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気を回すバランス

緊急事態宣言が再び発せられたことによって、息子の小学校では毎週月曜日の放課後に行われていたクラブ活動が中止になった。

学校側もクラブ活動にまで頭が回っていなかったのか、それとも連絡漏れだったのかはわからないが、当日の日中に見守りメール(全家庭登録必須の連絡用メール)で案内が来た。「あれ、考えてみるとクラブ活動やっちゃまずいんじゃね」って感じだったのかもしれない。

中止自体は致し方ないが、毎週とは言っても始まったのが先週からだったので、始まって2回目で中止になったことになる。

息子は室内運動クラブに入った。先週は説明と何をやるかを決めたらしい。バスケ、ドッチボール、バレーボールだったかな。バレーボールは友達の1人が自分からやりたいと言ったのだそうだ。これから何週間かかけてそれぞれのゲームを楽しみつつ、力量を揃えるためにチーム分けをするのだと楽しそうに話していた。

それがいきなり中止になった。

なんて流れなのでこっちは色々と考える。さぞ残念だろうと。エネルギーの発散も足りないだろうから、今日はちょっと時間を作って相手でもしようとも考えた。が、帰ってきた息子はと話すと案外はケロッとしていた。多少は残念そうでもあったが、むしろ自分の時間が増えて喜んでいるようにも見える。

そんなものか。楽しみであったことは確かなのかもしれないが、それは学校のカリキュラム(?)の、やらなきゃいけないこと中での「楽しみ」であって、早く帰れることを超えるほどでもなかったのだろう。少々気を回しすぎたかな。

多分、息子より残念だったのは自分だったのだろう。先週聞かされた話をうけて、今週はどんな話が聞けるのかと楽しみにしていたのだ。

うーむ。そう考えると気を回すことがマイナスに働くこともありそうだな。仕事でもプライベートでも、あれこれと気を回して考えを深めることは悪いことではないが、例えば今回自分が感じた残念な気分を当人に伝えても大して意味はなく、場合によっては負荷になる。

逆に、自分が楽しみにしていたことを息子が知ることは、息子にとっても嬉しいことになる可能性もあるだろうから、結局ところはバランスか。

いずれにしても、今の残念な状況で伝えることではないな。

緊急事態宣言が明けて、クラブ活動が再開したときに話すことにしよう。

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