『旧劇場・映画館』
【 この映画館について 】
正しい屋号には“〇〇映劇”と言います。
開館(開業) 昭和中期※(1)
閉館(閉業) 昭和後期
※(1)
資料では昭和38年時には営業中との事が判ってますが
昭和34年公開の映画ポスターもありましたので、その辺りが濃厚(?)かなと思います。
[ 映画館全体 ]
看板建築部には屋号が描かれていた模様ですが・・・
行く時期が悪かったようで、蔦に覆われておりかろうじて映画館風(?)のシルエットとわかる程度です。
[ 受付・(券)販売窓口 ]
[ 入口内部 ]
雨ざらし気味の [ 残留物 ]
いつの時代のものか判明できない、上映スケジュール
『四谷怪談』のポスター
昭和34年(1959年)
大映、監督:三隅研次、伊右衛門:長谷川一夫、お岩:中田康子
写真は少し違いありそうですが、同じ作品のポスター画像が拾えました。
[ 四谷怪談 ] 残留物から少し...知る
豊島区雑司が谷で実際に起きたとされる事件をもとに創られた怪談話で時代をさかのぼると、元禄時代だそうです。(鶴屋南北の『東海道四谷怪談』)
“豊島区雑司が谷”は、東京が旧称“江戸”と呼ばれていた頃には“雑司ヶ谷四谷町”だったので「四谷町の怪」・・・「四谷怪談」と呼ばれ語り継がれてきたのでしょう。
葛飾北斎の表現する提燈のお化けになった、お岩さん。
物語は、“岩”という女が夫である“伊右衛門”に殺され、幽霊となって復讐を果たすといったもの。
別の話では岩と伊右衛門は夫婦でありながら伊右衛門の浮気で浮気相手との間に子供を授かったしまい、岩が失踪しその後(お岩の祟りで)伊右衛門の関係者が次々と死んでいくというものも多数存在します。
混同されやすいのが姫路が舞台の「(播州)皿屋敷」、東京が舞台の「番町皿屋敷」です。こちらの話は主人公が「お菊」ですからネ。(話も違いますよー)
[ 確認できる最古の空中写真 ]
昭和41年(1966年)撮影の空中写真です。
赤く〇で囲んだ場所が営業中の映画館の様子です
[ 最後に ]
いつもいつも読んで頂きました有難う御座いました。
今回はTwitterのtweetのまとめ記事と自分の記憶を振り返るものとなりました。
元ツイ
https://twitter.com/T0M1N/status/1319440726485135360
映画、映画館、怪談の知識も乏しいので何か感じた事や知ってる情報あればお聞かせください。
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