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カナダの大学で教授がストライキ!授業が3週間なくなる(笑)

皆さんこんにちは!

今日もカナダの大学についてです!というか、自分の大学で起こった珍事件についてです!

今週月曜日、ニュースが入りました。

自分の母校を含める複数の学校で教授や教員がストライキを始め、無期限で授業や宿題がすべてなくなりました。(笑)

「もうとっくに大学を卒業したから関係ないじゃん。」と思われる方もいるかもしれませんが、実は、自分が大学1年生だった6年前の同じ時期にも同じ事件が起きました!

日本では大学の教授陣や学校の教員がストライキとかデモを始めるとか聞きませんが、カナダでは普通にあります。

なぜ大学の教授がストライキを起こすのか?

理由は他のストライキと一緒です。

教授という仕事は給料が高く、とても安定していますが、教授も皆労働者です。

賃金の値上げ、労働環境の改善を求める労働組合に守られています。

6年前、冬学期が始まったばかりの1月後半。自分の大学の教授陣がストライキを起こすかもしれないといううわさが広がりました。

教授達も授業中に給料や有給休暇など、福利厚生に関する愚痴を生徒の前で漏らしていました。

2月に入り、うわさが現実に、、、

週末に大学からメールが入り、月曜日から教授のストライキが始まるため無期限で授業や課題が取り消しになると、、、

大半の生徒はどんちゃん騒ぎでパーティーを始めましたが、自分は正直ショックでした。

その週に提出する予定の長い論文を書き終えたばかりだったからです、、、

一生懸命書いたものでしたが、ストライキが始まったため、提出する必要がなくなりました。

もちろんストライキがいつ終わるのか知る由もありませんでしたが、過去の別の大学のケースですと、学期末まで続き、当時の在校生は皆、1学期分の単位が取れず授業料も返ってこなかったと、、、

ストライキは結局3週間続きました。

その間、カナダ人の同級生は皆実家に帰っていったため、自分の大学がある学徒の街は閑散としていました。

自分の寮も無人化し、週末のパーティーもなくなってしまいました。

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ストライキ中は上の写真の通り、教授がバナーをもって町中をデモ行進していました。

大半の留学生は寮に取り残されましたが、日帰り旅行などで暇をつぶしていました。

自国に帰省した生徒もたくさんいました。

冬学期だったため、授業もイベントもなく、自分はスキーに行ったり近くの町に行ったり、NETFLIXを見たりと時間をつぶしていました。

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ストライキ3週目の週末、大学からメールが届き、授業再開が発表されました。

賃金問題は州議会に持ち出されましたが、解決策が決まらないため延期となり、とりあえず授業再開になったようです、、、

直前の授業再開の連絡でしたので、帰省した生徒はほとんど帰ってきませんでした。(笑)

さらに、授業再開1週間後はReading Weekという名の1週間の春休みでした。

ですから、帰省したまま戻ってこなかった生徒は5週間の休暇を取ることになってしまいました。(笑)

授業料を払ってるのラッキーなのか分かりませんが。

残念なことにストライキの期間につぶれた3週間分の授業は返ってきませんでした。

そのご、授業料返還を求める生徒のデモ行進も始まりましたが、最終的に授業料は返ってきませんでした。

それから6年がたった今、自分の母校でストライキが再び始まりました。

デモ行進が自由にできること、それだけでもカナダは幸せな国かもしれません。

今回はここまでです。

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