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お金もお酒もいらなかったあの頃が一番クリエイティブだったかも

ふと思い返してみた。何も持っていなかった、あの頃が一番クリエイティブだったかもしれない。

幼かったあの頃、友達と集まって自分たちで遊びを考えたり何かを作り上げたりする時間は、とても特別なものだった。

お金もパソコンもスマートフォンもなかったけど、アイデアは無限大。お金がなかったからこそ、工夫して楽しむ方法を見つけていた。

友達と公園で独自のごっこ遊びをしたり、秘密基地を作ったり、手作りのものを交換し合ったり。そんなシンプルな時間の中で、たくさんのインスピレーションが湧いていた。

幼少期だけではなく、中学生・高校生の頃も同じように言える。お酒という “オモチャ” を知らなかった、あの頃。お酒がなくても友達と一緒に過ごす時間はとても楽しかった。

放課後のマックでひたすら中身のない会話をしていたり、暇だからイオンをぶらついたり、文化祭の準備をみんなで頑張ったり、体育祭の大縄飛びでクラス一丸となって本気を出したり。

限られたモノの中でアイデアを形にすることが、かえってクリエイティブな力を鍛えてくれたのかも。

今の自分はどうだろうか?お金もある程度自由に使えるし、お酒も楽しめる年齢になった。でも、あの頃のようなクリエイティブなエネルギーは少し薄れてしまった気がする。

お金があると、つい簡単な方に流れてしまい、何かを工夫して作り上げる喜びを忘れてしまう。お酒に頼ることで、日々のストレスや疲れを一時的に紛らわすことはできても、本当の意味での心の豊かさや創造力を感じる時間は少なくなってしまったかもしれない。

お酒もお金もいらなかったあの頃が一番クリエイティブだったのかもしれない。

でも、それは過去の話ではなく、今も取り戻すことができるのだと思う。少し立ち止まって、シンプルな楽しみ方を見つけ直し、友達との純粋な時間を大切にすることで、また新たなクリエイティブなエネルギーを感じることができるはず。

少しだけ過去を振り返り、あの頃の自分を思い出してみる。きっと、新しいインスピレーションが湧いてくるはず。

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