新しい出張バッグ

　発注していたバッグが届きました。

　私の仕事は出張が多く、一年の半分ぐらいはどこかへ出張しています。長期ならキャスター付きトラベルキャリーを持って行きますが、一、二泊ではバックパック型の旅行カバンを使っています。

　ところが、バックパック型のカバンは寿命が短く、私が使うとせいぜい一年ぐらいで壊れてしまいます。きっと私のような、ほぼ毎日稼働する事を想定しておらず、一般的な観光旅行程度の使用を想定しているのでしょう。

　そんな訳で、一念発起して新しい旅行カバンを探しました。今までは容量とか使い勝手を優先していたのですが、今度は耐久性を主眼に置いています。その分重かったり、ポケットが少なかったりするのですが、そこは目をつぶり、とにかく耐久性に振った選定をおこないました。そして見つけたのがこちらです。

トランクのようにフルオープンする大容量リュックのビートランク

　Ｈｅｒｚヘルツと言うブランドのビートランクと言う製品です。前まで使っていたカバンと同程度の容量があり、耐久性もありそうです。もし壊れても修理して貰う事が出来るので今度は長く使えそう。手作りの受注生産品のため一ヶ月以上の納期が掛かるのと、それなりのお値段がするため発注には勇気が要りました。

　そんな訳で、先日私の手許にやって来ました。丁寧な作りは評判通り。何か小学生のランドセルを思い出します。他の革製品と同じく使用前に保革油を塗って半日ほど馴染ませました。

　早速先日の一泊出張に持って行きました。メインコンパートメントに着替えとパソコンを入れ、前面ファスナーポケットにはよく使う小物類を入れました。前面にパソコンを入れるつもりだったのですが保護ケースを付けた状態では入りませんでした。とは言え、容量、使い勝手とも問題無さそうです。総革なのでカバン単独で2.8キロもあるのですが、中身を詰めて背負ってみると重さはそれ程気になりませんでした。

　いつもの癖で中身を無理矢理詰め込むと革が伸びて形が崩れてしまうので、元の形を崩さないように詰め方を考えないといけません。出来るだけ永く奇麗に使いたいので、ちょっと頭を使います。

　一泊二日の使用で、早速細かい傷が付きましたが、保革油を擦り込んで磨いたら目立たなくなりました。特にカバンの角の部分は傷み易いので小まめにチェックするのが良さそうです。

　エージングによって革の表情がどの様に変化するのか、今から楽しみです。