今のすとぷり5人の、ななもり。さんへの思いと葛藤。
活動休止となったすとぷりのななもり。さんを
除いた5人でのステージとなった2022年5月
4日、5日のすとぷり東京ドーム公演。
リーダーであり所属会社の社長でもある
ななもり。さんの不在はあまりにも大きく、
5人でライブを行うと発表された後の生放送や
動画は、本当は箱推しである娘にとって嬉しい
全員集合のシーンでも、どうしても「やっぱり
5人かぁ」という一抹の寂しさが付き纏っている
ようでした。
そのため、予定されていた武道館のバーチャル
ライブ、東京ドームのリアルライブがどんな
雰囲気になるのか、また、ななもり。さんへの
思いをどう心の中で消化してライブを楽しめば
良いのか正直わからない、というのが 娘の
本心のようでした。
その他の多くのリスナーさんたちの思いも同じ
だったのではないでしょうか。
でも、ななもり。さん以外の5人のメンバーが
大変だけど頑張っていこうと心に決め、楽しい
ライブを作るためにハードスケジュールを
こなしてきたのも知っているので、それを精一杯
楽しみたいという期待もありました。
だからこそ、武道館でのバーチャルライブ直後の
東京ドーム公演でありながら2日間満員になる
くらいの人が駆けつけたわけです。
メンバー自身は、ななもり。さん活動休止発表
後の公式生放送以降、特段ななもり。さんに
対して言及することはありませんでした。
そのため、5人での生放送、動画投稿、歌って
みた動画投稿、そしてライブとななもり。さんの
いないすとぷりの活動が精力的になればなる
ほど、もうななもり。さんはすとぷりに帰って
こないのではないか、5人はななもり。さんを
切り離してしまったのではないか、いや、でも
メンバーとななもり。さんの信頼関係はそんなに
容易く揺らがないのでは?という不安や疑心
暗鬼、憶測が広がっていたのも事実です。
リスナーさんの考えも様々で、
ななもり。さんの帰りを待っている人、
ななもり。さんは戻らない方が良いと思って
いる人、それぞれの意見があります。SNSを
見ていると、はっきり主張をする人もいれば、
どちらの意見も主張しづらい人もいるという
状況で、すとぷりへの「好き」を言葉にしたくて
も素直に表現できないような空気がありました。
私はそんな空気を感じながら、
できればすとぷりのななもり。さん以外の5人
から、ななもり。さんに対してどう思っている
のか今の気持ちを聴かせてもらえたら、
リスナーの気持ちも大分落ち着くのではないかと
思っていました。ただ、ライブまではメンバー達
も必死に集中して頑張っているので、ライブ後に
でも気持ちが少し落ち着いたら話してくれる
機会を作ってくれればいいと思っていました。
娘にもメンバーたちのタイミングと気持ちを尊重
して待ってあげようと話をしていました。
そんなふうに思って参戦した東京ドームライブの
1日目。楽しいライブも終盤の、アンコールの
時にメンバー一人一人から来てくれたリスナー
へのメッセージがありました。
その中で、さとみくん、ジェルくん、莉犬くんが
ななもり。さんに関するコメントをしたのです。
その前にコメントしたるぅとくん、ころんくんは
直接名前は出しませんでしたが、
おそらくななもり。さんの件を指しているのでは
ないかな?と思わせる内容がありました。
さとみくんは、夢の舞台に立てたことの感謝を
述べ、少し考えたように間を置いた後、
夢が叶った舞台だったからこそ
「6人で立ちたかった」と言いました。
その瞬間、客席のリスナーから小さな悲鳴の
ような声が上がりました。
そして「みんなのことも、メンバーのことも
大好きだし、なーくんのことも大好きだし」と
呟くように語った時にはさらに啜り泣く声が
聞こえてきました。
私の娘も本気で泣いていました。
ジェルくんはななもり。さんとはたくさんの
思い出がある、として、当たり前のように隣に
いたななもり。さんがいない寂しさを率直に
語りました。
すると、ジェルくんのオレンジ一色だった
会場のペンライトが、ジェルくんの寂しい
