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教えてくれた人

私の親友はニュージーランドにいる。

高校を卒業してすぐ働き、3年間で1000万を貯め、アメリカに留学して国際結婚。今はニュージーランドに住み、イラストを描いて暮らしている。とても尊敬している。

高校時代の同級生達は、イギリス、インドネシア、エチオピア、香港など国際結婚の子が何故か多い。また、海外で活躍する子達もとても多い。海外の人は、自由で女性が強くても許容してくれる旦那さんが多いのかもしれない。

私の高校時代はデザイン科という学科だった。
デザインと言ってもファインアートも勉強する学科で、素材研究やコースによっては木工、陶芸、写真などを選択しすることが出来た。

自由で普通なら変と言われるようなこともみんなで『変は褒め言葉』と言っていい所探しをする3年間。全員が個性と個性のぶつかり合い。パワーに満ちた幸せな日々だった。

高校生は未来を描ける時。私は何故かフランスに行こうと思ってなんとなく親友に相談してみた。何しに行くの?と聞かれて、行けばなんとかなるでしょ〜と。

当時行き当たりばったりだった私に、その時ばかりは親友から叱られた。

『そんな無計画になんとかなるだろーって行っても何ともならないからね!あっちにいって食べて行けなくなったらどうするってちゃんと考えないと!』

そして、大学くらいまでピアノ、水泳、茶道、習字、学校に行くことも何でも中途半端にしかやってこなかった私は親に何度も何度も叱られた。

『あんたは何でも人のせい!最後まで決めたことをできないなら最初からやるな。』

親友も親もなかなか辛辣なことを言ってくれると思う。家族や本当の友人ってそういうものなんだよな。

確かに今、私が何かをやる時に考えていることは、決めたらやりきること。初志貫徹。毒を食らわば皿まで、沼にどっぷり浸かることも厭わない。やり切った後に見える景色が変わればそれもまた楽しいじゃないか。

なかなか難しいこともあるけれど、計画することは親友に、最後までやりきることは親に学んだのかもしれない。

学生時代は良かったとは一生言いたくない。いつも今が1番でありたい、これは高校を卒業した時から思っている自分への約束。

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