見出し画像

2022/3/17 宮城県&福島県 震度6強の地震

2022/3/17 夜のニュース比較、文字起こし

地震

NHK:ニュースウオッチ9
【宮城県&福島県 震度6強の地震】

田中アナ「私も現地で取材させて頂いたんですが、先週東日本大震災から11年の追悼を終えたばかりですから、住民の皆さん、とても心配だと思いますね。」
和久田アナ「そうですよね。東北では今日も地震活動が続いていまして、今夜19:43にも震度3の揺れを観測する地震がありました。更に宮城県と福島県では明日から雨や雪が降り、明後日には大雨になるところがある見込みです。これまでの地震で地盤が緩んでいる恐れがあります。新たな地震だけでなく、土砂災害にも一層の警戒をお願いします。」

テレビ東京:WBS
【日本企業の災害対策は】

佐々木アナ「宮城、福島で震度6強を観測した地震ですけれども、大きな被害をもたらしました。企業活動にも影響出ているようですね。」
原田亮介氏(解説キャスター)「そうですね。東日本大震災のような、あそこまで数か月、1年も工場が稼働出来ないというところまではないと思うんですけれど、それは震度や津波があるかどうか?というような違いがあります。もう一つは、やはり準備、備えがかなりしっかりしてきたんじゃないかなあ、というのが私の印象なんですね。こちら見て頂くと、事業継続プラン、BCPを作成している企業の割合というのが東日本大震災を挟んで、どんどん増えてきて、今7割近くになってますね。今回やっぱり震災の教訓も大きかったと思うんですけど、企業の3月ということで対応も反応が素早かったんじゃないかと思いますね。」
佐々木アナ「こういった災害というのが会社の命運を左右すること多いですもんね。」
原田氏「その通りで、昔の話ですけれど、2004年の中越地震の時にサンヨー電気の半導体工場があって震度7の直撃を受けて、多額の損失が出た。これがその後の経営危機にそのまま繋がったということはありますね。今回ルネサスも工場そういう影響受けましたけど、いずれにしろ日本は災害多い列島ですから。」
佐々木アナ「こういった準備が必要だということですね。」

ウクライナ情勢

テレビ東京:WBS
【ロシア ウクライナ軍事侵攻 民間人の犠牲広がる】

佐々木アナ「大使は経済大国である日本がウクライナへの人道支援を既に宣言していることは、とても重要だとしています。更に東アジアの安定と安全保障を維持するという点で日本の影響力は大きい、としていました。」

テレビ朝日:報道ステーション
【ウクライナ ロシア軍“無差別空爆” 停戦協議の進展は】

小木アナ「ロシア軍への警戒というのは、そちら(ポーランド)にいて、どう変化していますか?」
大越アナ「やはり隣国でこれだけ戦いが長期化し複雑化している訳ですので、ここポーランドでもじわりじわりと緊張感、警戒が高まっているように思います。それは軍事の面、市民感情の面、両方です。私がいるのはジェシュフという街です。ここはウクライナ国境から70kmのところです。そして、このジェシュフには国際空港があります。ところが、この国際空港はウクライナでの戦闘開始以来NATOの軍事拠点として使われています。ウクライナへ輸送する対戦車ミサイルを運ぶ中継地点になっています。そして、この国際空港、万一の攻撃を受ける場合に備えて、地対空ミサイル、パトリオットも最近配備をされました。東の方を向いています。一方、市民感情の方ですけれども、こちらも軍備を増強すべきだ、という意見があります。ただその一方で、戦禍がこちらに飛び火をするんではないか?という不安も日に日に高まっています。私が話を聞いた人は、何があるかわからないので、自分の車は予備の分も含めて常にガソリンを満タンにしているという風に話をしていました。」

NHK:ニュースウオッチ9
【ウクライナ ゼレンスキー大統領 米国連邦議会で演説】

和久田アナ「プーチン大統領の攻撃を止めるには、例え時間がかかったとしても、日本や欧米がいかに足並みを乱さずに圧力を掛け続けていけるか?これが重要ということですね。」
田中アナ「そうですね。まずはウクライナに隣接するヨーロッパとアメリカの結束が重要です。来週予定されていますNATOの緊急首脳会議にはバイデン大統領自ら足を運び、この点を確認することになっています。同時に今懸念されていることの一つが、ロシアが大量破壊兵器、特に化学兵器や生物兵器を使うことです。首脳会議ではこうしたロシアのいわばレッドラインを越す攻撃があった場合にNATOとして、どのような強い対応を取るのか?話し合っていく可能性もあります。」

