【映画感想】ルック・バック
ルックバックを観ました。
映画館で観るのが好きで、観たい作品を探していて、やたら上映館や上映時間が多くなっていて、気になっていました。
台風の日に、予定がなくなり観てきました。
私も新潟のなかでも山の中、田舎出身のため風景をみて田舎を思い出しました。
最近泣くことはなかったのですが、久しぶりに号泣した映画です。どうした?っていうくらい。
いい大人なのに、感情を揺さぶられました。
そして、クリエイターっていいなと思いました。
以下、ネタバレもあり。
内容を知りたくない方はご注意ください⚠️⚠️⚠️
漫画の原作は読んだことはなく、ほぼ作品の情報なしで鑑賞。
学生新聞で4コマ漫画を書いている藤野。
不登校の京本が、学生新聞に4コマ載せたいとなり2人の絵が、学生新聞に掲載されるようになる。
京本も絵が上手く、京本の絵がみんなに褒められていて刺激を受けた藤野もそれから絵を描くことに夢中になるが、あまりにも絵ばかり描いているため高校生になるのにと心配した家族や周りの人からいろいろ言われて絵を描くことを辞めてしまう。
卒業式の日に、藤野が京本に卒業証書を持っていき、はじめて会うことになる。
この時の、引きこもっていた京本が裸足で部屋から走って出て来て、藤野の漫画に対する熱意を語るシーンは、良かったです。
サインをくださいと言うのもかわいい。
それを機に藤野と京本が仲良くなり一緒に、漫画を制作するシーンも楽しそうで。
それから2人で描きあげた漫画が賞をとり。
一緒に街に出かけるところも印象に残ります。
そのまま2人で漫画を描き続けるかと思いましたが、京本はもっと絵が上手くなりたいと美大に進学し、藤野は漫画家になります。
高校生でこんな、決断をする2人。
わたしは心のどこかでまた、2人で漫画を描くのではと思ってしまいましたが、月日が流れて京本が事件に巻き込まれ、亡くなってしまいます。
京本の部屋に行く、藤野のシーンではもはや涙が止まりませんでした。涙腺崩壊。
京本の藤野への想いが京本の部屋に溢れているように感じました。
また、最初の方に見たシーンが、後からジワジワきて、余計悲しくなりました。
この京本が巻き込まれた事件は、京都アニメーション放火殺人事件を思い出しました。
1時間ほどと、短い映画でしたが、音楽もいいし、1時間とは思えない内容の濃さです。
原作はジャンプで読み切りで連載されていたとか。こういう漫画もジャンプに掲載されているとは、意外でした。
また、京本の声優をされた吉田美月樹さん、初めての声優の仕事とルック・バックの公式ホームぺーのプロフィールに書いてあり驚きました。
一生懸命さと可愛さが出ているのか、京本にピッタリだなと思いました。
私はもう、大人で事務の仕事ですが大学生とかクリエイターで、この映画観たらまた違うものを感じるんだろうなと羨ましく思います。
もう一度、ミニシアターで観たいです。