君に届け〜3RD SEASON〜が始まったの。嬉しくて泣くの。
自分が人生で唯一、初巻から最終巻まで揃えた長編漫画、それが『君に届け』だ。
そんな大好きでたまらない作品の嬉しいニュースがある。なんと2011年に放送されたテレビアニメ『君に届け 2ND SEASON』以来、13年ぶりのアニメ続編が、8月1日にNetflixにて世界独占配信がスタートしたのだ。
久しぶりのアニメ続編制作では、作画や声優陣の変更がよくある。多少の変更は仕方ないが、大きく変わると既存ファンはショックを受けるもの。だからこそ、待っていたファンとしては「そのまま」を期待してしまう。
その点、『君に届け 3RD SEASON』は既存ファンにとって大喜びの作品だと言える。アニメの質感はそのままに、声優陣もほとんど続投しているのだから。さらに、Netflix独占配信だからなのか、各エピソードの尺が約1時間で、中途半端なところで終わらずに次の話に入り込めるのも嬉しい。
ファンが望んでいた3期そのもの。
以前、別の記事で学生時代に風早君に憧れていた話をしたことがあるが、
今回の3期が始まるにあたって、改めて自分がなぜ風早君に憧れ、『君に届け』がこんなにも好きなのかを考えてみた。
そして、わかったことがある。自分は『君に届け』の心が綺麗な登場人物たちが好きなのだ。たくさんの壁にぶつかりながらも、素直な気持ちで乗り越えていく彼らを見ていると、気づいた頃にはメインキャラクター全員のファンになっている。
時には友達や恋人、家族、先生などの周囲の人たちの力を借りながら、自分と向き合い成長していく姿は実に美しい。彼らからは「素直で誠実な気持ち」で生きる大切さを教えてもらえるのだ。
社会で生きていると、汚いものを見たり、悲しくて辛いことも多い。「なんか人間って嫌だな」って思ってしまう時もある。そういう時こそ、この作品を観てほしい。アニメだからもちろんフィクションだけれど、人間の良さを感じさせてくれる、そんな作品なのだから。
『君に届け 3RD SEASON』が、またたくさんの人の心に温かい光を届けてくれることを願っている。ぜひ、新しいシーズンを一緒に楽しもう。