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2022/2/25 ロシア軍 ウクライナ 首都キエフに侵攻

2022/2/25 夜のニュース比較、文字起こし

ウクライナ侵攻

フジテレビ:FNN Live News α
【ロシア軍 ウクライナ キエフに侵攻】

小澤アナ「こうしたロシアの動き、どう見ていますか?」
風間晋氏(解説委員)「まずウクライナとロシアのこの30年間ですけど、ウクライナを囲い込んでおきたいロシアにとって、思い通りにならない30年だったのだと改めて思います。NATOやEUが拡大するにつれ、ウクライナは民主化、自由、豊かさへと惹かれていきます。それが爆発的に表れたのが2004年のオレンジ革命や2014年のマイダン革命です。プーチン大統領は当初は政治力でウクライナを引き戻そうとしましたが、それでは足りずクリミア併合に踏み切りました。しかし、一層ウクライナを離反させてしまいます。そして今回、軍事力で総決算するしかなくなったようにも見えます。」
小澤アナ「そして先程中国の習近平国家主席と電話会談もありましたけれども。」
風間氏「まもなく国連安保理でロシア非難決議案が採決されます。その前に首脳同士で話し合い、習主席の理解を得たかったのでしょう。決議案はロシアの拒否権で葬られますが、中国がどう投票するかです。ロシア非難に賛成するとは思えませんが、反対もせず、棄権するようなら、それは事件です。それがプーチン大統領を停戦交渉へと向かせたのかもしれません。」

NHK:ニュースウオッチ9
【ロシア軍 ウクライナ侵攻 米国&EU 経済制裁強化へ】

田中アナ「先程ありました地下壕に避難した女の子が泣きながら死にたくない、と話していた映像。今回の武力侵攻の理不尽さに憤りを感じます。国際社会はこの暴挙を一日も早く止めなければなりません。」


テレビ朝日:報道ステーション
【ロシア ウクライナに軍事侵攻 各国がロシアへの制裁強化】

徳永アナ「民主主義の未来というのを研究されてますけれども、その見知からロシアの侵攻というのは、どのようにご覧なりますか?」
成田悠輔氏(イエール大学 助教授)「なんか歴史がすごい逆流してるみたいな感じが僕の中であるんですよね。すごい長い歴史を見ると、人類って2つの大きな敵がいたと思うんですよ。一つは疫病とか感染症で、もう一つは戦争だと思うんですよね。20世紀の末くらいになると、何となくこの2つの敵を克服出来たんじゃないか?という思いが少しあったと思うんですよ。つまり、NATO諸国のように民主主義的な政治制度を持って、資本主義的な経済制度を持ってる大国がちゃんと世界を統治すると、大体安全で綺麗で、そこそこ豊かで大きな戦争とかが起きないような世界が作れるんじゃないか?という、そういう希望がちょっとあったと思うんですよね。それが大きく崩れてしまっているということなのかなあ、と思います。」
徳永アナ「今回ウイルスも戦争も、ということですもんね。」
成田氏「で、ここ数年で感染症で何百万人みたいな人が亡くなって、その被害が特に豊かな欧米諸国でほど大きい、と。その間に中国みたいな国が台頭してきて、アメリカと中国の間で政治経済イデオロギーみたいな新しい冷戦みたいなものも生まれている、と。そこでロシアがNATOに対して抵抗する形で軍事侵略まで起こしてしまった、と。こういうことを考えてみると、100年くらい歴史が巻き戻されて、第二次世界大戦前の世界中が色々な価値観や利害を巡って殺し合ってたような時代、これに少しづつ突入しちゃってるんじゃないか?という気さえちょっとしてるくらいなんですよね。そういう意味で言うと、世の中の政治とか経済、どういう風に動かしていけばいいのか?僕達がどういう価値観を持っていけばいいのか?というのを、すごくゼロベースで考え直して、デザインし直さなければいけない、そういう時期に来てるんじゃないかという気がしますね。」

テレビ東京:WBS
【中国は“高みの見物”? ウクライナ巡る各国の思惑】

佐々木アナ「ウクライナ情勢を巡っては、各国の思惑というものが入り混じりましたね。どういう風にご覧なってますか?」
山川龍雄氏(解説キャスター)「ここに1枚の絵にしたんですけどね、プーチン大統領は銃を持って侵攻した、と。それに対してG7の諸国というのは日本も含めて表面上は支えているように見せてますけれどもウクライナを、後ろにお金が残ってます。つまり、自分達の経済やビジネスに影響が及ばない程度で今、及び腰であって、中国の習近平氏はそれを高みの見物をしているという状況だと思いますね。」
佐々木アナ「ここで私達日本が取るべき行動というのは、どういったものなんでしょうか?」
山川氏「チェンジしたら、ちょっとドキッとすると思うんですが、私は今日のウクライナというのは、明日の日本だと思うんですよね。日本は北方領土問題、ロシアと抱えてますし、中国も北朝鮮もある訳で、最後は自分の身は身体を張って自分で守ると、そういう覚悟を示さないと、結果としてそういう国じゃなければ、G7諸国もいざとなった時に身体を張って守ってくれない。今そういうことを日本人は噛み締める時だと思います。」
佐々木アナ「そうですね、わかりました。」

