動かざること山の如し

連日報道される新型コロナウイルス。

この状況でどう振る舞うか考えていると、ふと高校生の頃から大好きな黒澤明監督作品 影武者のことを思い出した。 武田信玄の影武者が主人公。武田信玄の代名詞といってもいい、風林火山について語られるシーンがある。

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ふうりん-かざん【風林火山】
戦いにおける四つの心構えを述べた語。

其その疾はやきこと風の如ごとく、其の徐しずかなること林の如く、侵掠しんりゃくすること火の如く、動かざること山の如し」の略。

風のように素早く動いたり、
林のように静かに構えたり、
火のような激しい勢いで侵略したり、
山のようにどっしりと構えて動かない意。

転じて、物事の対処の仕方にもいう。
時機や情勢などに応じた動き方。

この言葉を思い出して、今は動かず山のようにどっしりと構えておくのがいいのかなと思った。

映画では、武田信玄死後、三年は動くなという信玄の遺言を、武田家は影武者をたてて守っていた。しかし物語終盤、影武者であることが周囲に知られ、影武者は武田家から追放されてしまう。武田勝頼は、武田家の当主となる。下賎の身である影武者を父と奉らなければならなかったことに不満があった勝頼は、家臣達の反対を振り切り、信玄の遺言を破り信長へ攻め込む。信長は山が動いたと大いに喜び、長篠で鉄砲隊で武田の騎馬隊を壊滅させた。 かの有名な長篠の戦いだ。

https://www.youtube.com/watch?v=XzR87VBlaoo&t=3s

この映画から学ぶこと。

自粛自粛と嫌になるが、動かないことも大事なのかもしれない。

動く時期を誤り、最悪コロナに感染してしまっては、武田の騎馬隊が壊滅してしまうようなものかもしれない。

今は我慢の時なのかもしれない。正直、飲食営業もイベントも、スイーツの販売ももっともっとしたい。
けど今は動きを抑えて家で本を読んだりして知識を蓄えたり、語学を磨いて世界に出る準備をしたり、畑を耕して自給自足に一歩でも近づけて身を固めることが重要なのかも。

この機会にしっかり地に足をつけよう!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます😊

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