2021/12/24 北京五輪&パラリンピック 政府関係者の派遣見送り
2021/12/24 夜のニュース比較、文字起こし
(テレビ朝日 報道ステーションはお休みでした。)
新型コロナ
TBS:News23
【東京 新型コロナ「オミクロン株」 市中感染初確認】
小川アナ「オミクロン株は特に感染力が強い、感染が広がる力が強いとも言われていますから、波が本格的に来てしまう前に、薬があるのに使えないということがないように、急ピッチで体制作り進めて頂きたいですね。」
日本テレビ:Newszero
【厚生労働省 新型コロナ飲み薬「モルヌピラビル」特例承認を了承】
有働アナ「自宅でも治療出来る選択肢が増えたということはいいことですけれども、まずは感染しないことが一番ですので、年末年始移動されるという方も多いと思いますが、引き続き感染対策を続けて参りましょう。」
テレビ東京:WBS
【コロナ軽症飲み薬 国内初承認 東京で「オミクロン株」市中感染を初確認】
佐々木アナ「オミクロン株はデルタ株に比べて重症化する人の割合は低い、という研究結果も出ていますが、感染力は強いだけに、基本的な対策は忘れずに年の瀬を迎えたいですね。」
国際
【北京五輪&パラリンピック 政府関係者の派遣見送り】
NHK:ニュースウオッチ9
和久田アナ「こちら主な国々の対応です。アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダなど中国では新疆ウイグル自治区で人権侵害などの問題があるとして“外交的ボイコット“を表明しています。一方、ロシアのプーチン大統領は開会式に出席することを表明。中国との関係を重視する韓国の文在寅大統領は“外交的ボイコット“を検討しない考えを示しています。このように各国の対応が分かれる中、今日日本の判断が示されました。今後は何が問われることになるのでしょうか?」
田中アナ「難しい判断だと思いますよね。中国政府の今日の反応を見ますと、欧米に対して見せたような厳しい反応は出していません。今回はオリンピックへの対応に注目が集まった訳ですが、問題の本質はウイグルを始めとする中国の人権状況の改善です。中国はこれまでは外国から何か言われると、内政干渉するな、という一言で門前払いしてきました。人権外交を掲げる岸田政権には、中国からきちんとした対応を引き出すことが出来るのか?次の課題となります。」
フジテレビ:FNN Live News α
三田アナ「政府代表団の派遣を見送りということですが、どう見ていらっしゃいますか?」
風間晋氏(解説委員)「巷で使われている“外交的ボイコット“ととは決して言わないところが、政府の外交的配慮だと思います。“ボイコット“という言葉は、とても強い拒絶を意味します。そして、必ずモスクワとロサンゼルスのボイコット合戦を連想させます。選手団は派遣するが、中国に対して抗議や不満は示したい。だから、政府関係者の派遣は見送る判断なのに、それを“ボイコット“と言ってしまうと、実態からかけ離れた言葉が一人歩きをしてしまいます。バイデン大統領もイギリスのジョンソン首相もちゃんと調べてみれば、“外交的ボイコットをします“なんて言ってはいないんですね。岸田政権も当たり前の外交的配慮をしたまでで、中国外務省の反応からは、それがちゃんと伝わったことが読み取れます。」
三田アナ「そうなんですね。派遣の見送りについて、今回明確な説明を避ける形となりましたが、人権侵害の抗議として毅然とした対応が求められているように思います。」
NHK:ニュースウオッチ9
【ソビエト崩壊から30年 プーチン外交 その戦略は】
和久田アナ「世界の目が集まるウクライナ情勢について、プーチン大統領は昨日の会見で、ボールは欧米にあると発言し、年明けにもアメリカとの交換協議が行われる見通しを明らかにしました。」
田中アナ「ウクライナをめぐる現状については、アメリカのバイデン政権がアフガニスタンへの対応で大きな混乱を招いたことを強かに見て、プーチン政権がこのタイミングで動いたという見方もあります。ソビエトの崩壊から30年、かつての影響力を取り戻そうと動くロシアのその真意を読み解きながら、複雑な国際情勢に対応していく必要があります。」
政治
フジテレビ:FNN Live News α
【2022年度予算案 閣議決定 一般会計総額過去最大107兆5964億円】
松江英夫氏(デロイトトーマツグループ CSO)
・求められる“10年単位“の長期的視点
・「グリーンイノベーション基金」に期待
・課題は“投資規模“、予算“細分化・分散化“
三田アナ「コロナ禍によって、あらゆる分野で不確実性が高まっている、とよく言われます。だからこそ、このような状況でイノベーションを促すには、長期的な視点がより重要となるのかもしれません。環境への取り組みが、単なるコストではなくて、次なる成長の源泉となることが期待されます。」
その他
NHK:ニュースウオッチ9
【大阪府大阪市 ビル教火殺人事件】
和久田アナ「動機の解明が最大の鍵になりますが、捜査関係者によりますと、これまでのところ谷本容疑者とクリニックの間に事件に繋がるようなトラブルは確認されていないということです。」
田中アナ「容疑者像を垣間見ますと、深い心の闇のようなものを感じます。なぜ罪もない多勢の人達を巻き添えにする事件に繋がったのか?捜査の進展が待たれます。」