【ウクライナ侵攻 対ロビジネス落とす影】

佐々木アナ「企業も対策を急いでいる、対策大変なようですけれども、万全と言えるのでしょうか?」
田中アナ「そうですね、データのバックアップですとか、暗号化といった基本的な対策を講じていく必要があるんですけれども、それでも完全には防ぐことは出来ないと言います。攻撃を受けてしまった際には、いかに早くリカバリーするか、そのシステムの構築とか訓練を国と共に連携していくことが重要だ、ということです。」
佐々木アナ「ウクライナ情勢かなり緊迫して、動いているようなんですけども、世界経済に与える影響というのは、どういう風に見ればいいのでしょうか?」
山川氏「ロシアの経済が大打撃を受けたとしても、世界経済に与える影響は限定的だと思います。GDPランキングを見ると、ロシアは11番目で1.7兆ドルですね。これは中国の約1/10になりますよね。それから、更にウクライナというのは56位になりますので、0.2兆ドルですから、そのロシアの更に1/10ということですから、全体としては影響は軽微だと思っていていいと思いますね。」
佐々木アナ「ただ、やはり影響があるとすれば、エネルギー価格の上昇への動きですね。」
山川氏「そこは本当に予想すること難しいんですが、現実日本でも電気代というのはだいたい3ヶ月〜6ヶ月くらいタイムラグがあって原油価格が反映されます。それから、ガソリン代も3週間くらいタイムラグがある訳で、これから先もっと上昇することわかっている訳ですよ。で、そこに更に上昇するとする価格が、これは景気に与える影響は小さくはないですね。」
佐々木アナ「ですから、ちゃんと確保出来るかどうか?というのが重要ですね。その辺りはどうなんでしょう?」
山川氏「確保について言うと、こちらのデータ見て頂きたいんですけど、日本のLNGの調達先ですけども、一番がオーストラリア、そこからマレーシア、カタール、アメリカと続いて、ロシアが9%なんですね。かなり地域的にはバラけて、バランス良く調達してる状況で、ロシアの調達が細ったとしても、そこまでの影響はないと思いますね。」
佐々木アナ「ロシアへのこの依存度が高いというのは、やはりヨーロッパになりますよね。」
山川氏「そうですね。ヨーロッパも温度差があって、例えばドイツは約5割、ガスの調達をロシアに依存してるんですね。イギリスは1割もないんですね。ですから、そこに随分温度差がある。つまり、イギリスとかアメリカというのが恐れているのは、あくまでも価格上昇、インフレであって、ドイツというのは逆に言うと価格がどうのではなくて、そもそもガスが調達出来ないと電気が止まってしまう、と。その恐怖心の違いがあるので、制裁にもかなり温度差があって、なかなか足並みが揃わない訳です。」

新型コロナ

日本テレビ:Newszero
【新型コロナ 有働由美子直撃 カタリンカリコ博士「コロナ終息いつ?」】

有働アナ「その娘さんはオリンピックの金メダリストなんですけれども、カリコさん、mRNAは科学的に作ったものじゃなくて自然の中で生まれたものだ、とおっしゃっていまして、だからこそ、そういうことを科学者はわかりやすい言葉で伝えなければいけないんだ、と話してらっしゃったんですけども、それは我々メディアも同じことですので、心掛けておきましたら、この後もしっかり意識してお伝えしていこうと思います。」

その他

NHK:ニュースウオッチ9
【経済安全保障推進法案 特許非公開化】

田中アナ「今アメリカと中国のハイテク技術の激しい覇権争いに加えて、焦点のウクライナでは連日のようにサイバー攻撃が伝えられています。どうやって日本の技術を守っていくのか?将来の私達の生活に関わる重要な問題です。同時に企業の技術の核心を損なわないような運用を求めたいと思います。」

フジテレビ:FNN Live News α
【JR東日本 山手線の自動運転試験 営業運転中に初実施】

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・「既存の自動運転」と安全確保で大きな違い
・歩行者立ち入りも・・・山手線「人が運転」前提
・技術蓄積&関連業界とのタッグで実現可能

小澤アナ「これまで様々な課題を克服し、プラスに変えてきた日本。安全性に加えて、乗り心地まで追求するというのは、おもてなし精神を本当に大事にする日本の素晴らしさだと感じました。未来の山手線がどのように変わっていくのか?注目していきたいと思います。」

NHK:ニュースウオッチ9
【あさま山荘事件から50年 私たちに伝えるものは】

田中アナ「この50年前のあさま山荘事件を巡っては、その評価は固まっておらず、様々な見方があります。」
星アナ「一人の人間が大きな集団の中に入ると、周りに流されてしまうことがあります。私達一人一人がしっかり考えを持ち、それを表明出来るのか?これは今に通じていることだと感じました。」

フジテレビ:FNN Live News α
【住友林業 脱炭素に挑む ウッドサイクルプロジェクトとは】

松江英夫氏(デロイトトーマツグループCSO)
・CO2「吸収拡大」を後押しする仕組み
・ふるさと納税制度やクレジット制度の活用
・吸収拡大に経済価値→脱炭素と林業活性化

小澤アナ「脱炭素に向けて、いかに排出しないかという点ももちろん必要ですが、二酸化炭素の吸収量拡大、この重要性を改めて感じさせられました。それに向けて今後どういった仕組みが作られるのか?注目されます。」

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