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01-2.京都-丹波・丹後王国

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#宮津市

スサノオ「久理陀神社」神仏習合「浦宮神社/神宮寺」【丹後王国シリーズ】

「関西電力宮津エネルギー研究所丹後魚っ知館」の行きに見つけていた神社。祭神は「栗田大明神」で、旧住所が「粟田小田宿野」ということから産土神であろう。 変更履歴 2023/12/26 初版 ▼HP ▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽久理陀神社:京都府宮津市小田宿野字中谷262 「関西電力宮津エネルギー研究所丹後魚っ知館」の行きに見つけていた神社。祭神は「栗田大明神」で、旧住所が「粟田小田宿野」ということから産土神であろう。  ※「関西電力宮

雪舟作天橋立図"雪舟観"「獅子崎稲荷神社(獅子崎稲荷)」みつばつつじ【丹後王国シリーズ】

2017年京都国立博物館で行われた『国宝展』で展示された雪舟『天橋立図』はここから描いたと言われる。ただし、ここではないという噂もある。ちなみに天橋立の花火大会はここで見るのも手です。  4月中旬以降に獅子崎稲荷神社の鳥居を取り囲むようにピンク色の「みつばつつじ」が包み込む。天橋立南側の「ビューランド」や北側「傘松公園」「成相寺」から見える天橋立と違った景色を楽しむことが出来る。 変更履歴 2024/12/25 初版 ▼HP ▼アクセス京都府宮津市獅子崎 ▼祭神・本尊

天橋立「和貴宮神社」宮津祭&神楽「智源寺」磐座隠れスポット【丹後王国シリーズ】

天橋立手前にある智恩寺と奥側にある籠神社と成相寺もよいけど、そのまえにこんなところもある!!「和貴宮神社」と「山王日吉神社」を練り歩くのが「宮津祭」である。 変更履歴 2023/12/24 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽和貴宮神社:京都府宮津市字宮本431 「わきのみやじんじゃ」と読む。神社前には公民館があり、駐車場は公民館と兼用になっている。車三台ぐらい停められる。この神社の奥には「カトリック宮津教会」がある。  宮津

この社殿凄!宮津最古「山王宮日吉神社」真横に「如願寺」神仏習合だな【丹後王国シリーズ】

572年に鎮座!平安時代初期の延喜式神名帳にも宮津で唯一記載されている古社。山王宮日吉神社は、宮津総氏神で宮津藩の守護神でもあるが、本殿右にある「杉末神社」を摂社が一番古く平安時代から続く古社。社記によれば平安後期に杉末神社境内に勧請されたとあり、杉末神社は赤ちゃん初土俵入が行われる神社。 変更履歴 2023/12/23 初版 ▼HP、▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述の見どころ参照 ▼見どころ1688年、宮津藩主・阿部正邦により再建され、本殿を中心に摂社・末社を含め8

日本三大文殊「智恩寺」パワースイーツと日本三景【丹後王国シリーズ】

天橋立へのアクセスも良く、周辺は店も多いので、昼食やお土産にも困らない。自然が多い周辺で威風堂々としたその山門「黄金閣」が素晴らしい。 本尊は文殊菩薩で奈良・安倍文殊院、山形・大聖寺と並ぶ日本三文殊の一つで、年間で数日しか御開帳されないという秘仏。 ちなみに2010年代、本堂右側に寺の写真集があり、それを見ると本尊の写真があった。安倍文殊院と同じ渡海文殊菩薩坐像であり、柔らかい表情だった。そして2023年に初見仏!! (https://www.youtube.com/wat

天橋立No.1ビューポイント「成相寺」西国三十三札所!傘松公園とセット【丹後王国シリーズ】

西国三十三所札所。704年に文武天皇の勅願寺として真応上人が創建したと伝えられ、本尊は身代わり観音、美人観音と呼ばれる「聖観音」で、33年に一度の御開帳である。前回のご開帳は2005年なので次回は2038年になるが、2009年に実は開帳している。  最後に本堂にある左甚五郎作の「真向の龍(まむきのりゅう)」は、雲龍図と同じく龍と目を合わせながら横に移動しても、ずっと目が合った状態になるよう作られています。その真意のほどは、実際にお確かめください!  ちなみに左甚五郎が残した

籠神社周辺「金剛心院/妙円寺/大谷寺」後宇多上皇ゆかり【丹後王国シリーズ】

籠神社周辺と北側の神社は京都市内と繋がりがある寺がある。このまま北上すると伊根町なので行く人が多いが、参拝する人は少ない場所! 変更履歴 2023/12/19 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽金剛心院:京都府宮津市字日置2268 京都市右京区周辺の寺で名前をよく聞く「後宇多上皇」ゆかりの寺。本尊は「愛染明王坐像@重文」で、その他に京都・清凉寺「清凉寺式釈迦如来立像@国宝」、奈良・法華寺の「文殊菩薩坐像@重文」と同じく体内より

