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2022/3/15 ウクライナ ロシア軍侵攻から20日 一時中断の停戦協議再開

2022/3/15 夜のニュース比較、文字起こし
14日から連日の報道ステーション 大越アナによる
ウクライナ隣国のポーランドの避難民取材

是非とも見れる人は映像を
見られない人は、この書き起こしを読んで頂ければ、と思います。

ウクライナ情勢

NHK:ニュースウオッチ9
【ウクライナ情勢 “ロシア軍無差別的な傾向強まるか”】

和久田アナ「岩間教授はヨーロッパの人達は2度の大戦を経て自分達の手で作り上げてきた国際社会のルールが今回の侵攻で粉々に壊された、と。つまり、決して他人事ではなくて、自分達の戦争だと捉えている。それがここまでの強固な連帯を生んでいるんだ、と分析していました。」
田中アナ「その一方で、ロシアの国営テレビで放送中に戦争反対を訴えた職員の行動には驚きました。理不尽な戦争を止めるべきだという声がプーチン大統領の足元にも確実に存在していることを浮き彫りにしました。こうした一人一人の声がプーチン大統領を今後孤立させ、追い詰めていくことになると思います。」

日本テレビ:Newszero
【ロシア ウクライナに軍事侵攻 無差別攻撃で被害相次ぐ】

有働アナ「このプロパガンダの動き、どうご覧なってますか?」
落合陽一氏(筑波大学 准教授)「国営テレビですから、反戦を訴えるという映像を見た時、率直に彼女の命って大丈夫かなあ?と僕は思ったんですけれど、このプロパガンダについては、まさにロシアという感じが僕は印象を受けまして、例えばクリミア侵攻があった時とか不審な死がいくつかあった時期があったじゃないですか。あの時、例えば他のメディアの報道を見てると、日本人はひょっとしたら他人事だったのかなあ?と思ってます。つまり、国際社会も当時はあまり手を打たなかったし、その時の反省を活かして多分今のバイデン政権というのは方針を決めてるとは思うんですけれども、これは長引けば長引くほど、ロシアメディアにとっては隠し通すというのは結構難しいし、逆に言うと報道し続ける西側と言うか我々のメディアとしては、例えば街を破壊された映像とか、そういったものが毎日流れ続けると、日本の子供もアメリカの子供も僕は成長が心配ですよね。」

テレビ東京:WBS
【ロシア “アキレス腱”が交渉のカードに⁉︎】

大江アナ「いよいよ16日、もう明日ですが、ドル建てのロシア国債の利払い日を迎えることになりました。ロシアは利払い出来るんでしょうか?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「財務大臣のシルアノフ氏は利払いする、と言ってるんですけれども、ただ16日以降も利払いの予定日がずっと続く訳ですよね。いずれにしてもご覧頂きたいのは、6月末までに33億ドルもの元利払いが必要になるんですよね。一方で外貨準備差し押さえられてますから、なかなか大変だと思いますよ。」
大江アナ「と言うことは、ルーブルで支払うことになりますか?」
滝田氏「財務大臣そういうことも言ってるんですけれども、そこまで利払いにこだわっているというのは、ロシアでデフォルトを恐れてるんですよね。貨幣経済崩壊しちゃうからです。そこのアキレス腱を突く格好で西側としては交渉のカードになるんじゃないかと思います。そこを注目したいですね。」

【英国 ボリスジョンソン首相の報道官 中国に「役割果たすよう」呼びかけ】

大江アナ「イギリスから中国への呼び掛けがあったということなんですが、こうした状況の中で、もし中国がロシアに軍事支援をする。こういうことに踏み切った場合、国際情勢、一段と緊迫化することになりますよね。やはり重要な局面に中国立たされてるんだと思うんですが、中国国内は今一枚岩になっているんでしょうか?」
滝田氏「一枚岩とは言えないと思うんですよね。その中で注目されたい論文が発表されまして、タイトルというのが『プーチンさんとは早急に手を切れ』という内容の論文なんですね。論文の筆者は中国の国務院参事室の公共政策研究センターというところの胡偉副理事長、いわば体制側のエリートと呼ばれる人が論文を書いている訳です。」
大江アナ「どういう中身なのか?と言いますと、こちらですね。プーチン氏とは出来るだけ早く手を切る必要がある。更に、中国はどっちつかずの立場をやめ、国際社会の主流派に加わるべきだ。こういう意見なんですね。」
滝田氏「こういう主張の背景にあるのは、極めてリアルな国際認識なんですよね。要するに、今回のウクライナ侵攻をきっかけにして、アメリカとヨーロッパが一致団結してるということがある訳ですね。その中において、中国はロシアの仲間だという風に認識されると孤立してしまうという、そういう危機感がこの論文の背景にはあると思います。」
大江アナ「ただ、ロシア側に中国が付いてしまうことになると、中国もロシアと同じように世界から孤立してしまいかねない、と。」
滝田氏「はい。今まさに岐路に立たされている、大江さんがおっしゃった通りなんです。片方で今のままで行くと孤立してしまう。これはこの論文の指摘ですね。もう一方、イギリスのジョンソン首相が求めているようにロシアとウクライナの橋渡し役を果たせるのかどうか?そうすれば、一目置かれる存在になる訳ですよね。どっちが得なのか?はきちんと自分で考えてもらいたいという感じですね。」
大江アナ「そうですね。更にはこうした世界の包囲網、こういったものも出来かねないということですか。」
滝田氏「自らそれを誘発しては、何もならないと思うんですけどね。」

