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初めてのソウルは、持続性の高いキラキラだった。【ONEUS、RBWフェス2023】

推し活の引き出しから、少しづつ夏の思い出を取り出して、日常を生きながらえてきた。遠征型オタクは、持続性が高いキラキラを鮮度の高いまま保有する訓練を積んでおり、辛くなったら即座に取り出し、急速で解凍し、覇気をあげるというセルフケアを日々おこなっている。

ハワイ在住のK-pop好き人間です。
最高の気候、紛れもなく、天国のようなリゾートだが、物価が高い。
K-popアイドルはプライベートで旅行には来ているようだが、コンサートはしない。なので、現場を堪能する為には遠征が必須。日本、韓国、アメリカ本土。どこもそれなりに遠いしお金もかかるので、しょっちゅうは行かれない。なので、ここぞという時に、短期間で全ての現場を網羅しないといけない、リゾート住み(田舎)、短期集中型遠征をここ数年敢行している。

2023年の夏、親子3人で初めてソウルを訪れた。
この夏の楽しかった思い出と共に、これからの人生何があっても生きていける。と親子共々誓ったくらいに、キラキラした日々だった。

事の発端ーどうしても行きたいコンサートがあった。

RBW 2023 Summer Fes Over the Rainbow in Seoul

これは、私が推しているONEUSが所属する事務所Rainbow Bridge World(以下RBW及び虹社)のファミリーコンサートだ。HYBEのWeverseコン、SMのSM Townなど、そんな感じのもので、ファンは常々ファミコンお願いします!!と長い間切実に思っていたものの、実現はされておらず、今回、念願の、初ファミコンが開催されることになり、虹社ファン界隈は騒然とした。(少なくとも私の周りではかなり)

もう、どうしても行きたい。
何をどうしても、行きたい。
ファミコンって、先輩と後輩アーチストが同じステージ上でコラボしたり、日頃見られない仲良し、親密度が公になってしまったり、もう、妄想が現実になってしまう夢のステージでしょう?そうでしょう?
この夏はこれ一点、その周りを埋めるように予定を組まないといけない。と覚悟したのに、「夏、ソウルにて」という告知のみで日程がなかなか出ない。という焦らしの日々。

2ヶ月前に日程が告知された。7月16日(日)だ。
当方、夏休みは家族で日本に帰国するのが大前提だったので、私以外のメンバーの希望スケジュールも考慮する必要があり、調整が必要だった。
(夫と末っ子は、K-pop興味ないので、一日前にハワイに帰って頂くように飛行機を手配)
前日に息子の推し、STAYCのファンミが横浜であり、チケット購入済み。
しかも昼・夜の2公演も行く予定だ。STAYC告知早かった。というか、虹社が遅すぎた。

というわけで、初のソウルへの旅は、前日から忙しかった。でも短期間遠征にはありがたいスケジュールでもあった。

STAYCファンミから夜中の便でソウル

ソウルには、私よりKポ歴長い、詳しい、長男(16歳)と長女(20歳)も同行することになった。彼らもONEUS大好きだし、他グルも追っている。

昼から横浜のSTAYCファンミに行って、終わったらその足で羽田から深夜便でソウルに行かないとRBWファミコンに間に合わない。スーツケースを横浜まで持っていって、駅で預けて、ファンミに行かないといけない。ファンミの握手会やらスタンプ会やら、特典系イベントに参加するには、朝から会場に行かないといけない。など、行動を逆算していったら、長男は朝からスーツケース持って、横浜に一人で行くことになった。

横浜駅で、コインロッカー難民。
「ママ、コインロッカーが全部空いてないよ!」
スーツケースを入れるコインロッカーを週末に探すのが大変だった。
遠隔で色々調べて、たどり着いたのが、
YCATー横浜シティエアターミナル(横浜駅と羽田空港、成田空港を繋ぐバスのターミナル)のコインロッカー。たくさんあるし、一時荷物預かり所もあり、便利。

STAYCファンミ@横浜

私も、長女もここのコインロッカーにスーツケースを入れることができた。私は長男とSTAYC昼公演、長女は長男とSTAYC夜公演を堪能して、Yeah, Teddy Bear, うぅーぅ、うぅーう、う、う、う、うーとハイな状態でYCATで合流したのが22時半過ぎ。もうバス最終便が行ってしまったので、電車で羽田に行くことに。

Korean Air 羽田深夜便は羽田を午前2:00に出発、仁川に4:35到着するスケジュール。もう、子供達はずっと訳わからない感じでハイテンション。私も眠いんだけども、気が張っているので、寝れないまま、韓国着。