テレビ東京:WBS
【家計への影響は…物価上昇すでに2%超え⁉︎】
佐々木アナ「何かあの、企業が価格転嫁し始めている姿というのが見えてきましたよね。」
久我尚子氏(ニッセイ基礎研究所 上席研究員)「そうですね。物価上昇の入り口にいるというのは今確かなことだと思います。改めて、消費者物価の対象となっている約500品目の状況を見ていきますと、上昇品目の割合が今年に入って上昇しているんですね。足下56%を占めています。一方で下落品目の割合は減少していますので、消費者の肌実感として、値上げというのはとても感じやすくなっています。」
佐々木アナ「しかも値段が上がっているのは、身近なものですよね。」
久我氏「そうですね。やはり調味料とか小麦とか菓子類など、購入頻度の高いものですので、それがより値上げを実感しやすくしています。」
佐々木アナ「これ来年はどうなると見ていますか?」
久我氏「そうですね。来年の4月以降というのは、通信量の引き下げ効果がなくなりますので、その分押し上げられる可能性が高いです。また、輸入物価・企業物価と比べて、消費者物価というのは上昇し始めるのが半年くらい遅かったので、これがまた広がっていくことによって、価格転嫁の動きが広がることで、物価上昇の圧力にもなっていきます。」
佐々木アナ「消費者物価11月0.5%の上昇でしたが、具体的に来年どのくらいまで上昇すると見ていらっしゃいますか?」
久我氏「そうですね。2022年の4-6月期は1.4%くらいになると見ています。」
佐々木アナ「そうですか。ここまで上がると、さすがに生活の負担になりますね。」
久我氏「そうですね。ただ欧米のように劇的には上がりにくいと見ています。やはり日本の消費者というのは、節約思考強いですし、実質賃金も上がっていないという中で、企業はやはり値上げというのは慎重にしていくという風に見ています。」
佐々木アナ「それでも来年は、日本もインフレの世界に突入する年になりそうですね。」
久我氏「そうですね。」
【<2021重大ニュース>2022年の予定・注目は?】
佐々木アナ「久我さんは来年注目しているのはどこでしょうか?」
久我氏「そうですね、私は国内の参院選に注目をしています。来年の4月に民法の改正による成人年齢の引き下げを控えているので、改めて注目をしているんですけれども、先んじて選挙権年齢は引き下げられていて、初の国政選挙が2016年の参院選だった訳ですけれども、その時は注目が高かったので、18歳の投票率は半数を超えていたんですけれども、3年後の参院選では3割台に大きく減ってしまったんですね。ですので、今回改めて成人年齢が引き下げられることで、来年の夏の参院選には選挙の注目が高まるといいなと期待しています。」
佐々木アナ「若者よ、選挙に行こう!ですね。」
久我氏「そうですね。」
佐々木アナ「コロナ禍も3年目に突入しますが、国内の経済活動、来年も注視していきたいと思います。」
【欧米並みの回復はあるのか?日本 2022年の消費動向を予測】
佐々木アナ「25日クリスマスですけれども、駅ビル今日行ったら、ものすごい混雑、お買い物する人でいっぱいだったんですけれども、田中さん何か買いました、最近?」
田中アナ「そうですね、初めてゲーム機を購入してみました。」
佐々木アナ「お、ゲーム機⁉︎」
田中アナ「明日届くんですけれども。」
佐々木アナ「本当に?自分へのご褒美?」
田中アナ「そうですね。」
佐々木アナ「1年頑張りましたもんね。」
田中アナ「年末の巣ごもりに向けた準備でもあります。」
佐々木アナ「なるほど。ちょっとやはり物を買いたいという意欲湧いてきた気がします。リベンジ消費なんて言いますよね。」
久我氏「そうですね。ただ私は常々海外と日本の空気感は少し違う、と思っているんです。たしかにワクチンの3回目接種ですとか、経口薬の承認もおりましたし、そして私達の経験値も更に上がってきているので、色んなところで消費が再開、リスタートしていくとは思うんですけれども、それは我慢を取り返すように爆発的に行動する欧米のリベンジ消費ではなくて、あくまで日本では、感染状況の様子を見ながら徐々に再開していく、リスタートしていくという風に考えています。」
佐々木アナ「来年は日本はそういうリスタートの消費ということになるだろう、と。爆発的ではないという。」
久我氏「やはり日本人はコロナ禍で慎重に動きますし、マスクもちゃんとしますよね。ですので、節約思考も根強いですし。ただ、今秋頃から外食とか外出など、外出型の消費が動き出して、それに付随するファッションとか、そうした消費も動き出していくので、それがより活発化していくと思います。で、ただこのリスタートというのは、単純にコロナ前に戻るということではなくて、やはりコロナ禍で私達の暮らし方、価値観変わりました。自分らしさとか、生活を重視する志向高まっていますし、サステナブル意識も高まっているので、やはりそういった気持ちを実現しやすいような商品・サービスが響きやすくなっていると思います。」
佐々木アナ「そうですね。さて来年はどんな1年になるでしょうか?オミクロン株への警戒も高まる中ですので、皆さんぜひ年末年始しっかりと感染対策してください。」
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