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なぜチェロを習うのか

最近人と話す際にチェロを習い始めたことに触れることが増えた。チェロを弾くのが毎日の癒しになっており、単純にめちゃくちゃ楽しいと感じているからだと思う。
よく「なぜチェロを始めたのか」と聞かれるのだが、うまく説明できなかったので自分なりに考えをまとめてみた。
もともと小さい頃にピアノを習っており、学生時代の合唱コンで人前で歌いたくないあまり、すでにピアノを辞めていたにも関わらずピアノの伴奏を買って出ていた。中学生の頃にお年玉でアコギを買い、高校では軽音楽部に入ってベースをやった。あと、なんとなく中学生くらいからジャズを好きで、ちょくちょく聴いていた。どれもギター/ベース弾ける私、ジャズ好きな私めっちゃかっこよくね?みたいな下心からだったと思う。
楽器についてはギターとベースはわかるものの、ラッパ系?金管楽器?の区別はほぼつかないし、バイオリン系も全然わかっていなかった。
実際チェロの存在を知り、弾きたいとまで思うようになったきっかけを作ったのは以下の出来事たちだと思う。

  • UNDERTALEというインディーゲームの音楽に浸かった

  • MUSICエンジンさんのUNDERTALEのオケコンを配信で見て感動した

  • OMORIというインディーゲームにハマり、そのストーリーの主軸となる弦楽器(ピアノとバイオリン)に惹かれた

  • MUSICエンジンさんのOMORIのオケコンを生で聴いて体中から力が抜けるほどの没入感と感動があった

  • クラシックにハマり、チェリストの新倉瞳さんの「死の舞踏」と「チャルダーシュ」を好きになった

  • 新倉瞳さんのリサイタルへ行ってチェロの生音を聴いて「私にはチェロしかない!」と思った

  • 調べたらたまたま近所にチェロ教室があった

この他にも、好きな作品のオケコンのキービジュで好きなキャラがチェロを弾いている絵が書き下ろされたり、チェロを知らなくてもチェロを好きになる機会に囲まれて生きてきていたな、と思う。
今思えば、ピアノをやったことにより得た音感や楽譜の読み方などの知識、ベースやギターをやったことにより得た左手で弦を押さえて右手で爪弾く感覚、これらは今チェロと出会うために経てきた経験なんじゃないかと思う。
実際に初めて弾いたときは拙いながらも音の響きの心地よさと耳に馴染む感覚に驚いた。私は比較的背が高く手も長めで大きい方なのだが、おかげでかなりチェロを弾きやすい。こんなことすらチェロと出会うためだったのかも、と思える。それくらい「これだ!」という感覚が強くある。

当面の目標はサン=サーンスの「白鳥」を弾けるようになることである。まだまだ時間がかかりそうでとても楽しい。
アザラシヴィリの「Song without Words」とか、ルドヴィコ・エイナウディの「黒い雲」とかもいつか弾けるようになれたらいいなと思う。「死の舞踏」とか「チャルダーシュ」は5年経っても弾けるようになるか怪しいが、目標にするのは罪ではないと思う。


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