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01-2.京都-丹波・丹後王国

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#丹波王国

33年に1度の御開扉「薬師寺」聖徳太子作【丹波国(丹波王国)シリーズ/丹波シリーズ】

薬師如来の脇侍は日光・月光菩薩なので薬師三尊形式ですね。聖徳太子作か~。奈良・東大寺の古門書には、快慶は丹波仏師に関係していることから良い仏像が多い地域でもある。ということで期待していましたが、地域で大事にされている地方仏ですね。  あっ有名な奈良の薬師寺はこちらです。話を戻します。  住職と話したところ、一番遠い人は千葉から来たそうです。バス、徒歩も無理だろうからレンタカーかな・・・。あと、パンフレットは33年前の写真があり、それを絵にしたよう。最後に、ガチで33年に一

スサノオ「久理陀神社」神仏習合「浦宮神社/神宮寺」【丹後王国シリーズ】

「関西電力宮津エネルギー研究所丹後魚っ知館」の行きに見つけていた神社。祭神は「栗田大明神」で、旧住所が「粟田小田宿野」ということから産土神であろう。 変更履歴 2023/12/26 初版 ▼HP ▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽久理陀神社:京都府宮津市小田宿野字中谷262 「関西電力宮津エネルギー研究所丹後魚っ知館」の行きに見つけていた神社。祭神は「栗田大明神」で、旧住所が「粟田小田宿野」ということから産土神であろう。  ※「関西電力宮

雪舟作天橋立図"雪舟観"「獅子崎稲荷神社(獅子崎稲荷)」みつばつつじ【丹後王国シリーズ】

2017年京都国立博物館で行われた『国宝展』で展示された雪舟『天橋立図』はここから描いたと言われる。ただし、ここではないという噂もある。ちなみに天橋立の花火大会はここで見るのも手です。  4月中旬以降に獅子崎稲荷神社の鳥居を取り囲むようにピンク色の「みつばつつじ」が包み込む。天橋立南側の「ビューランド」や北側「傘松公園」「成相寺」から見える天橋立と違った景色を楽しむことが出来る。 変更履歴 2024/12/25 初版 ▼HP ▼アクセス京都府宮津市獅子崎 ▼祭神・本尊

天橋立「和貴宮神社」宮津祭&神楽「智源寺」磐座隠れスポット【丹後王国シリーズ】

天橋立手前にある智恩寺と奥側にある籠神社と成相寺もよいけど、そのまえにこんなところもある!!「和貴宮神社」と「山王日吉神社」を練り歩くのが「宮津祭」である。 変更履歴 2023/12/24 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽和貴宮神社:京都府宮津市字宮本431 「わきのみやじんじゃ」と読む。神社前には公民館があり、駐車場は公民館と兼用になっている。車三台ぐらい停められる。この神社の奥には「カトリック宮津教会」がある。  宮津

この社殿凄!宮津最古「山王宮日吉神社」真横に「如願寺」神仏習合だな【丹後王国シリーズ】

572年に鎮座!平安時代初期の延喜式神名帳にも宮津で唯一記載されている古社。山王宮日吉神社は、宮津総氏神で宮津藩の守護神でもあるが、本殿右にある「杉末神社」を摂社が一番古く平安時代から続く古社。社記によれば平安後期に杉末神社境内に勧請されたとあり、杉末神社は赤ちゃん初土俵入が行われる神社。 変更履歴 2023/12/23 初版 ▼HP、▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述の見どころ参照 ▼見どころ1688年、宮津藩主・阿部正邦により再建され、本殿を中心に摂社・末社を含め8

八幡だけど神明造「板列八幡神社」女神像2体ってアマテラスとトヨウケでは「板列神社(板列稲荷神社)」【丹後王国シリーズ】

平安中期の創建。現在の社殿は1834年のもので八幡社だが神明造り。祭神は八幡神のうち、応神天皇、息長足姫命(神功皇后)で、平安時代の女神坐像@重文を2体持っている。もしや、伊勢神宮内宮のアマテラスと伊勢神宮外宮のトヨウケでは??とか思ったり。  稲逎売神という見慣れない神様を祀る稲荷社。トヨウケの別名だとか、きになる神様だな・・。  いずれにしても籠神社との関係があるようだ。 変更履歴 2023/12/21 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時後述します。 ▼見ど

籠神社周辺「金剛心院/妙円寺/大谷寺」後宇多上皇ゆかり【丹後王国シリーズ】

籠神社周辺と北側の神社は京都市内と繋がりがある寺がある。このまま北上すると伊根町なので行く人が多いが、参拝する人は少ない場所! 変更履歴 2023/12/19 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽金剛心院:京都府宮津市字日置2268 京都市右京区周辺の寺で名前をよく聞く「後宇多上皇」ゆかりの寺。本尊は「愛染明王坐像@重文」で、その他に京都・清凉寺「清凉寺式釈迦如来立像@国宝」、奈良・法華寺の「文殊菩薩坐像@重文」と同じく体内より

