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2021/11/12 東芝 3分割で再編へ 経済安全保障の懸念ないか注目

2021/11/12 夜のニュース比較、文字起こし

新型コロナ

NHK:ニュースウオッチ9
【新型コロナ第6波 専門家の見立ては】

田中アナ「専門家は口を揃えて、第6波は来る、と言っていましたね。」
和久田アナ「厳しい現実を突き付けられた気がしましたよね。第5波の時には自宅療養中に亡くなる人が相次いで、感染した妊婦の入院先が決まらずに、赤ちゃんが亡くなったという痛ましい事例もありました。そして今週、看護師達の意欲の燃え尽きもお伝えしました。第6波に備えるためには、医療従事者へのケアも欠かせないですよね。」
田中アナ「本当ですよね。第5波で明らかになった課題にきちんと対策を打てるのは今しかありません。」

テレビ朝日:報道ステーション
【政府 新型コロナ 行動制限緩和策 イベント人数上限撤廃へ】

徳永アナ「いよいよウィズコロナの生活に舵を切っていくということになるんでしょうかね?」
梶原みずほ氏(朝日新聞 編集委員)「そうですね。ただワクチン接種した人は、そろそろ効果が薄れる頃だと思うんですよね。それと、まだ日本は飲み薬承認されていません。ワクチンの3回目接種と、それと飲み薬のアクセスが、もうちょっとしっかりと保証されてから、人の移動とか消費を喚起する政策へ実施していくということで、安心感が得られるかなと思います。」

東芝

NHK:ニュースウオッチ9
【東芝 3分割で再編へ 経済安全保障の懸念ないか注目】

田中アナ「今回の再編案は東芝という一企業の話に留まりません。日本が育んできた技術をどう守るかという点でも重要です。日本の産業の競争力を維持していく上で目の離せない問題です。」

テレビ朝日:報道ステーション
【東芝 会社3分割を発表】

富川アナ「元エンジニアの方は寂しいなあと漏らしていらっしゃいましたけどね。今回の東芝の動きは、どうご覧なってますか?」
梶原氏「大企業の分割という動きは、世界でも事例が増えつつあるんですね。一方で今回の件というのは、大きな懸念もあると思うんです。それは日本の安全保障の観点から、東芝が持つ原子力発電ですとか、防衛装備に関わる重要な技術というのを多く抱えているということですね。分割して規模が小さくなれば、その分買収されやすくなるというリスクも高くなると思うんです。例えば、アメリカには国の安全保障の観点から、脅威があるものは海外からの買収案件というのは、大統領が中止出来るということあるんですけど、日本でも安全保障担当の大臣のポストが出来増したし、今法案の策定に入ってますから、国が日本の技術力をいかにして守っていくかという、こういった視点も忘れてはいけないと思います。」

フジテレビ:FNN Live News α
【東芝 3つに分社化し上場目指す方針発表】

松江英夫氏(デロイトトーマツグループ CSO)
・企業価値を高めるカギ「成長と共感の両立」
・分割の成功企業「優秀なs従業員が辞めない」
・“技術者・社員が共感する“メッセージ発信

三田アナ「特にですけれども、コロナ禍においては、ステークホルダーとの信頼関係をしっかりと構築して、長期的な視点で意思決定していくことが重要なのかもしれません。東芝の3社分割が企業価値の向上に繋げていけるのか、その行方が注目されます。」

テレビ東京:WBS
【東芝が3社に分割 日本企業の試金石に】

佐々木アナ「さて、今日は東芝のニュースが入って来ましたけれどね。」
田中アナ「3つの会社に分割するという方針でしたね。」
佐々木アナ「ですね。現段階では評価はちょっと厳しいものがあるようですね。」
市川眞一氏(ピクテ投信投資顧問 シニア・フェロー)「そうですね。先程入山先生VTRの中でおっしゃってましたけれども、まだ本当に具体的にどういうことなのかというところが見えてないので、市場も評価しにくいと思いますね。」
佐々木アナ「そうですね。こういった先々というところ、どういう風に見ていけばいいんでしょうか?」
市川氏「1960年代のアメリカで企業価値が割安な企業を企業がどんどん買収することによって、自らの企業価値を上げようという動きがあったんですね。コングロマリット、複合企業を作ろうという動きだったんですけども。これ実際やってみると、実は大きな企業の価値の方が下がってしまったというコングロマリット・ディスカウントと言われてた状況があったんですけれど、そこでセレクション&コンセントレーション、選択と集中ということに大きくアメリカ企業回帰していった訳ですけれども、日本の伝統的な企業、東芝のような企業というのは、実はコングロマリット・ディスカウントが起こってるんではないかというのは今までずっと言われてきたことですので、今回3分割する中で、仮にこれが最終的に上手くいくということになったとすると、日本企業の経営大きく変わると思います。」

