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2022/2/28 ロシア&ウクライナ代表団 停戦協議

2022/2/28 夜のニュース比較、文字起こし

ウクライナ侵攻

TBS:News23
【ロシア ウクライナへの軍事侵攻から4日 停戦交渉の行方は?】

小川アナ「これ以上多くの血が流れないように、と。本当にこれは願うばかりなんですけれども、今後のこの停戦交渉のポイント、どこにあるとお考えですか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「ロシア側、ウクライナ側、双方のスタンスを見ると、ロシア側は早期決着で有意な交渉に持ち込みたい。何故かと言いますと、まずウクライナ側の反撃が強力になってきている。それから制裁がじわじわと効いている。それから何と言っても、ロシアの国内の政局が何となく不安定になってきてるんですね、実は。アメリカなんかも、どうもクレムリンの中で何か騒動が起きつつあるんじゃないか?と思ってきてるんですね。一方、ウクライナ側は長期戦になっても戦い抜くぞ、というスタンスだと思いますね。プーチン大統領が方針を変えて、軍を撤退せざるを得ないような状況にまで持っていこう、ということだと思います。そうやって見ると、プーチンさんは短期決戦だと思ってやってきたのが目算が狂った訳ですから、これから戦略の見直しを迫られるということで、更なる強硬策を打ち出すのか?ここは一旦妥協するのか?という、本当に分かれ道に来てると思いますので、プーチンさんがどちらの方に舵を切るのか?そこが非常に大きな注目点になってくると思いますね。」

テレビ朝日:報道ステーション
【ロシア&ウクライナ代表団停戦協議 ウクライナ「終了」ロシア「継続」】

小木アナ「終わったか?終わらないか?という点についても、両者で全く違う内容の情報が出てくる、と。」
大越アナ「そうなんですね。元々隔たりが大きいと言われるこの両国ではありますけれども、早くも情報が錯綜しています。願わくば、ロシア側の情報によって、事態が決着をすることを願いたいと思います。」

テレビ東京:WBS
【ロシア大手銀行欧州部門 破綻の恐れ ECBが声明で発表】

大江アナ「もうこの欧米による金融制裁の影響というのがロシア側に出てきているように感じるニュースが入ってきた訳ですが、このかなりきつい金融制裁、足並み揃えた訳ですよね。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「全くその通りですね。今回の金融制裁、SWIFTですね。国際銀行間通信協会ですけど、お金をやり取りをする、その機関からロシアを排除して、そして更に重要なのは、ロシアの中央銀行が持ってる外貨準備ですよね、いざって時に使えるお金を凍結するという措置を打ち出した訳ですね。先程アメリカが、ロシアが持っているアメリカ国内の中銀の資産を凍結すると言いまして、大変な重要な措置で、こういうような本当にきつい措置を取るようになったきっかけは、やっぱり世論の変化だと思うんですね。ウクライナ情勢の変化を見て、やっぱり“ウクライナを見捨てるな!“という声がアメリカでもヨーロッパでも大変高まった訳ですよね。そこで要するに、アメリカやヨーロッパの指導者、そして日本の岸田総理も動かざるを得なくなった、という構図だと思います。」
大江アナ「このかつてない金融制裁というのが、では実際どのくらいロシアにダメージを与えることになる、と見てらっしゃいますか?」
滝田氏「先週インタビューしたロシアの駐日大使のガルージン大使は、何回も制裁を受けてるんだ、と。制裁慣れしてるんだ、と言っていましたけど、今回のは相当質的に違うと思いますよね。その一例を挙げますと、今ニュースで出てきたロシア最大手の銀行ですね、ズベルバンクのヨーロッパの拠点が今破綻の危機に直面してる、と。これはヨーロッパ中央銀行、ECBがそういう発表をしてる訳ですよね。なんでそんなことが起こってるのか?というと、やはり流動性、資金が枯渇してしまって、お金がどんどん流出してる訳ですよね。これは相当きつい状況になっていると思います。」
大江アナ「ロシア国内というのは、かなりもうインフレに見舞われる、と見ていいのでしょうか?」
滝田氏「はい、インフレに見舞われるというのは間違いないと思うんですね。更に資金のやり取りがうまくいかなくなるということなんで、ロシアと取引をしようとする銀行、企業が出てこなくなりますから、ゆくゆくはロシア経済、デフォルト、債務不履行に陥る辺りまで視野に入ってきつつあると思います。」
大江アナ「そういうことですか。ただ、ECBが破綻しそうだと発表する、と。これかなり珍しいことでしたよね。」
滝田氏「やっぱり普通は絶対そんなこと事前には言わない訳ですよね。これ敢えて言えば、中央銀行の立場としても、金融制裁に裏からと言ったらいいのか同調したという部分が非常に大きいと思います。一種のカードみたいなものを中央銀行が切ったさえ言えるんじゃないでしょうか。」
大江アナ「そうですね。」