フジテレビ:FNN Live News α
【米中首脳電話会談 18日開催へ ウクライナ侵攻後初】

三田アナ「多くの方が避難していた劇場への攻撃がありました。どうご覧になっていますか?」
風間晋氏(解説委員)「病院を人質に取るという事例と共に、プーチンの戦争を象徴する悲劇として記録されることになると思います。何であってもウクライナがやった、悪いのはウクライナ、と強弁するプーチン政権への視線は国内外でますます怒りと批判を巻き起こすことになります。バイデン大統領がプーチン大統領を戦争犯罪人と断じたことは、その表れです。」
三田アナ「そのバイデン大統領ですが、習近平国家主席と電話会談を行うとのことです。成果は望めるのでしょうか?」
風間氏「中国にロシア支援を控えるよう説得出来るか?が焦点ですが、バイデン大統領は劇場攻撃にも言及して説得を試みると思います。あの攻撃を本当にウクライナがやったと信じますか?こんな非人道的な戦争の片棒を担いだら、あなたも同罪になってしまいますよ、などと訴えるのではないでしょうか。」
三田アナ「そうですか。その訴え、習近平主席は聞き入れてくれると思われますか?」
風間氏「会談直後に結果がわかるとは思いません。中国もまだ表立って動くタイミングではないと思います。習主席が聞き入れたかどうか?は停戦交渉の行方に表れるかもしれません。」

新型コロナ

その他

【米国FRB ゼロ金利政策解除】
フジテレビ:FNN Live News α

馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
・“円安ブレーキ”は124円付近との見方も
・緩和縮小(蛇口を閉める)→引き締め(水を抜く)
・量的引き締め タイミング・規模に注視

三田アナ「ロシアのウクライナ侵攻で不透明感も増している中、難しい判断が問われそうです。」

テレビ東京:WBS

佐々木アナ「FOMCです。2年ぶりのゼロ金利解除を決めて、年内7回の利上げを予想する、引き締めのペース早いことわかりましたが、株価は上がりましたね。」
原田氏「そうですね。パウエルさん、消防隊長としてインフレ鎮圧指令を出した訳ですね。それで市場、FRBの強い姿勢、これに安心感を持ったと思うんですよね。超低金利にサヨナラをして、インフレは容赦なく消火する、と。消費者物価は7.9ですから、これが更にウクライナ危機で上昇するというのも見えている訳ですよね。」
佐々木アナ「ですから、パウエル議長、ものすごい勢いで放水、利上げをするという風に見込まれていますけれども、ただインフレ鎮圧出来るでしょうか?」
原田氏「そうですね。年末時点、FF1.9ということもあり得るという風になってると思うんですけど、1〜3月にピークと見てた物価が今年半ばまで高止まりするということで、物価上昇について後ズレしてるんですよね、判断がね。そういうことで言うと、この賃金とインフレ、これがスパイラルにならないように強い姿勢になってるということですね。かなり激しくやると思いますよ。」
佐々木アナ「そうですか。ただアメリカの今年の成長率の見通しというのは引き下げられましたから、あまりに強く引き締めてしまうと、景気が心配です。腰折れしませんか?」
原田氏「そうですね。金融引き締め一辺倒になる訳ですので、ここに書いたように2つあるんですね、注意すべきは。1つはウクライナ侵攻などの要素というのはインフレの要因でもあるけれど、景気を下押しする要因にもなる。コスト上昇で景気冷やす訳ですから。2つ目はコロナ後の後始末ということで、新興国とか住宅市場とかが多少バブルっぽかったところが市場のショックということで今、逆回転しないか?ということで。結局、先行きを決めつけずに、ああいう予想が出ましたけれど、今後の経済状況よく見る。とりわけ賃金の動向をよく見ることだと思います。」

テレビ東京:WBS
【個人の金融資産 2000兆円超】

佐々木アナ「国内の家計の金融資産、2000兆円の大台に乗せたということで、20年3月と比べますと、207兆円も増えたんですね。」
原田氏「そうですね。コロナの影響で給付金もらった。それから行動出来なくなるんで、お金が貯まるということで、ここまで増えてきたということなんですけど、2つポイントがあって、このお金が来週から行動制限が緩和される訳ですから、お金が動いて消費に回るかどうか?ということですね。半分の100兆円が回れば、GDPの2%押し上げる、そういうことになりますね。」
佐々木アナ「随分な効果ですね。」
原田氏「で、いわゆるリベンジ消費。これはやはり照準を合わせてマーケティングをどう展開するか?で、やっぱりリモートにも慣れている訳ですから、これをリアルとどう繋ぐか?知恵の出しどころだと思いますね。」
佐々木アナ「ただそれは世代によってアプローチの方法も違いありそうですね。」
原田氏「そこで2つ目のポイントなんですけれど、金融資産というのは年代ですごく偏在してる、と。30代〜50代までというのは、やはり借金も多く、負債ですね、負債も多くなかなか自由に出来ない。60代、70代になると、2300万とか2400万という、こういう資産を持っている訳ですね、この人達は。これが消費に回ればいいんですが、長生きリスクを考えて、場合によっては、そのまま使わないで眠らせてしまう人々もいる、ということで、これをどうやって動かすか?ということで、人生やはりお金とどう付き合うか?というのは難しいところですね。」
佐々木アナ「そうですね。ここ動かさないといけませんね。これ原田さんのところですね。」
原田氏「いえいえいえ。」

【ネクストミーツ 原料高でも「代替肉」値下げ】

佐々木アナ「企業イノベーションというのは、国の活力なんだ、ということですね。」
原田氏「若い人で会社じゃなくて、自分で事業を起こすという意欲を持ってる人、多いと思うんですけれど、日本はやっぱり今話にありましたけど、事業を大きくしてから上場するというプロセスが土壌として出来てない。ここが一番大きいところですね。」
佐々木アナ「そういうことも含めてやることはたくさんある。」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?