テレビ朝日:報道ステーション
【ポーランド ジェシュフ 避難所のいま】 

小木アナ「避難をした方々が集うシェルターの取材をされて、どんなことが深く心に残ったでしょうか?」
大越アナ「その前にこの取材、非常に緊張感を伴うものであったということを言わなければなりません。相手は傷付いた人達です。私達日本でも大きな災害の後、避難所で取材をすることがありますけれども、ここでもやはり非常に緊張感を持って取材にあたることとなりました。このシェルターに到着をして、荷物を置いた瞬間に涙が溢れ出す、そんな若いお母さんの姿もありました。そして、小さな子供達には、あの戦争というものを見せたくないんだ。だから避難をして来たんだという風に話しているお母さんが多かったように思います。そして、一人ぽつんとスマホをいじっている14歳の男子中学生にお話を聞くことが出来ました。離れ離れになった友達とこうしてSNSで連絡を取り合っているんです、と話をしていました。私が取材したシェルターはWi-ifといった通信環境が十分に整えられていました。今のこの時代、厳しい環境にあっても、そうした通信によって連絡を取り合うことが出来る。まさにそうした通信施設というのは、重要なライフラインなんだということを併せて感じました。」
小木アナ「皆さんが必要なものを整える方々の献身ぶりと言いますか、そういった皆様の努力というのも頭が下がりますけれども、大越さんが取材したようなシェルターというのは一時的にいるところで、また駅にいるようなそこの場所から次の場所に向かっているような方もいるようですけれども、やっぱり移動しなければいけないんですか?」
大越アナ「そうなんです。おっしゃる通りなんです。私の左手に見えている避難民の皆さん、列車を待っていらっしゃいますけれども、シェルターにとりあえず落ち着いて、そして次の移動に向かってるという方も多いと思います。私が取材したシェルターに滞在出来るのは原則2日です。次向かう場所、あてのある人もいれば、あてのない人もいます。あてのない人はこのシェルターでの乏しい情報を元に慌ただしく次の場所へ移動しなければなりません。そして、このシェルター、やはり長旅の疲れでしょうか?体調の悪化を訴える人もいるそうです。ボランティアで働いている看護師の人の話を聞きますと、何と言っても足が浮腫んで痛いという方が多いということでした。そして、その看護師さんが最も心配をしていたのが、幼い子供たちの心のダメージです。2歳、3歳といった小さい子供たちならまだしも、10歳を超えた思春期の子供たちが今回の経験によって受けるトラウマ、そのことがとても心配だと話をしていました。自分達は一生懸命に話を聞くことが仕事です。しかし同時にそれはとても難しい仕事でもあります、という風に話していました。」
小木アナ「精神的なものも含めて、ますますサポートが必要になる状況だと思いますけれども、そのポーランドも含めて次々と避難してくる方がやって来るということで、受け入れにも段々限界を迎えて来るのかもしれないという感じもしますが、どうでしょうか?」
大越アナ「こちらで取材をしていても、受け入れは限界があるという声もよく耳にします。ポーランドの外相は国連での記者会見で、このポーランドも含めて自国だけで対処する国があるとは思えない、という風に述べて、世界各国に支援の協力を求めました。現実このポーランドには既に180万人を超える避難民が入ってきています。世界が支援を求められている。それはつまり地理的に離れた私達日本も決して他人事ではないということです。こちらでよく聞くことがあります。今回の人道危機、ロシアの軍事侵攻によってウクライナで起きていることだけれども、もう一つ大事な側面がある。それは何でも力でねじ伏せようとする独裁者に対して、人の命や国の主権というものを大切にする民主主義がどう戦うか?そういう戦いなんだ、という声を聞きます。たしかにその通りだと思います。ここで出会う多くの避難民達。その人達の悲しげな目。その人達が私達に投げ掛ける視線は、そのことを強く訴え掛けているように思います。」

