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久石譲さんの「Summer」は音楽じゃないの、景色なの。

久石譲さんの大大大名曲「Summer」
皆さんも一度は聴いたことあるよね。

1999年公開の映画「菊次郎の夏」のメインテーマ。監督は北野武。のちにトヨタ『カローラ』のCMにも使用された、夏を感じられる定番ソング。JAPANの海系ギャルたちなら、一度はビーチでチルしながら聴いたことあるはず。

自分も座間味島に住んでいる時、ビーチで寝転びながら聴くのが大好きだったな〜。座間味島の美しい青さと心地よいメロディがベストマッチ。そんなことしてしまった日には、今後の人生一生休日かと錯覚してしまうくらい穏やかな気持ちになれる。

これぞ、贅沢な時間。

ここで夏曲あるある〜。

夏以外の季節に聴くとなんかしっくりこなくて、気持ち乗らない〜。あるある〜。

眩しすぎてちょっと鬱陶しくなる〜。あるある。

ここで、久石譲さんの「Summer」の登場。

※ここからは、自分の超独断と偏見。曲は人によって感じ方、受け取り方違うので、これはあくまで個人の意見として読んでいただければなと思います。自分自身が感じたままがその人の正解です。

個人的に感じるこの曲のすごいところは、、、

聴く四季によって、フィルターがかかった4つの夏が脳内スクリーンに上映されるの。

過ごしやすい気候の春に聴けば、今感じてる心地よい温かさから、もうすぐ夏が来るんだとワクワクする気持ちに。(明度高め、彩度低めの淡い夏)

春に聴く「Summer」

灼熱の夏に聴けば、夏のキラキラした楽しさが心いっぱい溢れて、一生夏がいいと思ってしまう気持ちに。(明度普通、露出高め、彩度高めのビビットな夏)

夏に聴く「Summer」

少し涼しくなった秋に聴けば、夏が過ぎ去りなんだか寂しい気持ちに。(明度低め、彩度普通、ドラマチックフィルターを薄くかけたような夏)

秋に聴く「Summer」

寒さに凍える冬に聴けば、あの温かい季節は幻だったのでは?と夏が懐かしく、儚い気持ちに。(明度低め、彩度高め、フィルム加工したような夏)

冬に聴く「Summer」

この曲を聴くと四季すべてが尊く思えるんだよね。春も秋も寒い冬にもどこかに小さな夏を感じられて、それぞれ夏の登場の仕方が個性的で「エモ」ってなるの。

自分はI LOVE 夏人間だから冬は苦手だったけど、「Summer」を聴いて気づいたことがある。冬があるから夏が好き。そして、夏が好きだからこそ冬や違う季節でも少し夏を思い出させてくれて、夏が来るのを楽しみにしてくれる。

苦手なものは、好きなものをもっと好きにさせてくれる、最高の隠し味。

「Summer」がそう教えてくれている…気がする。笑

久石譲さん、「Summer」をこの世に生み出してくれてありがとうございます。おかげで四季のある日本が大好きになりました。これからもこの曲と共に四季を楽しんで生きていきます。

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