今〈ありのままの自分〉で生きているのは、家族のおかげなんだよね。

お母さん曰く、歴代キャラクターの名前を全部言えるくらいウルトラマンが好きだった（らしい）。だけど、おジャ魔女どれみやスーパードールリカちゃんも好きだった。そんな男の子だった。

物心ついた時には、男の子のおもちゃと女の子のおもちゃを両方持っていた。格好良いモノも可愛いモノも両方好きだった。

誕生日プレゼントでおジャ魔女どれみのステッキセットを貰ったり、お土産では超ギラギラのプリンセスセットのアクセサリーを貰ったりということも日常的。

今思うと、とても恵まれていたんだなと思う。お母さんやパパ、叔母さんたちは自分を否定することなんて一度もなくて、すべてを受け入れてくれていた。

だけど、周囲から傷つく言葉を言われることもあった。

小学校の同級生や先輩から「オカマ！」と言われた。

伯父から「男らしくないなら、チ●コ切るぞ。」と言われた。

小学校か中学校の先生からは「ゆうやくんは少しおかしいです。他の男の子と違います。」と言われたこともある。

そんな時でも両親と叔母さんは「男らしくしなさい」なんて一切言わなかった。〈ありのままの自分〉を愛してくれていた。

辛い経験を家族の愛が支えてくれたおかげで、〈ありのままの自分〉を受け入れ、自分を大事にすることができた。

今人生が楽しいのは〈ありのままの自分〉で生きているからだと思う。

〈ありのままの自分〉が一番だよって家族が教えてくれた。いつも心でハグしてくれた。

この家族のもとに生まれたから今の自分がいる。このおうちに生まれてきてよかった。

家族から学んだ大切な教えを、今度は自分が人に伝えていきたいなと思う。

だから、これを見てくれたあなたへ。

「あなたは、そのままでいいんだよ。ありのままが素敵だよ。」