完成までに時間がかかることをやると、日常に楽しみが増える - らっきょうの塩漬けの話
しっかりした食感のらっきょうが好きなのだが、最近スーパーを見ていると生のらっきょうが売られていることに気がついて。ちょっと土が付いていて根も見えるらっきょうはなんだかうまそうに見える。
その近くにらっきょ酢も売っていたので、「これ使ったらなんか作れるのかな」と、極めて安直な考えでらっきょ1キロとらっきょ酢を買って帰った。
らっきょう酢はこれかな。
ところが、家に帰ってから奥さんと話したら「塩漬けがいい」と言うので、酢漬けはやめて塩漬けにチャレンジしてみることにした。
漬けるための瓶がいるな、と家に帰ってから気が付いたが、幸いにも奥さんが以前買ったものが残っていたので、ネットでレシピを調べて、普段お世話になっているパルシステムのレシピを選ぶ。
【上級編】とか書いてあるけど、「最もシンプルな」ともあるし、まあなにかはできるだろうと、またも安直な考えで準備を始める。
偶然にも本日手に入れたちょうど良いサイズのボールとザルを利用して、らっきょうを洗ってさきっぽと根を取り薄皮を剥く。ざるそば用のでかいざるに並べて4時間くらい乾かしてから、重量の10%の塩をよく混ぜて瓶につめる。おわり。
なにやらガス抜きのために3日おきに蓋を開けなきゃいけないらしいので、TimeTreeに繰り返し予定を作成しておいた。
そこではじめて「密封して冷暗所に1カ月ほど置く」という文言に気がつく自分。時間かかるんだな。
シンプルすぎてアレンジもなにもなく、書いてあることに忠実にやったつもりだが、はたしてこいつは食べられるものになるのだろうか。
シンプルなものほど難しいって認識はあるし、うまくできたとして、それが自分好みかどうかもわからないもんだ。
ただまあ、ここまでのプロセスは案外楽しめたし、1か月後に何かが完成するかも知れないって楽しみもできた。
そうだな。出来上がるのに時間がかかるものは面倒にも感じてしまうが、楽しみなことをひとつ増やすことにもなるのか。
さて、どうなるかな。
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