【ウクライナ支援 一線越える欧米諸国】

大江アナ「ロシア、ウクライナと地理的に近いヨーロッパでは具体的にウクライナをサポートする動きというのが広がってきていますよね。」
滝田氏「注目したいのは、北ヨーロッパの国々なんですけれども、代表的な中立国とされるスウェーデンなんですけれども、武器輸出の禁止の原則を棚上げにして、ウクライナに対して武器を供与することを決めてます。そしてデンマークなんですけども、ウクライナの義勇軍に対して自国民の参加を容認するということを決定しました。これらの動きは非常に大きな動きということになると思います。」
大江アナ「そうですね。スウェーデン、フィンランドのNATOの参加というのはプーチン大統領、強くけん制していますよね。ウクライナ支援というこうした国の動きというのは、それと関係しているんでしょうか?」
滝田氏「密接な表と裏の関係にある訳ですよね。つまり、プーチン大統領がそういう北ヨーロッパの国に対する、言わば恫喝をしたのに対して、政府も市民も身構えてるというのが現状だと思います。更に重要なのがEU、欧州連合なんですけれども、ウクライナに対して武器の購入や、その武器の輸送のための資金を供与するということを発表してるんです。これは初めての決定と言っていいと思います。」
大江アナ「そうですか。ただそうした中で国連の動きについては、なかなか動けないという残念な情報が続いていますよね。」
滝田氏「その国連でも、ようやく40年ぶりに国連総会の緊急特別会合、これが注目されますね。」 

NHK:ニュースウオッチ9
【この後国連総会緊急特別会合】

田中アナ「武力侵攻や侵略が始まってから4日余が経ちました。今ロシアとウクライナとの間で一応話し合いは始まったようですが、核の脅しと共に行われる交渉は建設的なものにはならないでしょう。今必要なのは軍事力、核による威嚇ではなく、ロシア軍の即時撤退、そして冷静な話し合いです。プーチン大統領は歴史にその名を汚さないためにも、今すぐ実行しなければなりません。」

日本テレビ:Newszero
【<プライチ>ロシア ウクライナに軍事侵攻 反戦の声「プーチン支持者」も】

櫻井翔氏「私達一人一人の声は小さいかもしれませんが、1日も早く終わるように伝え続けていきたいと思います。改めて、どんな理由があっても戦争は絶対に反対です。」

TBS:News23
【ウクライナ キエフ中心部の今】

国山アナ「このロシアによる核の脅しでアメリカなどの対応は変わってくるでしょうか?」
星氏「まずプーチンさんが核に触れたというのは、プーチンさんの目算が狂っている、追い詰められている証拠だと思いますね。ウクライナ兵の士気が高いこと、それからNATOの側面支援が意外と強力なんですよね。そこで核を持ち出した訳なんですけど、これ本当に核問題が動いてくるとなると、欧米側もアメリカを中心に本格的な核抑止の態勢を組む必要があると思いますし、加えてそこではやっぱり日本は唯一の被爆国として声を挙げる必要があると思いますね。一方で欧米側としては、SWIFTと呼ばれる国際決算システム、これを中心にロシアへの制裁を強めていく、という段階になってきてると思いますね。」