気持ちに寄り添うようにぽつりぽつりと
ななもり。さんの紫色に変わっていきました。
莉犬くんは、ななもり。さんのことはすごく
ショックで悲しかったけれど
「俺が辛かった時なーくんだけが救ってくれた
こと、すとぷりのために頑張ってくれた事実は
変わらない」と
声を上げました。
その時また、客席のリスナーからは泣き声が
上がりました。
しばらく語ることのなかった、
メンバーのななもり。さんへの思い。
リスナーと同じようにやりきれない思いを
しているメンバーの気持ちが分かったことで、
幾分心の傷が癒やされたリスナーも多かった
のではないでしょうか。
ライブ終了直後、彼らが放送したツイキャスでの
公式生放送でも、この日のライブでのコメントと
同じような話を来られなかったリスナーさんにも
共有してくれました。
この日の放送の録画はこちらに残されています。
https://twitcasting.tv/c:stpri_info/movie/730539528
この放送では、るぅとくん、ころんくんも
ななもり。さんに対する気持ちを語っています。
この日のコメントでわかったのは、
彼らがライブに向かうまでの葛藤です。
ななもり。さんが起こしてしまったことが事実と
して消せないように、
ななもり。さんがすとぷりのために、メンバーの
ために頑張ってきたことも、リスナーに話して
いたことも事実。
だから、このグループ史上最大規模のライブの
ステージに連れてきてくれたななもり。さんと
一緒にいたかったという思いと共に、
そのななもり。さんのしたことで一緒にいられ
ないという事実も受け止めないといけないという
のは、本当にもどかしいですね。
また、足を止めることも選択肢にはあった
けれど、今のすとぷりを必要としていて応援して
くれる、楽しんでくれるリスナーはたくさん
いて、その人の居場所としてすとぷりの活動を
守りたいし、リスナーの声に背中を押されて
活動することでメンバー自身も救われていると
いうことから、これまで通りすとぷりは続けて
いく、という強い意志も分かりました。
そして、今後のすとぷりについては
さとみくんが
まだ「どうなるかわからない」と言っていました。
だから、今はこの葛藤を抱えながらも
すとぷりの活動は現状の形で今しばらく継続して
いくということなのだと理解しました。
リーダー不在の5人でライブをする、
すとぷりを続けようとというのは
大きな決断だったと思います。
おそらくこれまで、
こうしたグループの方向性を決めるような大きな
決断はななもり。さんが舵をとることか多かった
はずです。
今回は5人で決めたこととはいえ、それが、
ななもり。さんの引っ張ってきたすとぷりの
リスナーに同じように受け入れられるのか、
正しい判断だったのか、5人はとても不安だった
のではないでしょうか。
でも、ライブの大成功でそれが間違ってなかった
と分かり、きっと大きな自信になったんだなと
言葉の端々から感じ取れました。
また、メンバーの想いが私が個人的に感じていた
こととそれほど離れていなかったことにも安心
しました。
そして、メンバーの今の率直な気持ちを知る
ことで、不安で疑心暗鬼だったリスナーの心の
ざわつきが少しでも穏やかになったらいいなと
思います。
ライブ終了後、娘は
「あー、やっぱりすとぷり大好きだなぁ」と
呟いていました。
娘はななもり。さんが好きで、
ななもり。さんを含めたすとぷりみんなが好き
です。
もちろん、今回のことの重大さも理解していて、
ななもり。さんが戻ってこない未来も
少しは覚悟しているようです。
それでも、今の5人のすとぷりでも、
好きだと言っていました。
それは、今回、メンバーの葛藤する気持ちを
聞かせてもらったことで、より深まったよう
です。
それは、私も同じ気持ちです。
今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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