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タブレットにペーパーライクなフィルムを貼りました

 元業務用主力機で、2 in 1 パソコンのVAIO A12は、主力の座を後継機に譲った後もタブレット代わりとして活躍しています。私はこのコンセプトを結構気に入ってるんですが後継機種は出ないようです。ちょっと残念。

 現在のA12の用途は業務関連の資料を閲覧する為のビューアと電子ノートです。元々業務用として使用していたので、業務用ソフトは全部動くし、ワコムと共同開発だと言う専用スタイラスペンは遅延や位置ずれも無く、PDFへの手書きによる書き込みや白紙のWord文書ファイルを開いてホワイトボード代わりに使ったりしています。

 ひとつ残念だったのが書き込んだ時の感触がつるつるしていて違和感があります。購入時にオプションの画面保護フィルムを貼って貰っていたのですが、これはあくまで保護フィルムなのでスタイラスペンの書き心地までは考慮されていないようです。

 そこで、今更ながら紙に書くような書き味を謳うフィルムを貼ってみました。

 最近の保護フィルムはシリコン系の粘着剤を使用しているので少々の気泡が入っても自然に抜けていくと言う優れものですが、埃が噛んでしまうとどうしようもありません。よく「フィルム貼りは浴室で全裸で貼ると良い」などと言いますが、流石にこの時期は寒いので、出来るだけ埃の立たない服装でチャレンジしました。

 ウエットティッシュで画面を念入りに拭いて埃の付着が無いことを確認の上、慎重に貼っていきましたが、やはり少々の埃の混入がありました。そんな時はフィルムにセロハンテープを貼って埃のある場所を持ち上げ、別のセロハンテープを差し込んで埃を貼り付けて取り除きます。フィルムのシリコン系粘着剤にはセロハンテープがくっ付かないので埃だけ取り除けると言う寸法です。

 そんなことを何度も繰り返してようやく満足の行く仕上がりになりました。早速PDFファイルにスタイラスペンで書き込んでみましたが、手に伝わる感触はまるでサインペンで紙に書いているようで、とても自然な感じです。

 この感触が大変気に入ったので、Fire HD10 にも同様のフィルムを貼ってみました。上手く行けばFire HD10を仕事に使えるようになり、今後コストパフォーマンス的に最強の環境が期待できます。

 Fire HD10 用のフィルムは別のメーカーの物ですが、こちらも感触としては紙に近い自然なものでした。しかしながら、Fire HD 10ではスタイラスペンの追従が良くなく、Offce でWord文書ファイルに手書きしてみましたが、感覚的にかなり遅れて線が引かれる感じです。ソフトのせいかと思い、MediBang Paint と MetaMojiNoteでも試してみましたが、残念ながら大きな違いはありませんでした。因みにスタイラスペンはこちらの物を使用しましたが、恐らくCPUの処理能力の問題なので、どのスタイラスペンを使用しても大差は無いと思います。もし劇的に改善されるペンをご存じなら是非教えて頂きたいです。

 少なくともA12に関してはかなりの書き味改善が見られましたし、今回は残念な結果に終わったFire HD 10に付いても、今後発売される後継機種では性能向上により改善される可能性があるので期待しています。今までコンテンツ消費端末としてしか用途が思い付かなかったタブレットが、遂に仕事で活躍できるかも知れません。


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