徐福と浦島太郎「新井崎神社/浦嶋神社(宇良神社)」伊根町(・∀・)イイネ!!【丹後王国シリーズ】

徐福と浦島太郎伝承がある丹後王国の最北端にある伊根町の神社ですね。海に係る話が多い。ちょっと浦島太郎の話が出ている動画をどうぞ。  そして羽衣伝承とかぐや姫・・。 変更履歴 2023/12/18 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽新井崎神社 祭神は「事代主命」「宇迦之御魂命」「徐福」である。  徐福という人を祀っている珍しい神社です。場所的に鬱蒼として木々に囲まれ海が見える景色がよかったです。  蟹収めに丹後半島を一周

関西花の寺!大文字焼「如意寺」日本唯一!行基ゆかりの寺「村岳神社」【丹後王国シリーズ】

行基ゆかりの寺「如意寺」の本尊は「十一面観世音菩薩@秘仏」で、日切不動尊、阿弥陀如来坐像、金剛力士像が安置されている。花の寺でも有名で、目の前には久美浜湾があり、「関西花の寺25ヶ所霊場」の第七番札所でもある。本尊会である「千日会(八月九日)」には久美浜湾岸一帯で、花火・灯篭流し・大文字焼きなど町を挙げての夏祭となる。 変更履歴 2023/08/07 初版 ▼HP、アクセス、本尊※後述の「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽如意寺(京都府京丹後市久美浜町1845) 花の寺なの

円山応挙の孫弟子「慶徳院」麻呂子親王「円頓寺」行基「本願寺」【丹後王国シリーズ】

 丹後地域に伝わる麻呂子親王(金丸親王)の七仏薬師承の伝わる寺。麻呂子親王は聖徳太子の弟にあたり、大江山に棲んで、人々を苦しめていた鬼たちを、薬師如来の加護を得て退治した。そしてその恩に報いるために七駆の薬師如来を彫刻し、丹後の七カ寺に分置したといわれています。そのうちの一つがここに安置されている「薬師如来像@重文」とのこと。  ということで、由緒が竹野神社・斎宮神社と繋がりがある神社ですね。 変更履歴 2023/08/05 初版 ▼HP、アクセス、本尊※後述の「▼見ど

神仏習合「全性寺天満宮」神社アトラクション/おもかる石/願い石&叶い石なども勧請?【丹後王国シリーズ】

江戸時代前期、全性寺が臨済宗天龍寺派の寺院として建立。願いがかなう「百度石」、「願い石」、「叶い石」などがあります。願い石をスタートさせ、叶え石に向かいます!って京都・清水寺の地主神社、滋賀・沙沙貴神社(佐々木神社)と同じですね。。 峰山4寺のひとつであり、天満宮は約350年前同寺が曹洞宗から臨済宗天龍寺派に改宗したのを契機に鎮守社として境内に建立されました。 変更履歴 2023/08/03 初版 ▼HP▼アクセス京都府京丹後市峰山町吉原64  ※駐車場は社寺内に置かせて

丹後の神・豊宇賀能メ命「多久神社」比治山の天女は万病を治す酒を造る【丹後王国シリーズ】

 丹後の神様「豊宇賀能メ命(豊受大神と同一神。天酒大明神)」を祀る。祭神は『丹後国風土記』にいう比治山の天女とされ、万病を治す酒をつくったことから、明治期まで天酒大明神とも称した。本殿背後には、古墳時代前期古墳といわれる涌田山1号墳など古墳群が連なっている。  現在の本殿は1811年の火災で再建されたと伝わり、大工は丹後を中心に活躍した吉岡嘉平氏で、細部を飾る彫刻が素晴らしい神社。 変更履歴 ▼HP 公式なし▼アクセス京都府京丹後市峰山町丹波湧田山 ▼見どころ 丹後の神

浦嶋伝説「嶋児神社」静御前誕生の地「静神社」【丹後王国シリーズ】

「丹後国風土記」に伝えられる浦島太郎伝説が残る神社。近くには竜宮城から帰り着いたとされる「万畳浜」や、玉手箱を開けて老人になってしまった際、その顔のしわを引きちぎって投げつけたとされる「しわ榎」がある。最後に、丹後国風土記に記されている浦島太郎は「水江浦嶋子」となっており、京都・伊根町の「浦嶋神社」も浦島伝説が残っており、大阪・住吉大社にも浦島太郎の話がある。 変更履歴 2023/08/01 初版 ▼HP、アクセス、祭神※後述の「▼見どころ」参照。 ▼見どころ▽嶋児神社

浦嶋伝説「網野神社」危険マンドリ神事復活&日子坐王&水江浦嶋子【丹後王国シリーズ】

浦嶋伝説ゆかりの網野神社。祭神は丹後地方の国造りをした「日子坐王(ひこいますのみこ)@第九代開化天皇の皇子」、「水江日子坐王(みずのえひこいますのみこ)」、「住吉大神」、「水江浦嶋子神@浦島太郎」である。日子坐王は『古事記』で丹波・丹後に派遣されて土蜘蛛を倒したことが記され、また別の記録には、その後、日子坐王は丹波に留まり、国造りをしたとある。この祭神は「竹野神社」などにも祀られている。なお浦島太郎は伊根町・浦島神社などにも祀られ、丹後所縁の人である。  さて、日子坐王など