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2022/3/29 ウクライナ&ロシア 停戦協議で進展か

2022/3/29 夜のニュース比較、文字起こし

ウクライナ情勢

NHK:ニュースウオッチ9
【ロシア&ウクライナ 4回目の対面停戦交渉】

星アナ「停戦交渉に世界の目が集まりましたが、ウクライナのゼレンスキー大統領は攻撃の停止を実現させるため、プーチン大統領との首脳会談にこぎつけたい考えです。ただ双方の立場の隔たりもあり、まだ見極めが必要ですね。」
田中アナ「結果はこれから出てくると見られますが、交渉ごとですから表に出てくる情報と実際に何が話し合われているのかは、なかなか見えないと思います。ただ、時間が経てば経つほどウクライナ側の犠牲者は更に増えますし、プーチン大統領にとっても制裁の効果、そして兵士の犠牲と、戦争のコストはますます大きくなり、耐えられなくなるという事態も予想されます。今回の交渉はプーチン大統領にとっては、いずれ向き合わなければならない本格的な協議に向けた地ならし、というのが山添さんの分析でした。」

【ウクライナ&ロシア 停戦協議で進展か】
日本テレビ:Newszero

有働アナ「この動き、どうご覧なってますか?」
落合陽一氏(筑波大学 准教授)「残念ながら和平交渉って、まず成立しないんじゃないかなって思っていて、東側に限れば領土取りに行けそうってプーチン側は考えてるんじゃないか?っていうことと、まだウクライナ側に取れる場所が少しでもあれば、ロシア側とすれば、そこは緩衝地域になると思いますから、そう簡単にここは諦めのつくところではないんじゃないかなあとは思いますけれど。」

テレビ朝日:報道ステーション

大越アナ「双方歩み寄りの兆しはありそうですが、ただ東部マリウポリなどは非常に悲惨な状況が続いていることを忘れる訳には参りませんし、余談を持って物事を語るのはまだ早いように思います。」

テレビ東京:WBS
【ウクライナ&ロシア 停戦交渉 「両首脳会談へ十分な進展」】

大江アナ「前の日の終値に比べまして250ドルほど上昇しているという状況です。これは停戦交渉でウクライナ、ロシア両首脳が会談するのに十分な進展があった、こういう言葉受けてのことなんでしょうか?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「はい、期待値高まってますよね。何より高まってるのは、仲介したトルコのエルドアン株ですよね。」
大江アナ「そこも高まりましたね、今回は。そして、交渉の内容として具体的に今出てきましたのが、ウクライナ側がクリミア半島の主権を巡って今後15年で協議し解決することを提案した、ということなんですが、これはどう分析されますか?」
滝田氏「15年というのがポイントですね。プーチン大統領の任期、最長で2036年ですから、その間はクリミアについてロシアの面子を立てたということだと思いますね。」
大江アナ「そういうことですね。では、その他の点では折り合えそうでしょうか?」
滝田氏「やっぱり一番気になるのは、“中立化”とか“非ナチ化”が進んでるんですけれども、ロシアが実効支配しようとしている東部の2州の行方ですよね。」
大江アナ「ドンバス地域というところですね。」
滝田氏「はい、そういうことなんですね。で、一番色々交渉してるんですけれども、気になるのは、ロシアの基本的なスタンスということになると思うんです。3月3日にウクライナとロシアで交渉した時にウクライナ側の交渉担当者が毒を盛られたという報道もあるくらいですから、その点ではやはりロシア大丈夫なのか?という目は残ると思いますよ。」
大江アナ「停戦交渉の中で、それはちょっと、という感じがしますよね。」
滝田氏「はい。やっぱり一番重要になってくるのは、国際的な停戦監視団をきちっと組成ことだと思います。」
大江アナ「それは国連などを含めてという考え方でいいんでしょうか?」
滝田氏「今まで国連、何もやってこなかったですから、それくらいやって当然でしょう。」

