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俯瞰スナップのコツ〜スナップ考察#9

ストリートスナップを撮っていると、人の視線が気になる方もいると思います。私はかれこれ5年ほどストリートスナップを撮っていますが、いまだに正面から人を写すことに躊躇しています。

確かに正面から写すことができれば、表情やしぐさを捉えることができるためインパクトのある写真になります。

しかし、見ず知らずの人から突然撮られることに抵抗感を持つ人が多いのは当然で、街で撮っていて怒られたり、追いかけられたりしたこともあります。自分が逆の立場に置かれたら絶対に嫌な気持ちになります。

このような理由から、人を正面から写すスナップは苦手です。しかしスナップは撮り続けたい…

そんな私が出会ったのは俯瞰スナップでした。

俯瞰スナップの魅力

俯瞰スナップは高い所から撮ることで被写体に気づかれにくく、自然な状況を写すことができる点が最大の魅力です。

ホテル展望スペースから
駅ロータリーから
橋の上から
展望台から
オフィスビルの2階から

街で被写体の前や後ろから撮影すると勘付かれることが多く、端に寄ってしまったり道を譲られたりといった配慮をされてチャンスを失うことがあります。

また俯瞰スナップでは構図を決め切ることができるのも魅力的です。高所で構図を決めておいて、ターゲットとなる被写体の通過を待つだけです。
地上でも構図を決め切ることはできますが、状況によっては通行人へ道を譲る必要があり、イチから構図を再構築する必要があります。

そんな俯瞰スナップですがデメリットもあります。

俯瞰スナップのデメリット

俯瞰スナップには地上で撮るスナップと比べた際のデメリットがあります。

距離感による迫力の欠如

高所から狙うということは即ち、被写体への距離があるということです。
距離感があることで被写体の持つ迫力が失われます。

例を挙げるなら、表情やしぐさといった部分は伝わりにくいです。

伝わりにくい写真になりがち

前述の通り俯瞰スナップでは被写体への距離感があるため、何を撮りたいかを明確にした写真にしないと伝わらないため難しいです。

NG例

俯瞰スナップにはこのようなデメリットがあるのですが、伝わる写真にするコツがあります。今回はそのコツを伝授していきます。

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