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Stable Diffusion Web UI の一番簡単なインストール方法: WindowsでAIイラストが無料で作れます

ここ最近、Stable Diffusion を使ったAIによる画像生成が非常に盛り上がっていますね。

この記事では、Windowsユーザー向けに Stable Diffusion を簡単に使う方法をご紹介します。

Stable Diffusion Web UI とは?

「Stable Diffusion Web UI」は Stable Diffusion という画像生成AIのモデルを、パソコンで簡単に実行することができるツールです。

細かい話をしてしまうと難しくなってしまうので省きますが、簡単に言えば以下のような感じです。

  • Stable Diffusion はあくまでモデルなので、単体では動かせない

  • そこで Diffusers など、モデルを動かすためのツールが必要

  • Stable Diffusion Web UI もそのツールの一つ

  • ただ Diffusers とかと違って、Webツールのように直感的に操作しやすくなっている

まあ、上記を読んでよくわからなくても全然平気ですので、そのときは気にせず読み飛ばしてください笑

必要なPCスペック

さて、こんなに便利なStable Diffusion Web UIですが、以下に必要なスペックを提示します。

・OS: Windows (10以上がいいかと思います)
・GPU: RTX2000シリーズ以上
・GPUメモリ: 6GB以上

メモリは6GB以上が必須です。それ以下だと画像を生成できない可能性があります。

ただGPUは少し古くても動作するみたいです。僕も過去に購入した GTX980Ti に Stable Diffusion Web UI を導入したところ、正常に動作しました。

生成速度は最新GPUより遅いですが、それでもサクッと試してみたい人は「ひとまず手持ちのPCに入れてみる」のがおすすめですね。

あと、Mac も対応しているようですが、GPU搭載のWindowsほど高速に画像を生成することは難しいようです。

もしMacで画像生成AIを使いたい場合は、Macで使いやすいようにチューニングされている Diffusers というアプリが便利です。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

Stable Diffusion Web UI のインストール方法

Stable Diffusion Web UI の導入方法にはいくつかやり方がありますが、今回はPCにあまり慣れていない人でもインストールしやすいように、一番簡単な方法をご紹介します。

Python 3.10.6をインストールします

まずは Python をダウンロード、インストールします。このとき、3.10.6 を選ぶように気をつけてください。3.10.6 以上のバージョンではサポートされていないのでマジで注意!

以下のサイトに行けば 3.10.6 をダウンロードできます。

以下の「Windows installer (64-bit)」と書かれているリンクからダウンロードします。

Windows installer (64-bit) をダウンロード

ダウンロードできたら、あとはインストーラーを立ち上げてインストールしましょう。このとき、 "Add Python to PATH " をチェックするのを忘れないようにしてください。

Stable Diffusion Web UI をダウンロード

GitHubというサイトから Stable Diffusion Web UI をダウンロードします。

上記のページを開いたら、以下の図を参考に「Code」→「Download ZIP」をクリックしてファイルをダウンロードします。

Stable Diffusion Web UI を起動&インストール

あとは上記のファイルを好きな場所で解答し、Stable Diffusion Web UI を起動&インストールしていきましょう。

解答したフォルダを開くと「webui-user.bat」というファイルがあるので、これを通常のユーザーとして実行します。このとき、管理者で実行する必要はありません。

実行できると以下のようにインストールが開始します。初回はかなり時間がかかるので、気長に待ちましょう。

Python 3.10.6 (tags/v3.10.6:9c7b4bd, Aug  1 2022, 21:53:49) [MSC v.1932 64 bit (AMD64)]
Version: <none>
Commit hash: <none>
Installing torch and torchvision
Looking in indexes: https://pypi.org/simple, https://download.pytorch.org/whl/cu118
Collecting torch==2.0.1
  Downloading https://download.pytorch.org/whl/cu118/torch-2.0.1%2Bcu118-cp310-cp310-win_amd64.whl (2619.1 MB)
     - -------------------------------------- 0.1/2.6 GB 193.7 kB/s eta 3:36:31

ちなみにもし、Windows11 を使っていて「Microsoft Store でアプリを検索しますか?」と表示される場合は以下の方法を試してみてください。

  • 「webui-user.bat」を右クリック

  • 「プロパティ」をクリック

  • 「セキュリティ」の「許可する」にチェックを入れる

「許可する」にチェックを入れる

OKを押したら、再度「webui-user.bat」を実行しましょう。

動作確認

うまくインストールが完了すると、以下のようにローカルのURLが表示されます。

Running on local URL: http://127.0.0.1:7860

表示されたら、上記のURLにマウスを持っていき、Ctrl キーを押しながら左クリックしましょう。

するとブラウザでStable Diffusion Web UI が開かれます。その際、以下のような画面が出れば成功です。

この画面が表示されれば成功

では試しに画像を生成してみましょう。標準だと Stable Diffusion 1.5 が利用できる状態になっているので、「txt2img」の下にある「Prompt」というテキストエリアに「Labrador in a vintage car.」と打ち込んでみましょう。

できたら、オレンジ色の「Generate」ボタンをクリックします。しばらくすると画像ができあがるはず。

「Labrador in a vintage car.」で生成された画像

まとめ

この記事では Stable Diffusion Web UI の導入方法をお伝えしました。このツールは非常に便利で、最近流行っているAIコスプレイヤーなども作ることができます。

その作り方についてもなるはやで記事にしますので、ぜひフォローよろしくお願いします。

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