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はじめの一歩って超重いの。だけど二歩目からは鬼軽いの。

なにかをはじめたい時、踏み出したい時。その一歩ってめちゃくちゃ重いよね。「失敗しないかな」、「今の安定を捨てていいのかな」なんて思ってしまう。

だけど、一歩踏み出したら「あれ?なんでこんな不安がってたんだろ?思ってたより全然簡単じゃん!」って経験あるよね。

そうなの、二歩目って鬼軽いの。


正直、この現象は仕方ないことらしい。自分たち人間には “不安” という能力が特別にプログラミングされているみたい。

ポジティブに言い換えると “不安” は人間しか持っていない特殊能力。心配になったり、不安になる力があるから危険を予測して回避できる。

一説によれば、人間の心のメカニズムは大昔のままだそう。不安症や心配性の人の方が危険に対処しやすく、生存競争で有利だったご先祖様たちのDNAの名残りだと思うとなんだか可愛く思える。

たまに良かったり悪かったりする、この特殊能力。 “不安” を理解して、しっかり抱きしめてあげることが大切。そうすれば自分を信じて、一歩踏み出すことができるはず。

自分も不安でなかなか一歩踏み出せなかったことがある。

2021年、沖縄県・座間味島に暮らしていた頃の話。毎日、充実した生活を送っていた。愉快な仲間たちと美しい自然に囲まれ、大好きな沖縄に住んでいることを毎日愛しく思っていた。

このまま大好きな場所で暮らしていきたかったけど、当時の自分は完全に座間味島に甘えていた。座間味島の空気感に甘えて、なんの努力もしてなかった。お金も全然なくて貯金もしてなかったし、暴飲暴食で不健康だったし、自分の本能のままに生きてただけ。未来のことなんて全然考えてなかった。思考ゼロ。

ある時「このままじゃ、すぐ死ぬ」と思った。なんのスキルもない、沖縄の離島で飲食店バイトしてる27歳。このまま生きていけない気がした。

なんの責任も持たず、座間味島の甘い蜜だけ吸ってきた生活に終止符を打たないといけない。

リモートワークに元々興味があって、WEBデザイナーになりたいといつの日か突然思ったのを覚えてる。

職業訓練校にWEBデザイナー科があることを知り、そこで勉強をし、就職を目指すことにした。

27歳で新たな業界でやっていけるだろうか、大好きな友達と離れても良いのだろうか、島を出て本当に正解だろうか、など色んな不安が過ぎった。だけど、このままの自分で生きるのが一番怖かった。

2022年の4月、仕事を辞めて島を出て、地元名古屋に帰ってきた。職業訓練校も無事合格して、約半年間勉強することができた。それから就活をして、夢だったWEB系企業へ就職することができた。結局WEBデザイナーになるのはやめて、ECサイト運営やSNS運用などのWEBマーケティングの仕事に就いた。そして今はフリーランスとして働く準備をしている。

一歩を踏み出してからは、流れるようにスイスイと進んでいった。もちろん大変なことも辛いこともたくさんあった。だけど一歩踏み出したらもうやるしかない。気づいたら二歩、三歩と競歩してる。

あの時、一歩踏み出したからスキルを習得できた。あの頃の自分より生きる幅が確実に広がって、成長できた。

「不安なのは一歩目だけ。二歩目は軽くなる。」

この言葉を教訓にして、新たなことにどんどん挑戦していこうと思う。

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