フジテレビ:FNN Live News α
【ロシア&ウクライナ 停戦交渉終了 安保&中立の具体策を協議】 

小澤アナ「今回の交渉では安全保障の枠組みや中立化への道筋についても協議があったようですね。」
風間晋氏(解説委員)「安全を保障する国の名前が具体的に浮上してきましたが、ウクライナの安全保障は同時にロシアにとっての安全保障でもあります。ロシアの脅威になるような国が関わるのは認められないという点で尚曲折がありそうです。交渉は当初は2日間とも伝えられていましたが、4時間で終わってしまいました。クリミアと東部2州の問題も残っており、今回は合意出来ないことで合意しただけです。交渉の決着はまだまだ先に思えます。」
小澤アナ「交渉の舞台が交戦の当事国ではなくて、そもそも何故トルコだったんでしょうか?」
風間氏「トルコのエルドアン大統領とプーチン大統領は黒海の沿岸国の首脳同士として20年近く関係を築いてきました。その間、例えばシリア内戦でトルコがロシアの戦闘機を撃墜するなど、山あり谷ありを経験していますが、その分お互いのことをよくわかってるはずです。この人間関係が交渉の最終盤で効いてきそうな気がしますが、今回はその段階には全く辿り着いていませんでした。ただエルドアン大統領は今後もロシア、ウクライナ、NATOの“三方よし“を意識して仲介を続けられると考えられます。」
小澤アナ「何よりも一刻も早い停戦が望まれますけれども、仲介を行うトルコはもちろん国際社会が今何が出来るのか?問われているようです。」

新型コロナ

政治

【岸田首相 物価高騰緊急対策を指示】
テレビ朝日:報道ステーション

大越アナ「この物価上昇、背景にはウクライナ情勢がある。そして、ロシアに対する経済制裁が影響している。これは自明の理なんですけれども、報道ステーションがちなみに今月19日、20日に行った世論調査、日本がロシアに対して行っている経済制裁を支持するという意見の人が実に8割を超えています。ただ、今申し上げたように、そのある意味、返り血と言っては言葉が過ぎるかもしれませんけれども、影響として物価上昇などがあることを覚悟しなければならないことで、そもそも岸田政権、政府与党はそのことをしっかり国民にメッセージを送ってきたのか?まず、そのことを顧みる必要があると思います。その上で、国民と理解を共有した上で、バラマキ、と一蹴されることのないような適切な支援策を講じていくことが求められているんだと思います。」

テレビ東京:WBS

大江アナ「政府の緊急対策、その4本柱、改めて確認しましょう。それが原油高対策、そして食料・資源高対策、更に中小企業支援、そして困窮者支援ということで、2020年度予算の予備費、つまりいざという時に使えるお金である5.5兆円を活用するという考え方なんですね。」
滝田氏「問題はそれで足りるかどうか?なんですよね。経済全体として見た需要の不足、つまり需要不足ですね、どのくらいの規模かと言うと20兆円くらいという試算がなされている訳ですよね。今回予備費の5.5兆円ということですから、やっぱりちょっと少ない感じがしますよね。実は自民党、公明党と国民民主党の幹事長協議というのをやったんですけど、その際国民民主党は経済対策として10数兆円規模のものが必要だというようなことを言っています。」
大江アナ「そうですね。と言うことは、5.5兆円で力不足であるとすると、補正予算というのを組む必要が出てきますか?」
滝田氏「常識的にはそうなんですけれども、政府、自民党の中には参議院選挙の前に補正予算を組むという、要するに経済の調子が悪いというようなことを認めているようなものですから、補正予算を組んだ際の選挙で勝った試しがないというジンクスを非常に気にしてる感じがあるんですよね。だから今回も緊急対策ということを言っても、緊急経済対策と言っていないじゃないですか。そういうところ意識しているみたいですよ。」
大江アナ「補正予算は組みませんよ、という意思表示なんですか。ただ、物価対策というのは、まさに機動性が一番ですよね?」
滝田氏「その通りですね。その意味でtoo lateになっては話にならない訳ですね。きちんとその辺は考えて頂きたいと思います。」

日本テレビ:Newszero
【自民党 高市政調会長 年金生活者らへの5000円支給を白紙撤回】

有働アナ「野党だけでなく与党からもバラマキだなど批判が上がっていたんですけれども、何か選挙前こういう話が上がってきますよね。」
落合氏「シルバー民主主義ここに極まれり、という感じですよね。配るなら選挙に行く層に配るのは政治家さんの本望なんじゃないかと思いますけど。」
有働アナ「やっぱり若い層と言いますか、選挙に行かなきゃいけないんですけど、シルバー層も喜ぶ?」
落合氏「もらったら嬉しいですよ。」
有働アナ「もらったら嬉しいけど、だから選挙に繋がるか?」
落合氏「それはだから若い層がまた声を上げていかなきゃいけないし、世代対立って話でもないと思うんですよね。」