仁川に明け方着 e-sim機能するかチェック

初めての仁川空港。綺麗。でも朝の4時半で閑散としているし、何をする?まず、着いてすぐに確認したのは、e-simが機能するかということ。いつも海外ではポケットwifiを借りていたのだが、「e-simが便利!」と聞いていたので試してみた。AmazonやQoo10などで購入可能。3日間ー1850円、5日間ー2800円、10日間ー3900円とwifi借りるより、リーズナブル。QRコードがメールで送られてきて、スキャンして、設定するのみで、韓国でのデータ通信が可能になり大変便利。ということなのだが、なんと私のiPhone、SIMロックがかかっており、韓国についても使用できず、焦った。機種変更した際に、機種本体の料金を月々返済にしており、全額払い終えていない場合はロックがかかっているとのこと。なので、急遽全額支払いをし、晴れて3日後にSIMロック解除され、e-simが使用可能となった。結果やたらに高額simになったが、wifiを持ち歩く煩わしさ、充電問題からの解放となり、大満足。
韓国のe-sim、電話番号付きのもの(受信のみ可能)と電話番号がついてないものがあります。電話番号付きの方が若干高いですが、レストランの順番待ちする時などテキストが送られてくるので便利。
受信と発信両方の機能があるe-simは、韓国の空港のカウンター店で購入可能らしいです。
(すぐにe-simが使えなかったので、急遽空港カウンターでポケットwifiも借りました…)

空港内のスパで風呂と仮眠

とにかく、韓国は早朝。まだ5時。
ホテルは15時のチェックインだし、コンサートは18時からで会場には17時には行っていたいし、夜も長くなりそうだから、少しは寝たい。いやかなり、疲れている。韓国マスターの友人達は、「そんな時はチムジルバンに行ったらいい」と言う。チムチム?どうやらスーパー銭湯みたいなものらしい。調べたら、空港内にもあるので、行ってみることにした。子供達は日本のスーパー銭湯大好き人間なので、大喜びで向かった。

改装されて綺麗になったらしいSPA on AIR

SPA on AIR
何もわからないまま来たけど、空港内なので、英語表記もあるし、スーツケースも預けることができるし、便利。
6時間まで利用可で、一人25000ウォン。列もなく、空いていて、すんなりと入館。鍵とタオルと館内着を受け取り、男女別の更衣室へ。中は洗面台が5、6台くらい、ドライヤー完備。奥は小さめのお風呂と個別のシャワーブース。お風呂には日本と同じように全裸で入浴。シャワーもできて、お風呂も入れるなんて、最高ー。と私も娘もゆっくり入浴。
息子は、一人で、なんとかやった模様。
お風呂終わった後は、館内着に着替えて、仮眠エリアへ。ここは男女共有スペース。広い部屋になっていて、各自マットを敷いて雑魚寝が出来る。女性専用エリアもあり。
さて、ここで4時間くらい寝て、12時くらいになったら移動しよう。と、すごい寝る気満々だったが、私は1、2時間くらいしか寝れなかった。結論、仮眠室ではそんなに寝れない。
でも息子と娘はぐーぐー寝てた。熟睡だ。起こさなかったら、ずっと寝てたと思う。
あ、寝てる間に携帯を充電しよう!と思ったら、コンセントの形が違う事に気づいた。韓国、コンセントの形が違います。知らなかった…。受付に行ったら、アダプターを貸してくれました。2個も…。感謝。
あとで、コンビニで変換アダプターを購入しました。

交通カード購入 空港から電車でソウル市内へ

さあ、風呂も入った、仮眠もした、正気を養ったので移動しよう。お腹も空いたし、喉も乾いたというので、Spaを出たところにあるGonchaでボバティーを各自購入。空港のコンビニで交通カードを2枚購入。(私は事前に友人に頂いたものを持ってきていた)Suicaみたいなカードで、電車、地下鉄、バス、全てこれで乗ることが出来る。ただ、チャージは現金でしか出来ない。現金がない。なので、空港の両替所で少し両替をして、チャージした。

空港鉄道 A’REXに乗ることにした。

この機械でチャージ。日本語表記もあり。ありがたい…。

ソウル駅までは11000ウォン。
直通列車利用の場合は、第2ターミナル駅からソウル駅まで51分、第1ターミナル駅からは43分
一般列車を利用した場合は、仁川空港第2ターミナル駅からソウル駅までの所要時間は66分
一般列車を利用して、地下鉄も2回乗り換えして、オリンピック公園の駅まで行ったので、途中迷ったりとか含めると2時間かかった記憶…。案外遠かった。

ソウルの電車も地下鉄も初めてだったので、常にアプリを起動させながら移動。韓国では普段利用しているGoogle Mapがあまり使えないので、"NAVER マップ”  ”コネスト地図”  ”韓国地下鉄” などのアプリを使用。地図アプリは、どちらも日本語で検索可能。ちょっと使い方に慣れておく必要があるので、渡韓前に自分のホテルや、行きたいところなどを検索して保存したり、経路の確認などしておくと良いと思う。バスや地下鉄などの情報も出るのでとても便利でした。使いこなせれば、どこでも行ける!マップアプリがどこまででも連れて行ってくれる!ありがとう!

