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【安ナイフ】AUBEYのバトニング対応フォールディングナイフ

 今まで、キャンプ用ナイフは何だかんだで「ワイルドボーイ2」一本で過ごして来ました。

 これ一本で着火用のフェザースティック作りから料理の下ごしらえまで全てこなして来たのですが、肥後守を買った事で、ナイフも用途に合わせて使い分けたほうが良いかもと思い始めました。特に衛生上、調理用と作業用は分けたほうが良いかも。本当に今更ですが。

 とは言え、私のキャンプでの信条は安価で手に入れやすい道具を使い潰す事ですから、良い事が分かっていても何万円もするブランド物ナイフを使うのは躊躇します。

 そんな折り、バトニングにも対応した丈夫で安価なナイフの事を知り、早速入手したのがこちらです。

 AUBEYオーベーと言うブランドの折りたたみフォールディングナイフです。型番などは記載されておらず「アウトドア用フォールディングナイフ」と言う商品名のようです。


一見、高級感ある箱に入って届きました。

外箱


 しかし開けてみると、如何にも安っぽい、しわくちゃのビニール袋に無造作に包まれた商品が入っていました。

ビニール袋に包まれた状態


 こちらが中身です。折りたたまれた状態で入っていました。

袋から取り出したところ


 刃を展開してみました。見た目通りのゴツイ外観で、重さもあります。重量は246グラムとの事。

刃を展開したところ

 ブレードは440Cステンレス。切先形状はタントーポイント。刃付けはホローグラインド、切先はスカンジグラインド。箱出しの状態でそれなりに切れますが、コピー用紙をスパスパとは行かず、使用までに軽く研ぎ直す予定。

 一応サムスタッドがありますが、ブレードが大きく重いので最初はブレードのくぼみを親指で押して、少し引き出してからオープンする感じで、ワンハンドオープンはちょっと難しいです。

 柄の部分はステンレスとG10の複合。ステンレス部分はストーンウォッシュ加工がされています。G10とはガラス繊維にエポキシ樹脂を染み込ませ高温高圧を掛け硬化させたもので、軽くて丈夫な為、最近タクティカル系ナイフの柄によく使われる素材です。

 ロック機構はフレームロック。フレームの一部が板バネ形状になっていて、刃を出した時に板がせり出し、使用中に閉じる事を防ぎます。

フレームロック機構部

 刃の厚みが4.6ミリもあり、フレームロック機構も厚いのでバトニングにも対応するとの事ですが、あくまで折りたたみナイフなので薪のような太い木材へのバトニングはしないほうが良いと思います。

ブレードを背から見たところ


 裏面。ベルトクリップがあります。

裏面

 実はこの商品、メドフォードと言うメーカーのプレトーリアンと言うナイフのデザインの丸パクリです。

https://medfordknife.com/

 コピーしたときに気が付かなかったのか、ベルトクリップのメドフォードのロゴマークとナイフの意匠までコピーしてしまってます。何ともマヌケな話です。

ベルトクリップのメドフォードロゴとナイフ意匠

 思っていたよりも品質が良く、私のように力業で何でも片付けようとしてしまう人には役に立つんじゃないかなと思っています。


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