2022/3/18 ロシア ウクライナに軍事侵攻 国境の町で聴く「戦争が壊した日常」
2022/3/18 夜のニュース比較、文字起こし
ウクライナ情勢
NHK:ニュースウオッチ9
【ロシア ウクライナ侵攻 過去の軍事介入から読み解く】
和久田アナ「この20年余を振り返りますと、戦争を利用して権力基盤を強化するというプーチン大統領の手法が見えてきました。そして、その過程で恐怖を最大化して相手を追い詰める、この戦い方はとても受け入れられるものではないと思います。」
田中アナ「はい。今回のプーチン大統領の危ない賭けを止めるには、当事者同士の話し合いが最優先ですが、先行きは見通せません。当事者任せにせず、世界がロシアを止めるには、このあと始まります米中の電話首脳会談で習近平主席がプーチン大統領の側に行かないようバイデン大統領の説得が極めて重要なカギとなります。」
テレビ朝日:報道ステーション
【ロシア ウクライナに軍事侵攻 国境の町で聴く「戦争が壊した日常」】
大越アナ「今この瞬間も戦禍を逃れるために夫や父親と別れ国境を越えてくる人の姿が途絶えることはありません。この月曜日に、この現場から取材をしてから毎日、ウクライナから避難をしてきた人達の取材を続けてきました。私達がお話を聞いたのは、全体の避難民からすれば極々一部
です。しかし、その一人一人に大切にしてきたささやかな日常があり、思い描いてきた夢がありました。理不尽な戦争が奪った現実とは何か?ウクライナの人々の声をお伝えします。」
大越アナ「ウクライナの人達が戦争で失ったものの大きさ。それを私達は忘れる訳にはいきません。」
テレビ東京:WBS
【ウクライナ情勢 隣国フィンランドに…ロシア人が鉄道で大脱出⁉︎】
佐々木アナ「フィンランドに一旦ロシアから脱出する人がいるということでしたけれども、ロシアから出国した女性は、“今は住めないけれども、いつかロシアに戻りたい“と話していて、戦争はウクライナ人だけではなくて、ロシアの人からも祖国を奪ったんだ、ということを感じさせられました。」
フジテレビ:FNN Live News α
【ウクライナ ゼレンスキー大統領 23日に国会でオンライン演説へ】
内田アナ「ゼレンスキー大統領のオンラインによる国会演説は前例がないことや技術的な課題というのを指摘されていましたが、実施の方向が固まったようですね。」
風間晋氏(解説委員)「はい、16日夜のアメリカ議会での演説は本会議場とは別のホールで行われました。それを見て、日本も本会議場に拘らずに調整が進んだと思います。一方、外国指導者の国会演説は首脳会談や共同声明が前提だとする声もありました。平時の感覚ではそうなのでしょうが、今ウクライナはロシアとの戦争があり、日本はG7の国々と結束して、そのロシアに経済制裁を課しています。日本は既に一方の側に立って、この戦争に関与している訳です。ゼレンスキー大統領の演説に耳を傾け、そうすることによって支援と連帯の決意を示す。それがG7に共通の感覚だと思います。」
内田アナ「世界の多くの方にゼレンスキー大統領の言葉が届いている一方で、依然として戦闘状態が続いていることに心が痛みます。一日も早い停戦が望まれます。」
地震
フジテレビ:FNN Live News α
【宮城県&福島県 震度6強の地震】
内田アナ「地震に加えて雨や雪で地盤が緩むことがあります。土砂災害への警戒を続けてください。また、気温が下がることが予想されますので、安全な場所で出来る限り暖かくしてお過ごしください。」
その他
テレビ東京:WBS
【2月消費者物価指数 6か月連続上昇】
佐々木アナ「今日の日銀金融政策決定会合後の会見で黒田総裁、来月にも2%物価が上昇するかもしれない、としているんですよね。エネルギーが要因の良くない物価上昇ですね。」
久我尚子氏(ニッセイ基礎研究所 上席研究員)「そうですね。改めて消費者物価を要因分解してみたいんですけれども、これまでは棒グラフ下に向いている方、通信量の大幅な引き下げ効果がありましたので、エネルギーの上昇というのを相殺していたんですけれども、それを上回る勢いで今エネルギー価格が上昇して、更に食料も上がってきているので、4月に入って2%台上って、22年度中は2%前後で動いていくという見通しです。」
佐々木アナ「この通信量の大幅な引き下げの効果というのがなくなっていくということなんですね。グッと上がるだろう、と。食料品の値上げも相次いでいるんですよね。食用油は30%近い上昇ですし、コーヒー豆やマヨネーズ、身近なものというものが値段が上がってきています。食パンはやはり輸入小麦の高騰ですね。」
久我氏「そうですね。食パンのほか、パン類全体的に上がってきているんですけれども、食品全体で見ると、今度の夏頃には3%台に上ってくる、という見通しになっています。」
佐々木アナ「そこまでですか。日銀は今日、景気の見通しを引き下げましたけれども、やっぱり値段が上がって、消費が弱くなってしまう恐れありませんか?」
久我氏「そうですね、たしかに家計には負担なんですけれども、コロナ禍で消費が減っていますし、補助金の効果などもあって、家計の貯蓄が増えているので、余力はあるという状況なんですね。改めてこちら、2人以上の勤労者世帯の貯蓄の純増額というのをコロナ前の2019年と2021年の月平均で見ますと、毎月1万9000円ほど増えていますので、1年にすると約23万円増えていることになります。ですので、改めて家計収支を見直してみるということも必要かと思います。」
フジテレビ:FNN Live News α
【百貨店 スニーカー循環の拠点】
松江英夫氏(デロイトトーマツグループCSO)
・スニーカーの“循環” 拡大する市場規模
・2次流通への参入 強みは“信用力”
・百貨店の新しい可能性「商品と顧客」の循環
NHK:ニュースウオッチ9
【新型コロナ感染者数 本当に減らない…現場の危機感】
和久田アナ「国内の感染者は今日、累計600万人を超えました。わずか18日間で100万人も増えているんですね。もしもAIの予測通り感染者がなかなか減らないとしますと、保健所の体力を奪い続ける。このことだけでなくて、経済の回復が思うように進まない。こういうことも考えられますよね。」
田中アナ「そうですよね。子どもにワクチンを接種させるかどうか?悩む保護者の方も少なくないですし、治療薬の普及にもまだ時間が必要です。今後更に大きな感染の波が来ることを防ぐためにも、基本的な感染防止対策を続けていく必要があります。」
【東京 女性の転入超過 20代&30代で全体の7割超】
田中アナ「専門家は女性の東京への転入の超過がこのまま続くと、地域における男女のバランスが悪くなるだけでなく、人材の偏りが加速し、東京と地方の格差をますます広げることになりかねない、と指摘していました。」
和久田アナ「はい。鹿児島の企業の例を見ますと、東京か?地方か?というよりも、働きやすいところに優秀な人材が集まるということなんだなあと感じますよね。この人口の移動のデータから見えてきた現状は、女性のより良い働き方を今一度考えるきっかけになるんじゃないでしょうか。」
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