実は、STAYCとRBWコンの間にもう一つ、フェスを敢行しようと企んでいた。Have a Nice Trip というフェスで、13時から開演、場所は金浦国際空港寄り。頑張ればハシゴできるんじゃないか…と思いついた。このフェスには、スマートでお人柄も音楽に対する姿勢もパーフェクトすぎて敬愛、尊敬しているDAY 6のYoung Kさんと、2023年、ONEUSに並ぶぐらいに聴きまくった名曲、名演奏、しかも可愛くて面白い4人組バンドLUCYが出演となり、嬉々として、チケットを購入したのだが、タイムテーブルが発表され、ヨンケイさん16時から、LUCYはこともあろうにトリの19時!ということで泣く泣く諦めた。これは間に合わない。トップバッターなら、いけるかも。と思ったのだが、盛り上がりの最高潮のお役目を担う彼らに敬意を払い、またの機会に。

LUCYとYoung Kさん、次の遠征の原動力にする…絶対にいきます。

着陸から10時間後、ホテルに到着

着いた…。オリンピック公園。もう疲れているので適当に撮ったらしい記念ショット。

やっと着いた。仁川に着陸してから10時間経っている…。公演会場であるオリンピック公園に隣接しているソウルオリンピックパークテルまであと少し。駅からスーツケースガラガラ押して、歩くこと約10分。
お腹も空いたし、疲れたね。

途中、友人から連絡がきていた。
20年来の家族ぐるみの韓国人の友人で、長女妊娠中に仲良くなった。2019年、NJでのBTSコンサートにも一緒に行った。彼女も娘と韓国に来ているので、今回も一緒にコンサートに行くことになった。RBW勢のことは知らないのだけど、娘ちゃんがIZ*ONE出身のイチェヨンが好きだから、行ってみたい!とのことで合流することに。

「4時に着くから、現地で待ち合わせしよう」
あと、1時間しかないな…とにかくホテルの部屋に荷物置いて、出来る限りの高速でペンラ、ボード、うちわなど準備して、フロントでタクシーを呼んでもらい現場のハンドボール競技場まで急いで行った。ご飯はまだ食べていない。

初、韓国でのコンサート体験

なかなか手作り感満載の案内板でさえも愛おしい…

歴史の1ページになるであろう、RBWファミコン会場に着いた。
割と、人だかりできてないね?
まだ早い時間だからかな。
テントとかも小さめだね。
案内板も手作りっぽいね。
マーチライン、売り切れ?品不足?もう終わってしまったのかな。
なんだろう、学祭的な…
ううん、アットホームな、ファミリーコンサートだからだね!!(言い聞かせている)
妙に落ち着いた雰囲気だけど、ついに、ついに、目的の地に到着して高揚していた。(若干ここであってる?え、日にち合ってる?と確認はした)

チケットBOXは可愛らしいテントだった

えーと、チケット、チケット。
韓国のコンサートは初めてなので、このチケット受け取りシステムが一般的なのかは定かではないが、チケッテングはオンラインで前もっておこなわれ、チケットは韓国内の住所に送られるか、現地で受け取りの2択だった。
なので、チケットBOXと書かれたテントに行き、名前を告げ、本人確認(クレジットカードの提示か、身分証明書の提示だったか覚えていない…)をし、用意された紙チケットをもらった。名前ごとに分けられていて、封筒に入れられており、ああ、お席が用意されている…と、チケットをもらった瞬間とても感動した。
まだ早い時間だからか(でも公演2時間前なんだけど)列もなく、とてもすんなりと受け取ることができた。

ファミコンなので、いろんなグループのペンラを持っている方々がいて楽しかった。ちなみに、出演アーティストはこちら。

RBW

  • MAMAMOO+

  • VROMANCE

  • ONEUS

  • ONEWE

  • PURPLE KISS

WM Entertainment

  • B1A4

  • OH MY GIRL

  • ONF

  • Lee Chae Yeon

DSP Media

  • MIRAE

  • YOUNG POSSE

今改めて見ると、豪華すぎる。このコンサートをきっかけに大好きになってしまったグループもいる。私ーONF、娘ーMAMAMOO+ムンビョルさん、息子ーPURPLE K!SS。なので、もう本当にありがとう。あ、まだ始まっていなかった。

チケットBOXの前で、友人と待ち合わせをした。
来たー!!!4年ぶりの再会。ハグ。コロナ禍を経て、こうやって別の地でまたコンサート会場で会えるなんて感動。お互い、子供が大きくなって、割と自由に行動できるようになったのもある。人生、長く生きてみるものだ。
そして、友人の友人とも初めましてで、合流。韓国に住んでいた時の、高校時代の親友だという。韓国に住む方との交流もできて、大変嬉しい。
現場に無事着いて、友人とも会えたし、もう韓国旅行の目的をほぼ達成した感があった。もう、どこかに移動して、ご飯食べよう。
あ、まだコンサート始まってなかった。

続く。


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