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2022/2/8 台湾 福島など5県産食品輸入解禁へ

2022/2/8 夜のニュース比較、文字起こし

新型コロナ

ワクチンの3回目接種の見通しに関して
News23WBSで見解が全く異なるのが興味深い。
(WBSの見解は
その他項目【1月景気ウォッチャー調査 街角景気が5か月ぶりの悪化】にて)

NHK:ニュースウオッチ9
【全国 新型コロナ新規感染者9万2078人確認】

星アナ「感染の拡大は続いていますが、その一方で専門家の間からはピークアウトという言葉も耳にするようになってきましたね。」
田中アナ「そうですよね。こちらを見てください。政府の分科会の尾身会長なんですが、今日感染の減り方について、マッターホルン、つまりヨーロッパアルプスの山と富士山の2つの山に例えたんです。今の状況ですと、マッターホルンのように急激に感染者の数が減るのではなく、富士山のように減り方は緩やかになる、あるいは高止まりになってしまうことを考える必要があると指摘したんです。ピークアウトすれば、日常が戻ると考えてしまいますが、決して楽観出来ない状況が続きます。」

TBS:News23
【新型コロナ 政府分科会 尾身会長「最悪の場合今後も拡大」】

国山アナ「では、感染拡大を防ぐためにもワクチンの3回目接種がいつ打てるのか?岸田総理は1日100万回接種を目指すと表明しました。背景には自治体で接種がなかなか進んでいないという現状がある訳ですけども、星さんによりますと“リエゾンチーム”と呼ばれるチームの解散が関係していると言います。この“リエゾンチーム”というのは、自治体から国に出向してきた52人のメンバーで構成されています。実はここが国と地方の間に入って、ワクチンの調整を行なっていました。ところがこのチーム、何と去年12月に解散をしました。現在は厚労省の職員13人で対応にあたっているということなんです。この自治体の接種を進めるにあたって、大事なチームだったと思うんですけども、なぜ解散したんでしょうか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「菅政権のワクチン政策をより進める上で大事なチームですけども、去年の12月に厚労省が感染拡大も収まったのでもういいだろう、ということで、厚労省の判断で解散したんですけど、その時点では岸田総理も知らなくて、温厚な岸田さんも怒ったというんですね。やはり一連の結果から見えてくるのは、厚労省主導のワクチン対策、それから政府全体が対応非常に緩くなっていたことを端的に示すことだと思いますね。」
国山アナ「ただ、私達としては3回目がいつ打てるのか?ここが一つ焦点になってるかと思うんですけども、岸田総理は国会で1日100万回を追うと言うこともありましたけれど、達成出来る時期として2月の後半と答えていました。実現可能でしょうか?」
星氏「岸田さんの作戦は自衛隊の大規模接種を稼働させて、それに対応して自治体もどんどん増えていくということを狙ってるんですけども、今のところ非常に厳しい状況ですね。2月下旬に達成出来ないとなると、岸田さんの実行力に疑問符が付きかねない、というところになってくると思いますね。自治体の接種、それから職場接種を増やしていこうと言うんですけど、なかなかそこまで辿り着かないという状況だと思います。」

テレビ朝日:報道ステーション
【大阪府 「医療非常事態宣言」発出 入院基準「中等症Ⅱ以上」に】

大越アナ「病床の逼迫を解消するのに、これといった決め手を見つけるのは、なかなか難しそうです。」

日本テレビ:Newszero
【東京都 濃厚接触者に検査キット無料配布】

有働アナ「とにかくこの検査キットも貴重な資源ですので、必要な人にきちんと届くようにしてほしいと思います。」

国際

NHK:ニュースウオッチ9
【ウクライナ情勢 想定されるシナリオは?】

星アナ「ウクライナ情勢をめぐっては今日日本でも動きがありました。衆議院本会議は“力による現状変更は断じて容認できない”として関係国や日本政府に対し、地域の安定に向けた外交努力を求める決議を賛成多数で採択しました。」
田中アナ「各国による外交努力が今も続いています。今夜見てきましたいくつかの選択肢は、あくまでもアメリカのシンクタンクによる予測の一つです。大事な原則は軍事的な力をちらつかせて自らの主張を通すことは断じて許してはいけない、ということです。国際社会はロシアに強いメッセージを送り、軍事力が放置される事態は何としても避けなければなりません。向こう数日が大事な局面です。」

テレビ朝日:報道ステーション
【ウクライナめぐる“仲介外交”活発化】

大越アナ「ただ、ドイツやフランスといったヨーロッパの中核的な国々が勢力的に動き出したことの意味はあると思います。アメリカとどこまで足並みが揃っているのか不透明なところもありますし、そもそも武力を背景にした話し合いですので、事態というのが予断を許さない状況です。しかし、今は外交の出番です。外交努力が実を結ぶ事に期待をしたいと思います。」

NHK:ニュースウオッチ9
【台湾 日本産食品の輸入規制見直しへ】

田中アナ「日本側からは一日も早く輸入規制の撤廃を、という声もありましたが、台湾の蔡英文総統にとっては食品安全に敏感な民意を考慮しながら慎重に進めていく必要があり、このタイミングとなったようです。貿易分野の壁が一つ解消された訳ですから、台湾のTPPへの加盟申請に向けた動きにも前向きな影響が及ぶ可能性があります。原発事故からまもなく11年。食品安全についての科学的で合理的な動きが更に広がってほしいと感じます。」