フジテレビ:FNN Live News α
【ネクストエージ ウクライナ避難者にIT活用の仕事支援】

 石倉秀明氏(キャスター 取締役CRO)
・“東欧のシリコンバレー” デジタル人材が豊富
・“他国企業とリモートワーク” 習熟者も多い
・働き方の変化が実現した 新しい人道支援

三田アナ「支援の形は様々です。国際社会が一丸となってウクライナの支援を強化していくことの重要性を感じます。」

日本テレビ:Newszero
【<#つながるニュース>1000個で描くメッセージ】

黒田アナ「落合さん、いかがですか?」
落合氏「こういうストレートなメッセージが人に響くと言う時というのは、やっぱり戦争が起きてるっていうことなんだなとよく思います。」
黒田アナ「シンプルだからこそ伝わりますよね。」

国際

テレビ東京:WBS
【「台湾統一」への布石?中国超大型プロジェクトの思惑】

大江アナ「この橋の建設計画について台湾側は了承していない、と言います。中国側の平潭島から一方的に建設を進めようとしているのが実情です。」

【市況】

大江アナ「この中国株、香港株というのが今日大幅に下落していまして、実は昨日も大幅下落だったということで、コロナが大きく影を落としているようですね。」
滝田氏「その通りですよね。やっぱり中国のゼロコロナ政策が行き詰まっているという風にマーケットは見ている訳ですね。これが一つの要因ですよね。もう一つは先程来出てきてますロシアとの関係があると思うんですよね。ロシアは中国に軍事支援を要請してるんですけども、プーチンさんからのいわば死の接吻、”KISS OF DEATH”じゃないか?という風にマーケットは懸念してるんじゃないでしょうか。」
大江アナ「中国リスクというのが折り重なるように出てきていて、投資家を遠ざけているということですか?」
滝田氏「そうですね。その中で注目したい指標があるんですけれども、ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数というものなんですけれども、アリババグループや百度といったようなハイテク企業の株価指数なんですよね。2021年初め頃のピークに比べて、今75%まで下がってもなかなか買い手がつかない状況なんですよね。まさに燃えよドラゴンならぬ燃え尽きドラゴンみたいになってる、というそういう感じですね。」
大江アナ「もう前から中国国内ではハイテク企業への締め付けというのを強化してましたから、そもそも投資家の足が遠のいたところに他の大きなリスクも出てきた。こういう感じですか?」
滝田氏「そうですね。一連の政策を軌道修正するかどうか?というのをマーケットはまさに踏み絵を踏ませている状況じゃないか?という、そういう感じがしますね。」
大江アナ「そうですね。」

新型コロナ

その他

フジテレビ:FNN Live News α
【VISA スマートリング「EVERING」 買い物やドア解除可能に】

小泉耕二氏(IoT NEWS代表)
・Suicaと同じ ICチップ内蔵で充電不要
・タッチ決済 スキミング防止にも有効
・低コストで「個人の特定」が可能

三田アナ「指輪サイズのこんなに小さなデバイスで決済が出来てしまうことに驚きました。この小さなリングが生活習慣を大きく変えるのかもしれません。」

NHK:ニュースウオッチ9
【成人年齢引き下げ 悪質商法に狙われるおそれ】

田中アナ「成人年齢の引き下げで18歳になれば社会の様々な場面で自分の意思で選択や決定が出来るようになります。そこには当然責任が伴います。消費者トラブルなどリスクからどう身を守るのか?そのための知識や正しい判断力も併せて身につけていく必要がありますね。」
和久田アナ「そうですよね。国民生活センターのHPでは若者向けにトラブルに巻き込まれないためのポイントを公表しています。また、困った時には全国一律のホットライン「188」(いやや)に掛けますと、最寄りの消費センターなど案内してもらえるということです。」

TBS:News23
【デザイナー 廣川玉枝さん 発想の源】

国山アナ「源は日常の中にある、とおっしゃっていましたけど、デザインの力の大きさを感じましたね。」
小川アナ「そうなんですよね。対談場所にふらっとお一人でやって来られるような、とても軽やかで気さくな方だったんですけれども、まさに困難な時代においてもデザインの力と言うのは明るい未来を必ず見つけ出せると思っている、とそんな風に力強く語る姿には信念がみなぎっているように感じました。まさに今困難な時代だと思うんですけど、廣川さんの言葉に何か希望を託したくなる、そんな気持ちになりました。」

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