見出し画像

【麻雀プロ】麻雀成績をGoogleで管理する方法と運用しての所感

矢野健人

こんにちは。最高位戦日本プロ麻雀協会第47期前期の矢野です。

先週末に最高位戦Classicリバイバルマッチに出場したところ、なぜか5半荘で+150pt近く叩いて1位通過しました。なぜ予選でそれができなかった。
今週末の本選が楽しみです。勝ち上がりたいなー。

それはさておき、先日リーグ戦成績のツイートに自前で管理しているスプレッドシートの画像を添付したところ、少なからず反応もらいました。
なので、今回は僕の麻雀成績の管理方法を紹介します。



なぜ成績管理しようと思ったか

第47期前期の最高位戦プロテストを2022年の2月に受験したのですが、受験およびプロになるにあたって「自分の実力を明確に把握した方がいいな」と思ったのがきっかけでした。
また、麻雀を続けていくにあたって、この先上手くなっているか数的に分かるようにしたかったというのもあります。

というわけで、成績つけ始めたのは今年の1月からです。
逆に言えばそれまではまったくしておらず、天鳳の月間成績を見て一喜一憂する程度でした。

なので、このnoteを読んで
「自身の成績を集計したり分析したりは興味あるなあ」
「けど正直めんどいよねー」
みたいな方が、同じ方法を真似するでも、別のやりかたを試すでも、何かしらアクション起こしてくれたらいいなと思ってます。


使っているツール

下記の２つです。細かい使い方は需要があれば追記するので、それまではTwitterか直接僕に聞いてください。

①Google フォーム：データ入力用
②Google スプレッドシート：データ閲覧／分析用

ざっくり説明すると、①で入力したデータを連携した②に飛ばして、②に貯まった生データをピポットテーブルなどで分析してます。
②やExcelだけでも完結できるのですが、麻雀打った帰り道にすぐ入力できる利便性のために①を導入してます。（②はiOSアプリだと入力しづらい）

ちなみにiPhoneには①②それぞれへのリンクに飛ぶショートカットを登録し、１タップで気軽に使えるようにもしてます。

身も蓋もない命名

①Google フォーム：データ入力用

下記項目を入力するフォームを作ってます。
太字が入力必須項目で、最低限自分の成績だけでも入れるようにしてます。

・ルール：最高位戦／最高位戦Classic／Mリーグ／天鳳 etc.
・開局時の席順：東／南／西／北
・順位
・最終素点
・得点（ウマオカこみ）
・他３者の名前／最終素点
・終局時の供託
・備考欄：「第47期最高位戦前期D3リーグ第5節」など、②で絞りこめるように記入。

②Google スプレッドシート：データ閲覧／分析用

①で入力したデータが生データとして入ってくるので、分析します。
月ごとのルール別成績、着順の割合に加え、開局時の席ごとの成績も試しに分析してます。
（もちろん普段の対局で座順は選べないのであくまで参考値。成績に有意差が出るなら苦手な何かがあるかもなので調べてます）


半年運用してみての所感

まだデータ数は不十分ながらも、ルールごとの得手不得手が徐々に分かってきたので素直に面白いです。

先日、土田浩翔プロのアカデミーに参加した際、リアル麻雀ももっと記録の細分化に取り組むべきだというお話がありました。
この話に共感しつつも、膨大な量・種類の記録が発生する麻雀においてなかなか１人の力では難しいことも事実です。
僕は素人に毛が生えた程度しかできないですが、記録や分析が大好きな人たちが麻雀プロにも増え、リアル麻雀の分析がより発展すると、プロとしてもファンとしても競技麻雀がもっと楽しくなるだろうなと思ってます。

ツールまわりの話は「Google スプレッドシートってなんですか！！！」な方には何がなんやらだと思いますが、データを集計する仕組み作りだけなら結構簡単なので興味があったらぜひ。分からなければ聞いてください。

以上、僕がGoogleで麻雀成績を管理をする方法と、運用してみての所感でした。
世の中には既に優秀な成績管理アプリも多数あるので、正直"車輪の再発明"になっているかもしれません。
が、ひとまず自前でやってみることにも意義はあると思ってるので、とりあえずこの１年は引き続き運用してみます。

それとは別にいいアプリ使ってる人いたらこっそり教えてください！！！！！

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？