"美味しい"という感覚は人間のバグではないか?
突然の問いかけですが、何のために人間に「美味しい」っていう感覚があると思いますか?
食欲を促進するためでしょうか?幸せを感じるためでしょうか?
僕は今のところしっくりくる答えを見出せていません。
※ ※ ※
「苦い」「辛い」などといった味覚には、人類が生存する上での意味を持っていると思います。
「体に害を及ぼすかもしれないものを検知するため」の機能を担っているのだろうと。
そういう観点からすると、「美味しい」ってそんなに要らなくないですか?
味が「普通」であれば無理なく食物を摂取できるわけで、それでいて適量で満足すると思うんです。
「美味しい」を感じるがゆえに、過剰に摂取してしまったり、まずいものを避けて偏った食事になってしまったりと、デメリットの方が多いと思うんですよ。(幸福感とかは趣旨と逸れるためスルーしています)
※ ※ ※
それでも何か意味を見いだそうと僕なりに無い知恵を絞ると、これは「他種族による人類を利用した生存作戦なのでは?」と思ったりします。
例えば果実は、「美味しい」と選ばれて食べてもらうことによって、自分ではたどり着けない場所に種を運んでもらい、テリトリーを広げていきますよね。
動物にしてもその可能性は無くもないかなと思うのです。鳥・豚・牛とかの肉なんかも「美味しい」と思われるから絶滅させられずに今の今まで種としての生存が叶っている側面がありますよね。大いなる犠牲を伴っていますが。
※ ※ ※
まぁこんなのは無理やり考えたひとつの推論に過ぎません。それが正しいかどうかはどうでも良いんです。っていうかたぶん間違っているでしょう。
要は僕からするとそういう推論くらいでしか、生存という観点における「美味しい」という感覚の意義を見いだせないということです。
※ ※ ※
故に何が言いたいかというと、「美味しい」という味覚は僕らに幸福感を与えたりしてくれるからありがたい反面、サバイブするだけなら逆に邪魔になる感覚でもあるから、執着しないようにしたいね!ということです。
「オマケ」くらいに思っておくのが良いのかなと。
もしめちゃめちゃ満足して頂けるようなことがあれば!