トレーニーの日常 【トレーニング頻度編】
私はトレーニングを週6で行なっている。
トレーニング頻度が多ければいいというものでは決してない。しかし少なすぎるのも問題だろう。どの程度の頻度で行えばよいか、今回はその点にフォーカスしていく。
まず結論としては、トレーニングの頻度は目的によるといったところだろう。
ダイエット目的で運動しにいくのであればなるべく毎日行ったほうがいいだろうし、ハードな筋トレをしたいなら相応の休息も挟むべきだろう。
また、その日の疲労度合いなどをみてやるかやらないかをコントロールし、その結果、頻度が揺れ動くのもやむを得ないと思う。
トレーニングを始めると、最初は1日に全身を鍛えるようなことから入ることが多い。そこから、徐々に部位を分割して日ごとに変えていくようなアプローチをとるように自然となっていく。
前者の場合、全身トレーニングをそれなりの強度で行なっていれば、毎日というのはかなり疲労が溜まってしまうだろう。逆に全身トレーニングを休息も挟まずに毎日できるようでは、おそらく大した強度で行えておらず、筋力向上もあまり見込めない。しっかり効果が出る強度で全身のトレーニングを行うのであれば、トレーニング頻度は週3回程度に自然と収束していくのではないだろうか。
一方、全身を部位ごとに分けてトレーニングする方法では、基本的にある部位をやったら、次のローテーションが回ってくるまでその部位はやらない。例えば、胸・背・肩・腕・脚という5つに分けている人が、ある日胸をやったとすると、次に胸が回ってくるのは早くて5日後となる。
その間、胸は休むことができるため、たとえその人が10日連続でトレーニングを行ったとしても、胸単体では十分に休息できている。ということは、この分割するという方法は、対象筋の休息という意味においては、トレーニング自体を休む必要性は特にない方法と言える。
しかし、連続的なトレーニングは疲労を誘発するため、たとえ筋肉が休めていたとしても、内臓や神経は疲弊する。それにより、全体的な疲労感が取れなくなり、結果としてトレーニングの質が落ちるどころか怪我すら起こしかねない。
やはり適度な休息は必要不可欠だと考える。
また、若いころは疲労など考えずにガンガントレーニングをできるだろうが、年を重ねるとあちこちに不調を生じるという人はかなり多い。
そういう人が若い頃と同じ頻度でトレーニングをすれば、高確率で身体に何らかの支障を来たすだろう。気持ちが先行してしまい、判断を見誤ってはならない。自分の身体と常に対話し、その頻度設定が正しいのか見直すのは大事だと思う。
トレーニングが楽しくてつい休息を忘れてやってしまったり、逆に全くモチベーションが上がらず極端にやらなくなったりなど、頻度は人それぞれだが、大事なのは目的と自身の体調に応じた柔軟な設定だ。
毎日やらないといけないなどとあまり考えを凝り固めずに、どこを目指しているから週に何回くらいはやらないといけなくて、最近の疲労度合いから換算してどの程度休息を入れたほうが調子が出るかなど、常に状況に応じた頻度設定を行なってほしい。案外理論よりも自分の感覚が物を言う話題だと私は思っている。
次回は、ジムマナーについて書こうと思う。
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