出町座の労務状況についての報告を受けて~質問の公開~

4/30にこんなの出てたのさっき知りました。別件で忙しくしていたうえ、メンタルブレイクで寝込んでた時期でもあったので。

知らない方のために伝えておくと、出町座がこんな報告をするようになったきっかけは私です。昨年9月、noteとTwitterで、出町座の前身、立誠シネマで行われていたハラスメント、労働搾取の告発を、被害者として行いました。その詳細はまあ、noteの過去記事をさかのぼってください。

今回の報告への感想ですが、「何も思わない」です。立誠シネマで受けた金銭的、精神的苦痛が癒されるわけでもないので。立誠シネマはもうないわけだし、出町座がどんなにいい劇場に生まれ変わろうが、「どうせ行かないから関係ない」と思います。

そもそも僕は、僕を頼ってくれる業界の被害者のみなさんへの対応で忙しいのです。

いろんな団体が話を聞いてくれて、信頼しかけた時期もありました。でも、結局はどこも「ミニシアターを支援する」ことが目的で、ネガティブな要素を積極的に広めたりはしませんでした。

僕はミニシアターでハラスメント被害を受けた人間は、「映画文化を守るためには邪魔な存在」として扱われているように感じました。今では、ミニシアター自体や、支援団体にとてつもなくアレルギーがあります。

ところで、出町座の特設窓口が5月末で閉じるらしいんですよね。これまでさんざん問い合わせを無視しておいてそりゃないだろって話ですが。

そこで、近日中に以下の質問を窓口にぶつける所存です。

①立誠シネマの元従業員への報酬が非常に少額だったのは認めているはず。その補償についてまったく触れていないのは契約の問題か?それとも、請求期限の時効を迎えているという認識か?

②これまで私は出町座に近しい人物たちから「あなたが何を言おうと、私は出町座が好きだ」「私は出町座と働けているので問題ない」「人権派の私を巻き込まないでほしい」という言葉を浴びせられてきた。これを二次加害だと思うか。もし思うなら、それらを防ぐために何をしてくれるか。

③昨年10月、最初の謝罪文にて田中支配人が自身の境遇、社長との関係性について言及していた。それは改善されているのか?

④そもそものきっかけになった書籍『そして映画館はつづく』の中で、田中支配人が立誠シネマの問題を隠蔽し、あそこに集まっていたスタッフを「やつ」呼ばわりしたことをどう思うか。

⑤石塚は立誠シネマ時代、田中支配人から急に、月給5万円を3万円にされた。あれは誰の何のための判断だったのか。また、差額の2万円はどう運用されたのか。

⑥立誠シネマの従業員は石塚が辞めた後、月給10万円になったと聞く。それは事実か。また、「黒字にならなければ給料は上がらない」と聞いていたが、立誠シネマは黒字になったということか。

⑦出町座の労務状況の改善報告が途切れたのは、『麻希のいる世界』上映、宣伝を優先したためか。

⑧立誠シネマ時代、石塚が連れてきたボランティアスタッフについて、「女子かイケメンを連れてきてほしい」と文句を言われた。出町座でもスタッフの容姿や性別は重要だと思うか。

⑨田中支配人は業務改善の報告途中で、ラジオ出演を行っていた。立誠シネマ時代、石塚がお客さんとSNSでいさかいになったとき、「しばらく目立つな」と言われたはずだが、方針を変えたのか。当時は、「SNSを更新するな、人前に出るな」と言われたのだが。

⑩田中支配人からは何度も「映画にかかわりたい人間はそれ自体が幸せなのだから、報酬などいらない」と言われた。石塚の今を映画にかかわれて幸せだと思うか。

回答もまた報告します。



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