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ライブ配信型オンライン授業の検討会

【誰かの何かのためになればシリーズ】
「ライブ配信型オンライン授業の検討会」(60分)

実施する可能性はわかりませんが、いつでも実施できるように準備をしておきたいと考えて、今回の研修をしました。

今回の研修テーマは
「自宅にいる生徒にどうすれば学校の授業をライブ配信できるのか」

先日、Zoomを使って完全オンライン授業をする方法についての研修をおこないましたが、今回は、学校では通常授業をしつつも、自宅にいる生徒に対してオンラインで授業に参加する方法についてです。

Zoom同士をつなげるだけなので、原理的には単純ではありますが、実際を想定してみんなで実証実験をすると、どこにiPadを置いたらいいのか、声の聴きやすさはどうなのかなど、細かなことにたくさん気づけました。やってみて良かったです。

本校では、Zoomアカウントの契約をしていただいているので、そのアカウントを使用します。
学校にもともとある共用iPadを三脚に固定して、Zoom専用の端末として活用することにしました。

【手順】
1)生徒にGoogle ClassroomでZoomのリンクを送る。
2)教師がZoom専用iPadを教室に持っていく。
  教室のやや中央に置くホワイトボード全体が映る位置に置く。
3)生徒はGoogle ClassroomのリンクからZoomに入って待機室で待つ。
4)教師がZoomに入り、本人確認して待機室から入室させる。
5)教師のZoomの設定(生徒が入室してから)
 ①「ギャラリービューに切り替える」「教師の画面をダブルタップ」「ピン」 これで教師の画面が常に生徒のiPadに大きく映される。
 ②音声に関して授業中は「参加者」「全員をミュート」
 ③チャットに関して「詳細」「セキュリティ」「チャット対象」「ホストと共同ホスト」
6)授業中は、生徒は画面オフで構わない。

<今回できたこと>
・Zoom生徒の発言は、iPadのスピーカーを通して、教室全体で聞こえた。
・Zoom生徒が複数いる時に、Zoom生徒同士で会話でき、教室で聞こえた。
・ホワイトボードの字は、普通の大きさでもZoom生徒から見ることができた。
 
<気になったこと>
・教師の声は聞こえるが、音がこもってやや不明瞭な時がある。
・教室の蛍光灯の光が映り込む
 →iPadを高くすると光は映り込まないが、iPad自体が教室の後ろの生徒の邪魔になる。
・ホワイトボードの両端はぎりぎり見えにくい
・iPadより前に座っている生徒が気になる。
 →前の生徒に少し左右に椅子を移動してスペースを開けてもらう。
・プロジェクタの字はやや見えにくい。
 →iPadの位置を変えて、画面に近づけて置く。
・休憩中のZoomは、教室の生徒の普段の会話が聞けてしまう。
 →教師のZoomの「ビデオオフ」「音声ミュート」「iPadを壁に寄せる」
 →場合によっては、教師がいる所で教室と自宅と普通に会話させる。
・移動教室の時はどうするのか
 →iPad係が持って移動する。

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