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多分好き

昔から家電愛があると思う。

うちの中で特に好きな物は、ホリスティックキュアのドライヤー。

家電はいい。快適性を上げてくれる。

昔からそんなに化粧っ気がなく、宝飾品にもあまり興味が無いので、プレゼントは家電などの実用品ばかり買ってもらっていた。本当に色気がない。

そして料理が好きな私がたまに使うアイツ、たまたまお店で1台限定3000円。2008年生まれの14歳でたまたま手に入れた銀色のアイツは、クイジナートのミニフードプロセッサーである。

調味料や1~2人分の量の入る0.5Lなのだが、頑張りすぎると必ず30分休憩される。

熱くなりすぎるとダメなのだ。

でもその度に『今度こそ壊れてくれた?』『書い直すチャンス?』『印度カリー子のブンブンチョッパー買ってもいい?』『もういい?』『今までありがとう、さようならしてもいい?』と思う。

で、今回ももちろん壊れていなかった。クイジナートは無理しない、出来る子なのだ。

今日私は13時から18時ごろまでろくろを回し続けてしまった。流石に疲れたし、また接骨院の先生に怒られそうだ。働きすぎよ、と。私も無理しない、出来る子になりたい。

それでも最近やっと自分の時間の使い方がわかってきた。焦る時ほど、休憩をすること、少し身の回りを整理すること、そして1日の段取りを朝書いておくこと。

もっと前は自分の整理ができていなかった。それで何人もの人にいらない心配をかけてしまったり、迷惑をかけてしまったりした気がしている。

でも最近やっと分かった。自分のことを優先していいこと。何より、1番に自分の時間を、整える時間を大切にすること。

私は昔から私は人のために動くことが好きで、人のために動きすぎて疲れてしまうところがある。 

昔、同期の作家仲間と3人で合宿をしたことがある。若手作家は展示会中の滞在費を少しでも安く済ませるため、ご当地の美味しいものも食べたいからいつも必死なのだが、この時、同期の仲間の世話を甲斐甲斐しくやっていた。
例えば洗濯、夜ご飯の準備、朝起こしてあげること。
その時言われた。『男がダメになるのもわかる』『ふみふみといると楽すぎるもん』だそう。大事に思うからこそその人に対してやり過ぎる。いつもそうだった。

でも、自分を大切にしていなかったら全部後で皺寄せがくる。自分を大切にして、人のために動けるならば1番いい。

そうでありたい。

今年の自分へのプレゼント家電は今あるコタツをリニューアルしたもの。天板を大工さんに作ってもらうのだ。出来上がりがとても楽しみ。

私が使うのではなく、民泊のお部屋で使ってほしい。自分が本当にしたいことで人に喜んでもらうこと、作家活動と一緒で共感できるものはやはりいい。

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