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就活と洋服

私はほんの数日前まで就活生でした。



繊維業界を志し就活を続け、来春から念願だった繊維に携わることになりました。

適切な価格で洋服が販売されること。

日本の繊維工場が元気になること。

これらが当たり前になること。

これが私の夢です。


目次
自分語り。就活語り。
僕らの屋根裏部屋参加のきっかけ。
繊維業界。
夢。


就活の為に徳島と大阪・東京を高速バスで移動する日々。
3月の就活解禁から60以上の企業を受けていましたが中々思うようにいっていませんでした。

いつものように5:55の始発の高速バスに乗って大阪に面接へ向かっているバスの中で僕らの屋根裏部屋のメンバー募集しているのを拝見しそこに書かれている言葉を読みすぐに応募したことを覚えています。

私はずっと繊維業界を志望し就活を行なっていました。繊維業界とは、名前の通り糸や生地といった繊維を扱う業界です。

最初は洋服が好きだからモノづくりに携わりたいという単純かつ明快な理由からでしたが業界研究を進めるうちににモノづくりに対する想いやこれからこうなればいいのにと言った情熱のようなもを強く持つようになっていました。

しかし面接でそれらを話せば話すほど面接官には苦い顔をされる毎日。

今の繊維業界の普通は賃金の安い国でコストをかけずに大量に洋服をつくること。


私自身、アメリカのReformation(リフォーメーション)や日本のFactelier(ファクトリエ)のような環境配慮やコスト透明化を行うビジネス展開に興味を持っていました。

私が想い描く仕事と繊維業界の普通がマッチしていなかったので受けが悪いのも無理はありません。きっとボランティアじゃないんだからそんな理想だけ語られてもね、くらいには思われてたのかもしれません。

そんな混沌とした就活ライフを送っていたときに遠藤さん古江さんの投稿に目が止まりました。

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「健全なもの」「本当の価値」

あぁ私がずっと面接で語っていたのはこれで、この人たちはそれを多くの人に発信し成し遂げる為の道を歩いてるんだと思いました。

私もこの人たちと一緒に未来を見たいと思いバスの中から応募したのを今でも覚えています。
これが僕らの屋根裏部屋に応募したきっかけです。


今の日本は環境問題×ビジネスを嫌います。

環境に配慮していたらビジネスとして成り立たないという風潮がまだまだ根強く残っていると個人的に思っています。

世界に工場を持ち賃金の安い国を探し歩く。

工場で洋服が出来た段階から値札には割引きシールが貼られ出荷前から割引きされているというのも珍しくありません。

しかし世界に目を向けると

環境に配慮を示さないビジネスは投資家達から融資を受けれなくなっています。

2013年にはファッション業界の汚点と呼ばれる縫製工場が入った商業ビル「ラナ・プラザ」の崩壊。

繊維廃棄量の増加。

挙げだすとキリのないほど様々な問題に直面しています。

これらを解決することは決して簡単なことではありません。

それでも洋服が好きで更にはそれを仕事にしようとするからには向き合って行くべき問題だと思っています。

そしてまずは洋服を買う全ての人のクローゼットに一着でも環境に配慮された適切な価格の服が並ぶようになりますように。
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生産過程や原価・生産者の名前が乗る洋服を作ること。

日本の作り手が輝ける場所になること。

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まだ社会に出たこともない未熟な大学生ですがこれらのことに少しでも力になれたらなと思います。

今私がnoteに書き記したことは綺麗事かもしれません。実現出来ないかもしれません。
それでも挫けそうになったとき私はこの言葉を思い出します。

明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。

ガンジーの言葉です。
今できることに全力になり、これからの為に学び続ける。

僕らの屋根裏部屋の皆さんから多くのモノを学び、吸収し自分自身も誰かに影響を与えられるような大人になるつもりです。

今私に書けるのは就活の事くらいですが逆に
新鮮かなと思うので書いてみました。

このオンラインサイトやみなさんの活動が実りの多いものとなりますように。

2019.10.11 山崎美和(MIWA YAMASAKI)


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