この社殿凄っ「須津彦神社💛須津姫神社」履中天皇/仁賢天皇/顕宗天皇【丹後王国シリーズ】【弘計皇子億計皇子シリーズ】

弘計皇子・億計皇子の物語がここにも!式内社で祭神は「履中天皇」と「久呂比売命」と珍しい。神社の名前の須津彦・須津姫と言うのは履中天皇御夫妻の事です。「すづひこじんじゃ」と読む。  丹後王国には身の危険を感じて丹後や播磨に隠棲した「億計命・弘計命(ヲケノスメラミコト・オケノスメラミコト)」兄弟の隠棲伝承があるのだが、ここは祖父母を祀る。  延喜式「吾野神社(わかやじんじゃ)」とされ、他の候補地としては「吉野神社(京都府宮津市文殊字宮ノ谷287)」と「天満神社(京都府与謝郡加悦

籠/眞名井/天橋立「麓神社」4社巡りすべき?天皇を祀る古社【丹後王国シリーズ】【弘計皇子億計皇子シリーズ】

籠神社&眞名井神社&天橋立神社の3社参りでは片落ち!!「麓神社」も忘れずに。そして、天橋立神社書いていないことに気づく。 変更履歴 2027/07/25 初版 ▼HP なし▼アクセス京都府宮津市難波野上地143 籠神社、眞名井神社の道を北上です! ▼祭神・本尊と脇時大鷦鷯尊(おおさざきのみこと):仁徳天皇 弘計王(おけのみこと):仁賢天皇 億計王(をけのみこと):顕宗天皇 ※祖父:履中天皇 ※父:市辺押磐皇子(いちのへのおしわのみこ) ※母:葛城蟻臣(かつらぎのあり

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7月24日の京都は「祇園祭」と日本三大「文殊菩薩」特別開扉の日(京都市内⇔天橋立)

若狭の仏像 快慶作「地蔵菩薩像@重文」を持つ如意寺/由良神社【京都】

 快慶作「身代地蔵菩薩像@重文」が安置されている。そして、次に紹介する金剛院、松尾寺にも快慶作があり、中山寺には珍しくて素晴らしい馬頭観音座像@慶派がある。  この良質の仏像たちが集まっているのは、東大寺・お水取りに繋がりの強い神社仏閣が若狭にあるからか。なぜ若狭なのかというと、奈良の荘園だったからであり、御食国だからだろうか。古都の人達は「若狭ハンパない!美味し!」と言ったのかも。 ということで、宮津市から東に向けて神社仏閣巡りを続けます。 侮るなかれ、素晴らしい美仏があ

天橋立!元伊勢「籠神社/真名井神社」伊勢神宮外宮の故郷!磐座信仰【京都】【丹後王国】

※ご注意※磐座あたりは禁足地になっています。 丹後王国中心の地で、元伊勢籠神社は、平安時代の家系図があり、国宝である。家系図を見ると尾張氏の祖なども記されているなど、色々と興味深いところである。 日本書紀には元伊勢「吉佐宮(よさのみや)」は丹後の国(厳密には丹波)と記されており、伊勢神宮外宮元宮、浦島太郎、羽衣伝承、上賀茂神社と同一神・葵祭、天皇の皇后などを輩出、聖徳太子の母など、気になるものがてんこ盛りの神社である。 長いので、箇条書きにします・・。 2019年で天照大

【天橋立#3】天橋立の絶景を楽しむビューポイント「五大観」

日本三景のひとつ「天橋立」。奇跡の絶景として古代より人々の心を魅了し続けてきた“謎多き天橋立”の魅力を連載記事で紐解きます。第3回は、天橋立の主なビューポイントについてご紹介。2020年、新たなビューポイントとして「天平観」が加わったことで「四大観」から「五大観」に!最新事情もお届けします。 制覇したくなる!天橋立5大ビューポイント「五大観(ごたいかん)」の位置まとめ こちらは天橋立を東西南北、そして正面から見る5大ビュースポット。場所や角度を変えてみると景色がガラリ

明智光秀の首塚も!細川家の想いが託された盛林寺

高台にあるため眺めが良く、美しい佇まいの盛林寺(せいりんじ)は、宮津と関係の深い細川家ゆかりのお寺です。京都府内には明智光秀の首塚と伝わる場所が3か所ありますが、そのひとつとされています。 盛林寺の歴史と細川家との関わりとは 曹洞宗盛林寺は上宮津城の城主、一色家重臣小倉播磨守の菩提寺として天正5年(1577)に創建されました。創建時は宮津大久保谷(宮津湾近く)にあり、その後2度の移転。現在地に移ったのは貞享2年(1685)のこと。(写真は本堂外観) 開山は趙室宗栢和