国際

NHK:ニュースウオッチ9
【COP26 日本の高校生 現地で感じたことは】

和久田アナ「いやあ、初めての海外がCOPの会場だったんですね。」
田中アナ「そうですね。」
和久田アナ「こうして世界の現実を目の当たりにして、また一歩前進した原さんのような若者が、これから日本と世界で環境問題を前に進める原動力になっていくと思うと、心強い限りですよね。COPは最終盤に入り、現地では成果文書の取りまとめに向けてギリギリの交渉が続くことになります。」

テレビ東京:WBS
【全体会議が始まる 成果は?】

佐々木アナ「COP26全体会議が始まったということなんですけれども、まだまだ詰める部分があるということで、ギリギリの交渉ですね。」
市川氏「そうですね。ただCOPの場合はですね、毎年だいたい延長されてますので、197カ国の全体の合意を得るというのは、なかなか大変なことですので、延長自体は珍しいことではないと思います。」
佐々木アナ「そうですか。こういった環境問題というのは、ただもはや待ったなしで、どう進めていくのかというところが問われますね。」
市川氏「そうですね。先程独自の動きという話がありましたけど、例えばEUは今、国境炭素税という新しい税金の導入を考えていますね。それはEUは一番温室効果ガスの削減が進んでいる地域だという風に言われていますけれど、EU域外から製品を輸入した時に仮にそこで温室効果ガス、輸出元のところがですね、温室効果ガスの削減にしっかりと対策を取っていない場合には、そこにはきっちり税金を掛けますということなんですね。これ実はバイデン大統領、アメリカも積極的に導入しようという方向に傾きつつあります。」
佐々木アナ「そこにはどういう狙いがあるんでしょう?」
市川氏「これやはりターゲットは中国だと思うんです。中国は今世界の温室効果ガス排出量の28%を占めるんですね。最大の温室効果ガス排出国ですから、この中国に対してどうするかということなんですけれども、一方で中国は習近平国家主席が首脳級会合に所感を寄せまして、その中では先進国は途上国をもっと経済的に支援すべきだということを言ってる訳ですね。ここがまたフラストレーションが溜まるところで、例えばアメリカにとって、そしてアメリカの同盟国である日本やヨーロッパにとって考えると、中国は自分に都合がいい時には大国として振る舞うんです。ところが、ある時には自分達は途上国だと言う、と。で、そういう意味においては、中国のダブルスタンダードを、どういう形でこう抑え込んでいくかというのが非常に今大きなテーマになっていますね。」
佐々木アナ「と言っても、中国を抜きには語れない。巻き込んでいかないといけませんね。」
市川氏「はい。これアメリカ、バイデン政権の外交力が問われるところで、中国にきっちりとした温室効果ガス削減のためのコミットさせるというところが非常に重要なポイントになると思います。」

フジテレビ:FNN Live News α
【APEC首脳会談 中国&台湾のTPP加入巡り駆け引き】

三田アナ「中国と台湾のアピール合戦、どうご覧なりますか?」
風間晋氏(解説委員)「このAPECを舞台にアピール合戦の狙いの理由というのは、TPP加盟11カ国の全てがAPECに参加しているからですよね。習近平国家主席は今月4日と11日の演説でも、TPP加入に向けて中国市場の開放を推進すると強調しました。台湾としても負けてはいられませんよね。習主席は中国がTPPに入れば、圧倒的な規模の中国市場へのアクセスが有利になりますよ、それを誘水にして中国支持の国を増やそうとしている訳です。一方、今年のTPP議長国の日本なんですが、対応ははっきりしていません。来年の議長国シンガポールと、再来年のニュージーランドは中国を歓迎、と言われています。となると、日本が中国の加入を拒否する悪者にされる最悪シナリオ、それも考えられる訳です。今、大局的な判断に迫られていると思います。」
三田アナ「そうですね。日本のリーダーシップが問われそうです。」

その他

NHK:ニュースウオッチ9
【悩み 素直に言える社会目指して】

和久田アナ「田中さんは弱音を言いたい時ってどうするんですか?」
田中アナ「毎日言いたくなりますよね。」
和久田アナ「毎日。」
田中アナ「そうですね、家族に聞いてもらってますかね。」
和久田アナ「私にも時々言ってくれますね。」
田中アナ「毎日聞いて頂きありがとうございます。」
和久田アナ「でも、本当に溜め込んだ気持ちを、こう誰かに無条件に受け止めてもらえるって大事ですよね。川村さん達“よわいはつよい“プロジェクトでは、HPで様々な競技のアスリート達の経験談など紹介しています。」
田中アナ「コロナ禍で人知れず悩みを抱えている人は少なくないと思います。弱さを曝け出しても、それを受け入れてくれる。そんな社会に近づくといいですね。」

フジテレビ:FNN Live News α
【デジタルアートの可能性 NFT活用し子ども支援プロジェクト】

石倉秀明氏(キャスター 取締役CRO)
・「誰に寄付」明らかに 所有する意味が変化
・所有者によって作品価値が急上昇する例も
・作品あたり1万円超も・・・手数料の高さが課題

三田アナ「テクノロジーによって新しい価値をもたらすNFT市場ですが、そうした課題を乗り越えた先にはインターネットビジネスの世界を更に進化させていく可能性もありそうです。」

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