テレビ東京:WBS
【台湾“解禁”は外交チャンス?】

大江アナ「まだまだ世界では日本産の農産物、輸入規制課すところがあるんですが、台湾は福島県産など5つの県の農産物の輸入を再開します。追い風ということになりますか?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「2021年の台湾向けの農産物、日本からの輸出額なんですけども1245億円、世界の国・地域で4番目になるんですよね。だから、今回5つの県に対する禁輸措置が解かれるというのはかなり大きいプラス要因だと思いますね。」
大江アナ「台湾、今TPPの参加というのも目論んでいる訳なんですが、日本との関係、より良くしたいという思惑もありますか?」
滝田氏「はい、その思惑もちろんあると思うんですよね。アジアにはTPP参加を、例えば中国とか韓国、所望していると言われていますから、それなら台湾を見習って日本の農産品に対する輸入規制をぜひ解除して頂きたい。そういうプレッシャーを日本から掛けたらどうですか?」
大江アナ「いいですね。」

NHK:ニュースウオッチ9
【韓国大統領選挙 投票まで1ヶ月】 

星アナ「日韓関係、なかなか難しいですね。」
田中アナ「はい。韓国の大統領をめぐっては、これまでも対日関係を重視すると公約して、当選した大統領が任期の途中で態度を硬化させ、私達から見ますと“期待“と“失望”が繰り返されてきました。それだけにどの候補が大統領になっても、山積する日韓の課題にどれだけ冷静に取り組めるのか?この点が大切な関係には必要だと感じます。」

北京五輪・パラリンピック

その他

フジテレビ:FNN Live News α
【ソフトバンクグループ 2021年4月〜12月連結決算発表 最終利益9割減少】

馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
・投資社会としての側面アリババ株下落など
・「アーム」売却独禁法でかなわず、一転上場へ
・見込まれる米金利上昇、株式市場の不透明感

三田アナ「アームは仮想空間メタバースや電気自動車などでも先導する役割を担うということで、孫社長自身もこれから黄金期を迎える、と自信を覗かせていました。今後の展開が注目されます。」

テレビ東京:WBS
【ソフトバンクグループに暗雲 打開策は?】

大江アナ「田中先生も結構厳しい見通しでしたが、まさに冬の嵐のような状況ですよね。そうした中で孫さんの次の一手というのはどうなりそうですか?」
滝田氏「目先はアームの再上場が出来るかどうか?なんですけれども、一方で注目されるのは、アリババグループとの関係なんですよね。直近ではソフトバンクグループがアリババ株を売却したということがアメリカの株式市場の参加者の間で話題になっている現状ですね。」
大江アナ「孫さんにとっては、このアリババ株を持っているということで大胆な投資ができている訳ですよね。」
滝田氏「そうですね。アリババ株の評価益、含み益が、いざとなったら投資に失敗しても、それを売れば益が出てくるということで、いわば打出の小槌になっていた訳ですよね。どうもその路線が曲がり角を迎えた。なぜか?と言うと、今ビデオにありました通り、中国は共同富裕政策を取ることによって、アリババの成長期待がグッと落ちてしまったというのが一番大きいと思うんですよね。いわばソフトバンクグループとアリババグループの二人三脚路線が行き詰まったと思うんですね。そうした中で恐らく今打てる手というのは、アリババからアームへ、いわば軸足を乗り換えるしかないと思うんですよね。」
大江アナ「そういうことですね。そのアームについては2022年度中にアメリカのナスダック市場へ上場させるという方針に転換した、ということです。」

【1月景気ウォッチャー調査 街角景気が5か月ぶりの悪化】

大江アナ「皆さんの肌実感と言いますか、街角景気が悪化していますよね。確かに景気の実感が悪くなるような要因がありますよね、最近。」
滝田氏「はい。特に大きいのがオミクロン株の拡大だと思うんですよね。飲食やサービスの落ち込みが際立って大きいというとことに表れてると思うんですね。」
大江アナ「こうしたところを改善するためには、やはりもう感染が早く落ち着くしかないんですか?」
滝田氏「そこで注目したいのは、沖縄県の動向なんですけれども、全国でいち早く感染が広がった訳ですけれども、ここへきてピークアウトしてますよね。」
大江アナ「この辺りがピークだったんでしょうかね。」
滝田氏「そうですね。ただ、感染下がり切っている訳ではもちろんありませんから、やっぱり必要になってくるのはワクチンの追加接種ということになる訳ですよね。そこで今日注目すべき数字が発表されてるんです。それが3回目の接種を今日80万回以上接種出来たということで、かなり増えた訳ですね、今日。」
大江アナ「政府が昨日ですよね、1日100万回接種というのを打ち出したばかりですけれども、この調子ですと、それが達成出来そうですか?」
滝田氏「昨日の段階でその方向が見えたから、岸田総理も100万回ということを仰ったんじゃないか?と感じはするんですけれども、今日もう一つありまして、ワクチン担当大臣の堀内さんのもとに河野前担当大臣の頃のワクチンチームが再結集するという動きも見て取れました。」
大江アナ「そうですか。どうにかこの感染拡大というのを抑えて、緊急事態宣言というのを再び出すことがなければ、この街角景気というのも少しは改善していくかもしれませんね。」
滝田氏「はい。先行き見る上で、そこが最大のポイントですね。」

【SBIHD傘下で新体制 新生銀行 公的資金返済の行方は…】

滝田氏「今回のM&Aについては、SBIの北尾社長が要するにメガバンクを持ちたいという意志を非常に強く持ってた、その表れということだと思うんですよね。ただ、強調しておきたいのは、新生銀行とSBI、別会社なんですよね。その意味でSBIの方が実質的な経営権を、ハンドルをグッと強くしめるのはいいことなのかどうか?という問題がある。もう一つはやっぱりSBIに対して新生銀行の少数株主の権利というものをきちんとやっぱり守ってもらいたいなと思います。そういうところが肝心要のポイントになってくるのではないでしょうか。」

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