フジテレビ:FNN Live News α
【トヨタ自動車 国内全工場停止へ 取引先にサイバー攻撃】

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール 教授)
・小島プレス工業・・・デジタル化にも積極的
・震災後の見直しで半導体不足の影響も軽微
・“多品種の効率生産”の大きなメリット

三田アナ「つい先日、経産省がウクライナ情勢を踏まえてサイバー攻撃のリスクが高まっているとして、注意喚起を行ったばかりでした。詳しいことはまだわかっていませんが、大企業はもちろん、中小企業のセキュリティ対策の重要性が増していることを改めて実感します。」

新型コロナ

その他

NHK:ニュースウオッチ9
【「令和臨調」発足へ “閉塞と混迷打ち破る”】

田所アナ「この“令和臨調”は参議院選挙前の6月に正式に発足する予定です。」
和久田アナ「今後、国会議員や各地の知事、市町村長のほか、大学生などとも意見を交わしながら、政策提言を行うということです。」

テレビ東京:WBS
【東アジアの地政学的リスク】

大江アナ「ウクライナの危機に世界の関心が集中している中で、昨日北朝鮮がミサイルを発射しました。やはり東アジアの情勢にも気を配っておかないといけないということですね。」
滝田氏「その通りですね。北朝鮮の動向、たしかに気になるんですけれども、やっぱり今回のウクライナよりロシアの後ろで中国がいる訳ですよね。ロシア外務省の報道官、はっきり言ってるですけど、ロシアに友好国いっぱいある、と。中でもとりわけ中国だ、と言っている訳ですよ。これはすごい重要な認識ですよね。」
大江アナ「そうすると、ロシアが経済制裁加えられたとしても、中国が抜け道になりますよ、ということでしょうか?」
滝田氏「ただ、今回の局面で中国はロシアを正面からはっきりとは支持表明していないんですよね。何故かと言うのは、ウクライナに対する侵攻を遺憾だとしている訳ではないんですよね。実は、ロシアが中国による台湾統一にはっきりとした支持を打ち出していない、と。だから、現局面ではロシアを正面から支持しない、と。そういう文脈で語ってるということは警戒しておく必要があると、やっぱり思いますね。」
大江アナ「そうすると、ロシアが台湾統一を支持することになったら大変ですね。」
滝田氏「もうおっしゃる通りですよね。そうなったら、えらい大変なんですけど、現在やっぱり何よりも重要なのはヨーロッパで力による現状変更を認めない、その既成事実を作らないということが東アジアにとってもとても重要だと思います。」
大江アナ「本当にそうですね。」

NHK:ニュースウオッチ9
【気候変動 “日本食の代表”にも影響?】

和久田アナ「農家の方は前向きに捉えている一方で、各地の特産品が様変わりしてしまうかもしれないと思うと、これは寂しいことですよね。」
田所アナ「中村さんが、愛媛と言えばアボカド、という言葉は本当に重い一言ですね。専門家はこう話しているんですね。農業をこれまで通り続けていくには、農業や関連する産業、消費のあり方を気候の変化に合わせて変えていく必要がある、ということです。」
和久田アナ「そうですか。それと同時に大切なのは、気温の上昇を抑えるためにどう行動するか?ですよね。一人一人が今、真剣に向き合わなければならないと改めて感じます。」

フジテレビ:FNN Live News α
【H&M “商品棚”に服を再利用】

鈴木智子氏(一橋大学ビジネススクール 准教授)
・ブランドのメッセージ伝える場としての店舗
・成功例はスタバ“らしさ”表現の店舗づくり
・オンラインで体験 問い直される“リアル”

三田アナ「リアルな空間でブランドの世界観を体験することはブランドへの理解や愛着へと繋がるはずです。リアル店舗にしかない強みをどう活かしていくのか?また時代に即して変化させていけるのか?EC市場が著しい今だからこそ、より問われているのかもしれません。」

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