、自分にとっての「定期的な楽しみ」が増えた。これは嬉しい。
動画もマンガも今はデジタルで後から好きな場所で観れるので、公開のタイミングが定期的でも自分の生活のリズムに合わないと「定期的な楽しみ」になりにくい。曜日や時間帯が毎週末合い、かつ自分が楽しみになるようなコンテンツには中々出会えない。
生活リズムがまず先にあって、それに合わせた「楽しいこと」を当てはめていくと、日々の生活に楽しみを増やしやすいのかも知れない。
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