その他

NHK:ニュースウオッチ9
【教科書検定 2023年4月の高校教科書「探究活動」重視】

漆原アナ「今回自分自身の問題意識に基づいて、学びを深めることが重視されるように変わったことで、子供たちの将来の可能性を広げることに繋がってほしいと思います。」

【愛知県名古屋市 入管施設でスリランカ人の女性死亡 遺族が国を提訴】

田中アナ「今回の映画は撮影が禁じられていた場所で隠し撮りという手法が取られました。この点については議論があると思います。ただ、ブラックボックスという言葉が出てきましたが、入管施設で何が起きているのか?私達が容易に知ることは出来ません。今、日本は多くの外国人に支えられ、共に生活しています。だからこそ、人権意識で疑念を持たれることがないよう、この問題から目を逸らしてはいけません。」

日本テレビ:Newszero
【<#つながるニュース>横になる試着室】

落合氏「障害のあるモデルさんにファッションショーに出てもらった時に足が動かないとズボンって相当履きにくいって感じましたから、これ非常にいい取り組みだと思ってます。」

フジテレビ:FNN Live News α
【<αism~イノベーション2.0~>リアルもオンラインもアップデート 体験価値向上のTGCの仕掛け】

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・日本的ソフトロボット 介護・農業への活用も
・同じ空間で安全に・・・ヒトとロボ“真の協働”
・巧みな技術のすりあわせや調整 日本の強み

小澤アナ「本当に日本らしいきめ細かい視点や心遣いが、高度な技術を生み出すのにポジティブに作用しているかもしれません。これからも世界をリードしていく技術に期待していきたいです。」

テレビ東京:WBS
【<今度こそ⁉︎リベンジ消費>(1)あのテーマパークに新ホテル】

大江アナ「リベンジ消費の兆し、たしかに出てきているようではあるんですが、先ほどのVTRにもありましたように東京都の感染者数は、ここ3日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。行楽や外食を楽しむ際も基本的な感染対策を心がけて、爆発的な感染拡大を防ぐということがリベンジ消費を確かなものにする一つのカギとなりそうです。」

【乱高下する原油価格 今後の値動きは?】

大江アナ「この停戦交渉ですが、今回は動きましたね。」
滝田氏「ロシア側の負担はものすごい重くなってきているということでしょうね。」
大江アナ「ただ、今後ロシアがウクライナ東部の攻撃に専念することになるのであれば、マリウポリなど心配だということもありますよね。」
滝田氏「はい、そこは本当に気になるところですよね。」
大江アナ「さて、そのウクライナ侵攻を受けまして、大きく動いていますのが原油の価格です。ウクライナ侵攻の後、右往左往している状況。WTI、NY原油の先物の値でもわかるかと思いますが、そうした中、ウクライナ侵攻の後グーンと上がって、乱高下。ただ、昨日の番組中から気になっていたんですが、今週に入ってグッと急落したんです。この要因は何だと見てらっしゃいますか?」
滝田氏「1つのきっかけは、やっぱり中国の上海市が都市封鎖に動いたことだと言われています。と言うのは、一連の都市封鎖で中国のGDPたった1か月で5.7兆円下振れするという試算もあるくらいなんですよね。原油の需要も減るという見通しで、原油価格が下がったということだと思います。」
大江アナ「需要の問題だった、と。ただそれでも100ドルを下回らない状況だった訳ですよね。でも、先程もお伝えしましたように、先程100ドル切って99ドル台つけていましたね。」
滝田氏「はい、これはウクライナ情勢ですね。今後を見る上でのポイントは、供給サイドにもう一度注目したいと思いますね。OPECなど産油国側が原油の増産に踏み切るかどうか?産油国は今の油加減、油の調子いいですから、なかなか減産に踏み切らない、そういう意味では100ドルを安定的にはちょっと難しいかもしれませんね。」

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